「家の中にムカデが出た!そういえば熱湯で退治できるって聞いたことがあるけど、何度で殺すのが効果的なんだろう?」
ムカデ退治には熱湯が効果的だと聞いたことがある方が多いと思いますが、熱湯と言っても何度が良いのか分からない方も多いと思います。また、適切に熱湯で駆除しなければ生き返る可能性もあるため、単に熱湯で駆除するとだけ覚えておくと後で痛い目を見ることになるかもしれません。
こちらでは、ムカデを殺すにあたっての最適な温度や、熱湯を使った正しい殺し方、毒の対処法について紹介しています。
ムカデに熱湯 何度で殺せる?1番効果的な温度は?
ムカデを熱湯で殺すには50度以上の熱湯である必要があります。当然温度が高ければそれだけ早く殺すことができますが、沸点より下の温度の50度~90度でも充分に効果的に殺すことは可能です。
沸騰するほど温めた熱湯であれば、例え相手が成虫のムカデだったとしても数秒で殺すことが可能でしょう。逆にムカデを殺せるギリギリの温度の50度前後であったとしても十数秒あれば死んでしまいます。
ムカデを殺すのに最も効果的な温度は、個人的には数秒で殺すことのできる100度前後がおすすめですが、沸騰するまでお湯を温めたせいで逃げられてしまっては本末転倒です。
50度を超えていれば確実に殺すことができますが、そこまで大きくないムカデであれば40度前後でも殺せますので、逃げられた後に家中ひっくり返してムカデを探すくらいであれば、触って熱いと感じる温度になった時点ですぐにムカデに向かってお湯をかけましょう。
または、逃げられないよう何かで蓋をして閉じ込めるか、トングなどで掴んでバケツに入れておくといいでしょう。バケツに入れておけば床に直接お湯をかけないため、フローリングの痛みが減り、後処理の手間も少なく済みます。
ムカデに熱湯 生き返るのはなぜ?理由と対策を紹介!
中には、ムカデに熱湯をかけたけど生き返ったと言う経験を持つ人もいるかもしれません。熱湯だと効果的に殺せるはずなのに、何故生き返ってしまうのでしょうか?それはもしかすると、熱湯をかける部位が誤っていることが原因かもしれません。
ムカデは体全体が細長く伸びていますが、その中でも弱点となるのが頭です。逆に胴体を怪我した程度では死なず、ハサミなどで胴体を切断してもそのまま普通に動いて逃げていきます。ですので、熱湯をかける際には頭を狙って確実に殺すといいでしょう。
また、お湯をかけるのも殺し方のひとつですが、ムカデをお湯につけると更に効果的に殺すことができます。トングで掴んだムカデをいらない容器や紙コップなどに入れ、上から熱湯をかければすぐに死んでしまうでしょう。
熱湯の他にもムカデの殺し方は様々ありますので、よければ併せて参考にしてください。
ムカデ 熱湯で毒の対処もできる?
もしもムカデを殺す前に噛まれてしまった場合には、ムカデを殺すために沸かしたお湯で応急処置を行うことも可能です。例え噛まれたのが小さなムカデだったとしても侮ってはいけません。
痺れや炎症、腫れ、痛み、アナフィラキシーショックなどの症状が引き起こされる可能性があるため、注意が必要です。特に大きいムカデに噛まれた場合には、毒の量も多くなるため正しい処置を行いましょう。
【熱湯で毒を失活させる方法】
- 50度~60度の熱湯を用意する
温度計が無い場合は、沸騰したお湯と同じ量の水を混ぜ合わせた物を用意する
- 噛まれた患部をしばらく浸けておく
これでムカデの毒を失活(活動しないこと)させることが可能です。しかし、本当はこの前後にムカデの毒を絞り出したり、軟膏などのクリームを塗ると更に効果のある応急措置となります。詳しくはこちらで紹介していますので、併せて参考にしてください。
ムカデに熱湯 まとめ
ムカデが出たということは、近くにムカデが生息しやすい環境があるということですので、今後も突然姿を現す可能性は高いと言えます。特に気温が暖かくなってくると、途端に活動を始めるため、早め早めの対策を行いましょう。
ムカデ対策を始めとした、ムカデに関する記事はこちらで紹介しています。併せて参考にしてください。
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