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ムカデ 餌の頻度や食べる物は?食べない時の原因や対処法も紹介!

ムカデは世界に約2,000種見付かっており、日本にはその中の約100種類ほどが生息していると言われています。有毒の生物ですが意外にもペットとして密かに人気があり、ネット販売でも高値で取引されています。

 

今回は、そんなムカデの飼育に必要不可欠な餌について見ていきたいと思います。食べる餌や頻度を理解して、元気に育ててあげましょう。また、ムカデが餌を食べてくれない原因や対処法も併せて紹介しています。

ムカデ 餌の頻度や食べる物は?

ムカデをペットとして飼育される予定であれば、まずはどんなものを餌として食べるのか知っておく必要があります。ムカデの種類や大きさによって食べる物に若干の違いはあるものの、ここでは一般的な餌をいくつか紹介させていただきます。

 

餌の頻度に関しては中型の10cm~20cmのムカデをもとに紹介していますので、ご自身の飼育されるムカデの大きさに合わせて調整してあげてください。

ムカデの餌 水

ムカデは餌となる生き物からも水分を得ることが出来ますが、直接水も求める生き物です。ムカデの餌としてほとんど紹介されていませんが、これも大事な餌のひとつです。忘れずに与えるようにしましょう。水を与えなければ死んでしまいます。

 

水は常に飼育ケースの中に入れておく必要があるため、専用の水容器を買ってあげると良いでしょう。形はなるべく深さが無い物にしないと、溺れてしまう危険性があります。また、プラスチックのように軽いものであればひっくり返されることもあるので、そこそこ安定感のあるガラスや陶器などの薄い容器がオススメです。

 

水は2日~3日に1度は変えてあげると良いでしょう。面倒だと感じる方は、少なめに水を入れておき、床材を湿らせる際にスポイトなどで給水すると手間が減ります。

ムカデの餌 コオロギ

ムカデに与える餌として一番ポピュラーな虫はコオロギです。ホームセンターでいつでも安価で手に入り、保管もそこまで難しくありません。

 

コオロギを餌として与える場合には、可能であれば頭を軽く潰してから与えると大事なムカデがコオロギに噛みつかれる心配がなくなります。(ムカデが脱皮後の場合は体が柔らかいので必ず頭を潰してください)餌の頻度は3日に1度1匹~2匹程度を与えると良いでしょう。

ムカデの餌 ダンゴムシ

ムカデは自然での採取が容易なダンゴムシも食べてくれます。家庭菜園を行っている方であればダンゴムシに悩まされている方も多いと思いますが、ムカデの餌に捕まえると良いでしょう。

 

ただし、ダンゴムシは土に潜って隠れるのが好きな生き物なので、ムカデが餌として食べられない(見付けられない)可能性もあります。餌の頻度は3日に1度5匹~7匹程度を与えると良いでしょう。

ムカデの餌 ゴキブリ

ムカデは害虫のゴキブリも食べてくれます。と言っても、部屋の中でムカデを放し飼いにする人はいないでしょうから、自ら捕まえて与えるか、販売されているものを与える必要があります。

 

ゴキブリにも色々な種類がいますが、基本的にどのゴキブリも食べます。ただ、とっても大きなゴキブリなんかもいますので、そのあたりは飼育されているムカデのサイズに合わせて選んであげてください。

 

餌の頻度は、一般的に家に出る成虫のゴキブリの大きさの場合には、3日に1度1匹を与えると良いでしょう。小さな赤ちゃんゴキブリや子供ゴキブリの場合には1度に2匹~3匹でも構いません。

ムカデの餌 マウス 

マウスは生きている生き餌と死んで冷凍された冷凍マウスがありますが、どちらのマウスでも問題ありません。サイズも豊富に用意されているのでちょうどいいものが選べると思います。

 

また、マウスと並んでウズラも販売されていることが多いですが、ウズラも同じように食べてくれます。餌の頻度は1週間に1度1匹を与えると良いでしょう。

ムカデの餌 ドッグフード

ムカデは犬用のドッグフードやキャットフードも食べてくれます。保管が非常に容易で安価、更に日持ちもするので大変重宝します。しかし、餌をあげる際には少し手間が必要で水で濡らしてふやかしてあげる必要があります。

