つい先日の出来事なのですが、人生で初めてマダニと言う生き物に刺されました。
テレビや新聞で血を吸って生きるダニが居ることは知っていましたが、まさか私が噛まれる日が来るとも思わず、、、。
同じ経験をされた方の参考になればと思い、体験記としてこちらに残しておこうと思います。色々と誤った対処を行ってしまっていたので、皆さんも同じ間違いをしないようにご注意ください。
マダニに刺された跡の画像と体験談!
私はいつも朝食後に卓球を行っており練習後に服を着替えるのですが、ズボンを履き替える際に太ももの裏側に何やら違和感が・・・。
ズボンが何かに引っかかっているような感じがして、手で触ってみると丸いものがぶら下がっているように感じました。
私はてっきり何かの拍子に怪我をして、カサブタがめくれかかっているんだと思い、それ(マダニ)を手で掴んで引っ張りましたが、なかなか取れない・・・。
ここで若干の違和感を覚えつつも思いっきり引っ張って引き剥がし、カサブタと思っていたものを見て仰天!
「これってもしかして虫!?カメムシにも似ているけど、テレビや新聞で見たことがある吸血ダニっぽい・・・。」
これが引き剥がしたマダニの写真で、大きさは1cmほどでサイズも色もカメムシにそっくりです。
相当血を吸ったのか、引っ張って剥がした時に負傷したのか、まともに逃げることもできない様子です。
虫自体にそこまで抵抗は無いのですが、さすがにカサブタだと思っていたものが虫だと驚きますね。
ちなみに後から知った話しですが、病院の先生曰く引っ張って剥がすのは絶対にNGとのこと。皆さん私の真似だけはしないように注意してくださいね。
その後噛まれた部位の状態が気になり、家に居た家族に刺されていた場所を撮ってもらいました。(太ももの裏側なので自分では見えない)
これがマダニに噛まれた後の写真なのですが、中心の1mm~2mmほどが黒くなっており、その周りが赤く炎症しているのが分かります。
噛まれていることにも気付かなかったほどですので、痛いと言うことは全くありませんでした。
こちらも後から聞いた話によると、蚊と同じように吸血中は痛みやかゆみと言った症状は出ないのが特徴らしいです。
マダニに刺されたら病院の何科に行けばいい?
マダニに刺されたことが原因で色々な感染症になる危険性があることは知っていたので、その後スグに近くの病院へ行くことにしました。
私は幸い?ムカデに何度も噛まれた経験がありますので、向かうべき病院は分かっていましたが、皆さんの中には病院の何科に行けばいいか分からないと言う人も少なくないと思いますので、簡単にご紹介しておきます。
- 子供 乳幼児 赤ちゃん
→かかりつけの小児科or皮膚科
- 大人
→皮膚科
- 炎症が広がっている場合
→皮膚科orアレルギー内科
こちらからも分かるように、子供から大人まで基本的に皮膚科で問題ありません。
私も早速、近くの皮膚科へ向かいました。病院が開いてる日で良かった~!
念の為、先程引き剥がしてまだ生きているマダニも連れて行きます。
病院に着いてもまだまだ元気に足をバタバタさせています。
マダニの取り方は皮膚科に任せるべし!
皮膚科は繁盛しており1時間待ちでした。途中で治療方法が気になったので受付の方に聞いてみるも「患部を見るまで分からない」とのこと。
まぁそりゃそうですよね。仕方ないのでネットでマダニの治療法を見てみると、どうやら皮膚を切除する簡易手術が必要とのこと。
私のようにマダニの体を手でつまんで無理矢理引き剥がすと、マダニの口器(牙)が皮膚内に残ってしまうようで、それが原因で起こる症状を予防するために、皮膚ごと切除するのが望ましいらしい。
ちなみにこれが自分についてたマダニで、下手に火で炙ったりしても牙が体内に残ってヤバくなるらしく、普通に医者に行って周りの肉ごと削り落としてもらいましょう。 pic.twitter.com/al6sRjrbTD
— 人間食べ食べカエル (@TABECHAUYO) 2016年8月17日
治療の値段は大体5,000円ほどのようですが、皮膚を切り取るって結構怖い手術ですよね。
「こんなことなら無理矢理引っ張って剥がすんじゃ無かった~!」と思っても後の祭り。覚悟を決めるしかありません。
くどいようですが、皆さんはマダニに噛まれても無理に剥がさないようにしてくださいね・・・。
その後、私の順番が呼ばれて手術を覚悟していましたが、どうやら患部を見てもらったところマダニの牙は残っておらず手術も必要ないとのこと!
結局、一週間分の化膿を抑える飲み薬と塗り薬を処方されてなんとか事なきを得ました!
処方されたお薬は「アクアチム軟膏」と言う塗り薬10gと、「ビブラマイシン錠100mg」と言う1日1錠飲む錠剤が一週間分です
ただ、これって結構珍しいパターンらしく、無理矢理引っ張った場合には95%くらいは切除手術が必要みたいです。(なので本当は自分で取っちゃダメですよ)
手術がなかったので料金も安い金額で収まり、診断料+薬代で1680円でした。
あとは一週間後にもう一度来院して、傷口や体に以上がないか確認してもらう必要があるようです。
連れて来たマダニの検査は行わず、マダニということを確認された後、あっさりとゴミ箱に捨てられました。
ちなみに、マダニは皮膚の柔らかい部分(太もも お尻 わき 頭皮)に好んで吸血するそうで、噛まれた場所によってはマダニに吸血された状態で来院したとしても、マダニごと皮膚を切除しなければならないこともあるようです。
マダニに噛まれたあとは残った?
マダニに噛まれてから二週間が経過しましたが、噛まれた患部はこのような状態になりました。
噛まれた跡は分かりますが、傷口もほとんど無くなり痛みなども全くありません。もう少し時間が経てば、完全に分からなくなると思います。
早急に病院へ行ったのが良かったのか、恐れていた「ツツガムシ病」「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」「ライム病」などの感染症の症状や発熱、めまいなどの体の異常も起こっていません。
未だにどこでマダニを拾ってきたのかは分かっていませんが、恐らくブログ記事の『カブトムシの飼育ケースを自作してみた!』で山へ入った時、もしくは最近よく懐いている野良猫からもらったんだと思います。
こいつ↓
犬や猫などのペットにも吸血の被害があるようなので、一緒にお散歩で山へ行く際は注意したほうがいいでしょう。
私が噛まれた時期は3月ですが最も活発に活動するのは5月~6月で、春~夏~秋までの長い期間噛まれる危険性があるようです。
皆さんも山や森、草むらなど、自然の多い環境へ行く際は防虫スプレーを持参し、噛まれないように予防してくださいね。
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