「これからの季節、マダニからの感染症が心配!自分でできる予防や対策にはどんなことがある?」
マダニは春~夏~秋にかけてほぼ1年中活動する害虫で、様々な感染症のリスクがある大変危険な生き物です。場合によっては人間を死亡させてしまうほどの感染症もあるため、しっかりと予防しておく必要があると言えるでしょう。
今回は、実際にマダニに刺された私が皮膚科の先生に聞いた、自分でもできる感染症の6つの予防対策の方法をご紹介しようと思います。
マダニの予防対策6選!感染症を防ぐ方法は?
マダニの代表的な感染症には「SFTS」「ツツガムシ病」「ライム病」「回帰熱」などがあり、中には命を落としてしまうほど症状が重症化する感染症もありますが、残念なことに予防に有効なワクチンなどは現状見付かっていません。
ですが、しっかりと予防を行っていれば噛まれる可能性もグッと抑えることが可能ですので、皮膚科の先生に教えてもらった予防対策をひとつひとつ見ていきましょう!
マダニの予防対策1 草むらを避ける!
マダニは北海道から沖縄まで日本全国に分布していますが、生息地は基本的に同じで草むらの多い自然環境に生息しているそうです。
皮膚科の先生曰く、私がマダニに噛まれた場所も山の可能性が高いと言うことですので、可能な限り草むらの多い山や森、雑木林などには入らないほうが良いでしょう。
私が噛まれたであろう山の画像↓
また、マダニの活動時期は5月~6月がピークと言われていますが、私は3月に噛まれましたのでピーク時期以外もなるべく避けたほうが無難です。
マダニの予防対策2 野生動物との接触を避ける!
マダニは人間だけでなく犬や猫などの動物にも吸血し、場合によっては動物の体から人間に跳び移ることもあるそうです。
羽根がないので飛ぶことはできませんが、跳ぶことはできるとのこと。
私も野生の猫と戯れる機会があったので、もしかすると野良猫からもらった可能性もありますが、いまとなっては原因を突き止めることは難しいです。
戯れた野良猫の写真↓
もちろん動物自身が刺される危険性もありますので、犬や猫などのペットを飼っている方は特に注意が必要でしょう。
マダニの予防対策3 虫除けスプレーを使用する!
自然の多い環境へ行く際は虫除けスプレーを使うのも有効な対策方法のようで、マダニ以外の危険な虫(蜂やクモなど)も避けてくれるので絶対に使ったほうが良いとのこと。
これは素人が聞いても正に納得の理由ですよね。数百円で安全を買えると思えば安い買い物ですので、私も今後は積極的に使用して行こうと思います。
マダニの予防対策4 肌の露出を控える服装にする!
外の温度が暖かくなってくるとどうしても露出の多い服になりがちですが、マダニを予防対策すると言う意味では肌の露出を控えることも大切なようです。
基本的に長袖長ズボンであれば噛まれる心配はグッと減るそうですが、私は長袖長ズボンでも太ももの裏を刺されましたので、100%安全とは言えないかもしれません。
刺された太ももの裏の写真↓
靴とズボンの間の隙間から侵入した可能性もあるそうですので、草むらの多い環境へ行く人は長靴などを使用するのも有効だと思います。
長靴が難しい場合はハイカットの靴を履いていくか、少し暑苦しいですがハイソックスを履くのも有効な対策でしょう。
マダニの予防対策5 帰宅後スグに入浴する!
マダニの生息地である草むらの多い環境から帰ってきたら、真っ先に入浴するのが効果的とのこと。
マダニに刺されたあとであれば通常洗い流すことはできないようですが、刺される前の段階であればシャワーで簡単に流されてしまうそうです。
これなら私のように自分では直視できない場所をマダニがウロウロしていても、手っ取り早く駆除することができそうですね。
ちなみに、なぜ刺されたあとだと洗い流すことができないのかと言うと、口器(こうき)と言う血を吸うチューブの役目を果たす部分が、皮膚から抜けにくい構造になっているそうです。
私は手で引っ張って取りましたが、確かにかなり強く引っ張らないと全く取れませんでした。厄介な進化をしてくれたものです・・・。
本当は手で引っ張って取るのはNGで、取り方次第では更に悪い状況になるので気をつけてくださいね。
マダニの予防対策6 衣服をスグに洗濯する!
入浴と同時に必ず忘れず行ってほしいのが、衣服の洗濯とのこと。
もしも衣服にマダニが付いている状態でそれを放置してしまうと、マダニが跳んで色々なところに移動してしまう危険性があるそうです。
ペットに噛み付いたり家の中で繁殖してしまっても大変ですので、帰宅後は入浴と同時に洗濯機を回すようにしましょう。
マダニ対策 まとめ
実際にマダニに刺された経験のある人であれば分かっていただけると思いますが、気持ちの悪い生き物が体に数時間~数日付いているのは結構トラウマものです。
病院で適切な処置を受けたとしても、感染症の潜伏期間内は少しの体調の変化で「もしかして感染症?」と不安になり、精神衛生上も良くありません。
ここまで偉そうに書いてきましたが、私自身も事前に対策できるものはしっかりと防いで、余計な病気のリスクから体を守る癖を付けるようにしようと思います。
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