 

ふやかしたドックフードをそのまま床材に載せると飼育ケース内が汚れてしまうため、餌の器を用意してあげると良いでしょう。水の容器と同じように安定する物を選んであげてください。

 

水をなかなか飲んでくれない個体だった場合も、この餌のあげ方だと栄養と水分を同時に取れるので良いですね。餌の頻度は3日に1度7粒~10粒ふやかした物を与えると良いでしょう。

ムカデの餌 昆虫ゼリー

ムカデはクワガタやカブトムシなどにあげる昆虫ゼリーも食べてくれます。ホームセンターなどでの店頭では春~夏にしか見掛けませんが、ネット通販であれば年中購入することが可能です。

 

保管も容易で価格も安いためオススメの餌のひとつです。また、水分も含まれていますので水をなかなか飲んでくれない個体の場合には重宝するでしょう。餌の頻度は昆虫ゼリーの大きさにもよりますが、一般的なサイズのものであれば1週間に1度与えると良いでしょう。

ムカデが餌を食べない!原因や対処法は?

育てているムカデが餌を食べてくれなくなると「このまま死んでしまうんじゃないか」と焦ってしまうと思いますが、食べてくれないことも意外と少なくありません。餌を食べなくなった原因として考えられることがないか、ひとつひとつ確認していきましょう。

 

ちなみに、ムカデは水分さえきちんと取っていれば一ヶ月以上生存することが可能ですので、無理に餌を与えることは控え、食べ残した餌はきちんと撤去しましょう。

脱皮の前かも?

ムカデが餌を食べてくれないと言うことは、もしかしたら脱皮前なのかもしれません。ムカデは脱皮前になると食べる餌の量が減ったり、拒食する傾向があります。そう言った場合はいつも以上に保湿を行い、しばらく様子を見てみましょう。(脱皮の瞬間も見逃さないように!)

 

また、脱皮後すぐに餌を与えてはいけません。20cmを超える大型個体であれば5日程度、~20cmの小型中型個体の場合には3日程度置いてから給餌しましょう。体がまだ柔らかい可能性もあるので、頭を潰したコオロギなどの無抵抗な餌を与えると良いです。

餌の与えすぎかも?

餌を食べない原因は、単純に餌を与えすぎて残しているだけと言う可能性も考えられます。ムカデに餌を与えすぎるのは良くないと言われることが多いですが、個人的には満足すると食べなくなる傾向が強いように感じます。

 

与えた餌を食べない場合には与える餌の量を減らすか、餌を与える間隔を長くしてあげるといいでしょう。

餌が大きすぎるのかも?

餌を食べない場合、飼っているムカデの大きさに餌の大きさが合っていないことが考えられます。きちんとムカデの脚で抱え込めるサイズの餌になっているか確認してみると良いでしょう。

 

大きすぎる餌の場合には、適度な大きさにちぎると食べてくれるようになるかもしれません。

ムカデ 餌の頻度や食べる物 まとめ

ムカデは肉食で雑食なので、何でも食べてくれることがお分かりいただけたと思います。ここで紹介した餌意外にも、バッタやミルワームなど色々なものを食べてくれることでしょう。

 

ムカデを育てるポイントとして、成体よりも赤ちゃんや子供のムカデには気持ち多めに餌を与えると良いです。餌の量を増やしてもいいですし、餌の頻度をあげてもかまいません。与え過ぎもよくありませんが成長不良も問題ですので、成長とともに餌を少しずつ減らすと良いでしょう。

 

また、餌の頻度が3日に1度は難しいという方は、週に1度たくさん与えても問題ありません。そのあたりは人それぞれ、飼い主に合ったペースで無理なく育てると良いでしょう。

 

「育てたいムカデが決まっていない。」「別のムカデを飼い足したい。」と言う方は、こちらでムカデの種類をいくつか紹介していますので、参考にしてください。

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また、いくら可愛がってもムカデに噛まれてしまうことはあります。そんな時に備えて、噛まれた際の対処法を覚えておくと良いでしょう。

 

ほとんどのムカデの毒は、きちんと対処すれば問題ありません。しかし、アカズムカデなどの毒が強い種類に噛まれた場合には、病院へ行くことも検討してください。

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