ムカデと聞いてどんなことを想像しますか?
「気持ち悪い!」「怖い!」「見たくもない!」グロテスクな見た目から、こう答える方が多くいることと思います。
しかし、中にはムカデをペットとして飼育されている人も少なくなく、昔から金運が上がる虫とも言われています。
そんなムカデは日本だけで約100種類ほど生息しているのですが、なんと世界全体で見ると約2,000種類以上も確認されているんです。
今回はそんな、よく見にするムカデから見たこともないようなムカデまで、世界のムカデ12種類を画像とともにご紹介していきたいと思います。
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ムカデの種類 小さいタイプにはどんな種類がいる?
ムカデと一口に言っても、種類によって色や大きさに様々な違いがあります。
中には、とても似通った種類のムカデもいるものの、特徴のあるムカデであればスグに名前を特定することができるでしょう。
ここからは、比較的体の小さいタイプのムカデ(0cm~10cm)を画像と共に見ていきたいと思います。
ムカデの種類1 アカズムカデ
アカズムカデは何と言っても、見た目の派手さが特徴です。
写真から足と頭が鮮やかな赤色で、銅は黒くなっているのがお分かりいただけることでしょう。
この写真で見ると大きく見えますが、実際の大きさは成虫で4cm~7cm程度です。
体長は他の種類に比べて小さいですが、その牙の毒はムカデの毒の中で最も強力と言われるほど危険なものです。
小さなムカデだからといって、ちょっかいを出すと痛い目を見ることになるので注意しましょう。
ムカデの種類2 アオズムカデ
アオズムカデはその名の通り、銅の部分が暗青色のためすぐに見分けがつくと思います。
足は黄色で体長は8~10cm程度です。
このアオズムカデもアカズムカデほどではありませんが、体が小さいながらも強い毒を持っています。
細目で見ると、エビのブラックタイガーに見えなくもない・・・ですよね。
ムカデの種類3 イシムカデ (イッスンムカデ)
イシムカデの姿は後述するオオムカデに似ていますが、大きさはとても小さく3cm~4cm程度の体長です。
その体の小ささから、本来であればムカデの餌になるはずの肉食昆虫(蜘蛛など)に逆に捕食されてしまうことも珍しくありません。
たまにペットショップでも見掛かることがありますが、非常に足が早いです。
体が小さいことから飼育に向いているのかもしれませんね。
ちなみに、人を刺す(噛む)ことはなく、自身の身に危険を感じるとトカゲの尻尾切りのように脚を自切します。
余計に逃げにくくなっている気もしますが、切断された脚で満足する捕食者も多いのかもしれません。
ムカデの種類4 モモブトイシムカデ
モモブトイシムカデは名前の通り、最後方の歩脚が太く発達しています。
また、写真では分かりにくいですが触覚には微毛が生えており、体長は1cm~2cm程度の小さなムカデです。
実物は体に若干の透明感がある個体も少なくなく、落ち葉や石の下に潜んでいることが多くなっています。
ムカデの種類5 セスジアカムカデ
セスジアカムカデは名前の通り、頭部から銅が赤褐色になっています。
しかし、個体によって若干の色の違いがあり、赤褐色~暗藍色のものが見られることもあります。
体長は5cm~7cm程度で、雑木林の落ち葉の下に生息していることが一般的です。
ムカデの種類 大きいタイプにはどんな種類がいる?
ここからは大きいサイズ(10cm~)のムカデを画像と共に見ていきたいと思います。
中には、ペットとしても人気の種類も紹介しているので、虫好きの方は飼育を検討されてみてはいかがでしょうか?
ムカデの種類6 トビズムカデ
恐らく皆さんが一番目にしたことがあるのは、このトビズムカデだと思います。
銅は暗藍色で頭部は赤褐色となっており、人家内に侵入することも珍しくありません。
私の自宅にも年に数回現れます・・・。
大型のものだと体長は20cmほどになると言われていますが、自宅のテラスには20cmを超える大きさのトビズムカデが出たこともあります。
日本でオオムカデと言うと、このトビズムカデのことを差すと思っていただいて問題ありません。
ムカデの種類7 ベトナムオオムカデ
ベトナムオオムカデはペットに大変人気の種類で、昆虫を扱う大きなペットショップだと多くのお店で見ることができます。
ベトナムオオムカデの中でも種類が分かれており、レッドレックやオレンジレッグ、イエローレッグなど脚の色が異なるものが存在しています。
毒性は強く性格も凶暴となっており、体長は大きいものだと30cmに迫ることも珍しくありません。
ムカデの種類8 インドオオムカデ
インドオオムカデも見た目の美しさから、ペットとしての人気が集まっています。
写真のインドオオムカデはオレンジと黒のカラーリングですが、個体によっては赤いものも存在しており、数万円で取引される高価なムカデです。
しかし、日本ではあまりブリーディングが行なわれておらず、なかなか目にする機会はありません。
見た目の通り、他の種類に比べて毒性は強くなっています。体長は15cm程です。
ムカデの種類9 タイワンオオムカデ
名前に台湾と入っていますが、日本の沖縄や八重山諸島などでも普通に生息しています。
日本最大のオオムカデと言われており、その体長は20cm~25cmにもなります。
頭部や尻部は鮮やかな赤色で、胴体は黄褐色で胴節沿いは暗褐色のシマシマ模様です。
見た目に特徴があるので、すぐに見分けることができるでしょう。
ムカデの種類10 ヤンバルオオムカデ
ヤンバルオオムカデは、国内でも飼育している人が多い種類のムカデです。
胴体は緑がかった黒色で、脚が非常に鮮やかなグラデーションをしているのが特徴です。
個体によって色合いは異なりますが、翡翠色~黄色ということが一般的。
体長は約20cm~25程で、国内のヤフーオークションなどでも頻繁に販売されています。
ムカデの種類11 ガラパゴスオオムカデ
世界最大級のムカデと言われているガラパゴスオオムカデは、大きな個体だと40cmを超えることも珍しくありません。
また、その大きさとは裏腹に動きが非常に早く、毒性も強くなっているので飼育される予定の方は注意が必要です。
流石にここまで大きなムカデをペットとして買う人は少ないと思いますが・・・。
ムカデの種類12 ペルビアンジャイアントオオムカデ
ペルビアンジャイアントオオムカデは、ガラパゴスオオムカデに並ぶ世界最大級のムカデとして有名です。
通常の個体の大きさは20cm~30cmで、大きな個体だと40cmを超えることも珍しくありません。
頭部は赤色で脚は黄色、胴体はワインレッドのような色をしています。
獲物に噛み付く力がとても強く、小さなプラスチック程度であれば砕くことができるのだとか。
ムカデの種類 まとめ
いかがだったでしょうか?
最後まで読み進めていただけた方の中には、もしかしたら「ペットで飼ってみても良いかも」なんて思われた方が居るかもしれませんね。
こちらではムカデが食べる餌について紹介しているので、参考にしていただければと思います。
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