「かっこいいクワガタの飼育ケースが欲しい!レイアウトのことを考えれば自作ケースも良いかも・・・?」
かっこいいクワガタを育てるのであれば、飼育ケースもかっこいいレイアウトにしたいですよね。
今回は私が飼育しているニジイロクワガタの飼育ケースを、新しく自作していきたいと思います。実用性は正直低いので勉強材料として使えるか分かりませんが、何かの参考になれば幸いです。
クワガタの飼育ケースの自作に挑戦!必要なものは?
それでは早速、飼育ケースを作っていきたいと思います。飼育ケースを作るとは言っても、実際には背景のバックボードを作ると言ったほうが正しいかもしれません。
使用したものはこちらの通りです。新たに購入したのは飼育ケースと樹皮、エアープランツだけですので、3,000円でお釣りがきました。安いですね~!
- 飼育マット
- とまり木
- ベニヤ板
- 樹皮
- エアープランツ
- 脱走防止用のあみ
- ボンド
- のこぎり
- 紙やすり
- スプーン
- ニッパー
以前別に飼っているアトラスオオカブトの飼育ケースも同じ水槽で自作したのですが、その際は樹皮を自然採取しました。
その分仕上がりもかっこいいものとなりましたが、結構手間が掛かったので今回はホームセンターのコーナンで販売されていた市販品を使用します。値段は300円ほどです。
レイアウトには緑の装飾もあったほうが良いので、エアープランツも使用します。
エアープランツは水分をほとんど必要としない植物で、基本的に飼育ケース内へ霧吹きする際の水分のみで問題ありません。ホームセンターだとひとつ400円くらいしますが、100均のダイソーで売ってます。
このエアープランツはどこのダイソーでも置いている訳ではないので、レイアウトに使われる方は事前にダイソーに電話したほうが良いかもです。私も4店舗周りました・・・。
ちなみに、使用した水槽はコトブキのクリスタルキューブ300です。30cm四方で飼育スペースとしては充分過ぎます。
クワガタの飼育ケースの作り方は?
必要なアイテムが一通り揃ったところで飼育ケースを作っていきましょう!
まずは水槽の背景の大きさに合わせてベニヤ板をノコギリでカットしていきます。
私は家に余っていたベニヤ板を使いましたが、可能であれば木材の種類は針葉樹を選んだほうが良いです。ダニやコバエ防止になるのでオススメですよ!
次に、カットしたベニヤ板が水槽に入るかチェックし、ヤスリでささくれを取っていきます。
バックボードの元となるベニヤ板が完成すれば、そこに樹皮をボンドで貼り付けていきます。
一段目が張り終われば二段目を張り足していきます。一段だけだと奥行きが出ないですし、どうしても隙間ができてしまいます。
ただ、隙間を完全に無くしてしまうとバックボードにエアープランツを差し込めなくなりますので、適度なさじ加減で進めます。
良い感じに貼り終わりましたのでお日様に当ててボンドを乾かします。
ボンドが乾くのを待つ間に、以前カブトムシの自作飼育ケースの際に採取しておいた枝をカットしていきます。(産卵木ではなくとまり木として使います)
水槽の天井蓋にはお魚の流水装置を取り付けるための隙間がありますので、こちらも予め埋めておく必要があります。
バックボードを入れても昆虫が脱走しない大きさを図って、BBQ用の網をニッパーで切っていきます。
金網で手を切ってしまわないように必要に応じて軍手も使用してください。
今回は正方形の水槽ですので、このような形になりました。
実際にバックボードをセットして、昆虫が逃げる隙間が発生していないか確認します。これなら脱走の心配は無さそうです。
ボンドが完全に乾いたら飼育ケースにバックボードをセットし、飼育マットを敷きます。
飼育マットは予めガス抜きしておかないと飼育ケージ内の温度が上がってしまうので、忘れずにガス抜きしてくださいね。やり方はクワガタもカブトムシも同じです。
底に敷く飼育マットはスプーンやビンの底などを使って、強く押し固めていきます。こうすることで、この硬い土の部分に卵を産卵してくれます。
硬い土の部分の厚みは最低5cm程度は欲しいですね。ケースが大きい人はもう少し厚めでも良いと思います。
その上に、押し固めない柔らかい土を2cm~3cmかけます。
最後にエアープランツととまり木をセットして完成!なかなか良い感じじゃないでしょうか?
新しいお家にニジイロクワガタも喜んでいるように見えます。
卵を産卵させる予定の無い人は、ハスクチップレイアウトでもかっこいいと思います。
クワガタの飼育ケースレイアウトの注意点!
自作の飼育ケースを作る際の注意点として、飼育するクワガタがどこに卵を産卵するタイプのクワガタなのかを事前に知っておく必要があります。
私が飼育しているニジイロクワガタは産卵木でもマットでも卵を産んでくれる種類だったため産卵木を置かないレイアウトでも組めましたが、土に卵を産まないクワガタの場合、別途産卵木を置くスペースの確保が必要になってきます。
また、産卵木以外にも菌床ブロックと言う産卵グッズが必要なクワガタの種類も居るため、ご自身が飼育するクワガタの産卵タイプは必ず事前に調べておきましょう。
クワガタは基本的にこのいずれかの産卵タイプに分類されます。
- 土に卵を産むタイプ
- 木に卵を産むタイプ
- 土にも木にも卵を産むタイプ
- 菌床ブロックに卵を産むタイプ
産卵~孵化まで最も簡単なのは土にも木にも卵を産むタイプで、最も難しいのは菌床ブロックが必要なタイプです。参考程度に覚えておくと良いでしょう。
あと、孵化後の幼虫の飼育床材も種類によって分かれますので、そちらも合わせて確認することをオススメします。
飼育ケースの作り方 まとめ
自分の好きなレイアウトで組んだ自作飼育ケースはやっぱり良いですね~。毎日の飼育が更に楽しくなりますね!
今回は水槽を元に飼育ケースを作りましたが、もっと特大サイズの飼育箱のようなものも木材を使って作ってみたくなりました。また機会があれば挑戦してみようかと思います。
当ブログでは、この他にもクワガタ・カブトムシの育て方に役立つ内容を複数紹介しています。良ければ併せて参考にしてください!
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