日本国内では、気温が上がってくる5月~6月の初夏と9月~10月の初秋がハエ発生ピークの時期となります。ハエの種類によっては冬でも生存している個体も少なくなく、ハエの被害に1年中頭を悩ませている方も多いのではないでしょうか?
今回はそんな方に是非知っていただきたい、手作りアイテムを使った簡単なハエの駆除方法をご紹介していこうかと思います。病原菌や病原体を媒介するハエ対策を事前に講じておきましょう。
ハエ退治ペットボトルの作り方は?
それでは早速、ハエ退治のペットボトルの作り方を紹介していこうと思います。今回は皆さんのご家庭でも、すぐに用意できそうな物を使って作っていきます。用意した物はこちらです。
【用意した道具】
- 500mlの空のペットボトル
- 桐(キリ)
- カッター
- スケール(測り)
- 砂糖 30g
- 日本酒 20cc
- お酢 15cc
測りが無い方であれば、大体の目分量で問題ありません。また、匂いが気にならないと言う方であれば、「砂糖+日本酒+お酢」の代わりに「匂いの出るもの+アルコール+水」でも効果はあります。(お魚の刺し身や生の肉など)
まずは、用意した空のペットボトルの底からcmのところに、ハエが通れる大きさの入り口をひとつだけ作ります。大きさはお任せしますが、大きすぎると簡単に出ていってしまうため、3cm四方までの大きさにしておくと良いでしょう。
入り口は四方ともくり抜いて穴にしてしまっても良いですし、私のように底の部分を残しても構いません。(底を残す場合、ハエが通れるように切りこみを入れた部分を折り曲げておきましょう)
ペットボトルは可能であれば、なるべく凸凹の少ない物を選ぶと良いです。これはハエが足を滑らせやすくなるためで、これにより、より沢山のハエを駆除することが可能になります。ちなみに、今回使っているボトルはCCレモンのボトルです。
次に、ペットボトルに桐(キリ)を使って複数の穴を開けていきます。先に空けた穴よりも上穴を開けていってください。これはハエの通り道となる穴ではなく、中に入れた物の匂いを外に出して、ハエを誘い出すための匂いの通り道となる穴です。ですので、無理に穴を大きく広げる必要はありません。
ここに、最初に準備しておいた「砂糖+日本酒+お酢」(または匂いの出るもの+アルコール+水)を入れます。ハエの出入り口となる穴から溢れないように注意して入れてください。
後はハエが集まりそうな場所や、通り道となる場所に設置するだけです。水分が蒸発して少なくなってきたらお酢を足しましょう。オススメの設置場所については後述していますので、参考にしてください。
ハエ退治はめんつゆでも可能?簡単に駆除する方法とは?
次にめんつゆを使ったハエの駆除方法を見ていきましょう。めんつゆもどのご家庭にも常備しているかと思いますので、すぐにハエ取りグッズを作成できるかと思います。用意した物はこちらです。
【用意した物】
- 要らなくなった容器
- スケール(測り)
- 水 50ml
- めんつゆ 10ml
- 台所用洗剤 10滴
測りが無い方であれば、大体の目分量で問題ありません。また容器はコップでも瓶でも何でも大丈夫です。ハエの死骸が入ることになるので、不必要なものを準備しましょう。
作り方はとっても簡単で、用意した要らなくなった容器に水50ml、めんつゆ10ml、台所用洗剤10滴を入れるだけで完成です。入れる容器の大きさに合わせて分量は調節してください。
先に紹介したペットボトルの中に、これらを入れても効果的でしょう。この方法はお手軽な反面、匂いが上方向からしか出てないため、先に紹介したペットボトルと比べると駆除できるハエは少なくなってしまいます。
ハエの通り道ではなく、何度もトラップの取替が必要な常にハエが集まる場所に設置するのであれば、こちらの方法が向いているかもしれません。
先に紹介したペットボトルも、めんつゆを使った方法も、どちらもハエが好む甘い匂いや発酵物の匂いで誘うトラップです。中に入ってきたハエの翅(はね)が、設置した液体に触れると飛ぶことが出来なくなってしまいます。
また、お酒や洗剤を入れているため、その成分により足で登ろうとしてもツルツルと滑って登ることが出来ません。そして、そのまま息絶えてしまうというトラップになっています。
ハエ退治のトラップは屋外屋内で使える?
自作ペットボトルおよび、自作めんつゆはどちらも屋外(野外)、屋内(室内)で使用することが可能です。まずは屋外に設置して様子を見ると良いでしょう。
屋外に設置したにも関わらず屋内でハエが見られる場合には、ハエの侵入場所にトラップが仕掛けられていない可能性があります。次に紹介するオススメの設置場所と照らし合わして、設置忘れが無いか確認してみてください。
それでも対処できない場合には、屋外に設置するトラップを増やすか、お部屋の中にもトラップを設置すると良いでしょう。ハエを駆除するためのアイテムの材料を見ていただいてお分かりのように、人間に害のあるものは入っていませんので、安心して屋内(室内)でも使っていただけます。
小さなお子様やペットが居るご家庭であれば、ハエ退治のスプレーなどを家の中で吹き付けるのは心配だと思いますが、そういった意味でも今回紹介した自作トラップはオススメです。(作成したトラップの中身を口にしないよう、手の届かない場所へ設置してください)
ハエ退治 屋外屋内のオススメの設置場所は?
ハエが通りそうな道に設置していただければ問題ありませんが、中でもオススメしたい設置場所がいくつかありますのでご紹介しておきます。複数のトラップを作成し、これらの場所へ設置するとハエを見掛ける機会も少なくなるでしょう。
ハエ退治 屋外のオススメの設置場所
屋外に設置する場合には、屋内との通り道にトラップを仕掛けるのが有効です。窓やベランダへの出入り口など、まずは室内へハエを侵入させるのを防ぐような形でトラップを配置しましょう。
その他にもハエが集まりそうな場所がある場合には、併せてそちらにも設置すると効果的です。また、北側にハエの入り口が来るように設置すると中に入ったハエが逃げにくくなります。
【屋外の設置場所例】
- 玄関前
- 窓の付近
- ベランダ
- 犬小屋
- ゴミ置き場
ハエ退治 屋内のオススメの設置場所
屋内に侵入したハエが好んで集まる場所がいくつかあります。お部屋の中に入れないことが理想的ですが、全てのハエを防ぐのは難しいため、屋内のトラップの設置場所についても知っておくと良いでしょう。
基本的にハエは匂いが発生する場所が好きなので、自分の家で匂いが発生しやすい場所が何処かを思い浮かべながら設置すると効率的に駆除が進みます。
【屋内の設置場所例】
- キッチン
- ゴミ箱
- ペットのお部屋
- トイレ
ハエの駆除方法 まとめ
いかがだったでしょうか?お家にある物ですぐに対応ができるのは、非常に利便性が高いですよね。お金もほとんど掛からない手作りアイテムですので、是非皆さんもお試しください。
また、この機会にハエの卵も併せて駆除すると良いでしょう。ハエが発生していると言うことであれば、知らず知らずのうちにハエの卵を口にしているかもしれません。体にうじ虫の卵を取り込んでいると思うと気持ち悪いですよね。こちらでハエの卵の駆除方法を紹介しているので併せて参考にしてください。
この他にも、お家のお悩みを解決するための内容をいくつか紹介しています。良ければ併せて参考にしてください。
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