PR

カブトムシの幼虫が土から出てくる原因と対処法6選!飼い方が間違っているかも?

「カブトムシの幼虫が土の上に上がってくる!もしかして飼育方法が悪い?原因と対処法は?」

正しくカブトムシの幼虫を飼育しているつもりでも、実は間違った飼い方をしていた。と言うことは決して珍しいことではありません。

幼虫が土の上に出てくるのも誤った飼育方法が原因となっている可能性が考えられますので、早急に環境を改善してあげる必要があります。

今回はそんなカブトムシの幼虫が土の上に出てくる6つの原因と対処法をご紹介させていただきます。

最悪の場合脆弱して死んでしまうこともありますので、スグにでも環境を見直してあげると良いでしょう!

カブトムシの幼虫が土から出てくる原因と対処法6選!

カブトムシの幼虫も生き物ですので、当然生活している中で土の上に出てくることもあるでしょう。一時的に上がってきただけなら問題ありませんが、土の上に居る時間のほうが長い場合には注意が必要です。

そう言った場合には、飼育ケース内がカブトムシの幼虫が苦手とする環境になってしまっている可能性が考えられますので、ひとつひとつ原因を確認してみましょう。

カブトムシの幼虫の飼い方を見直したい方はこちら!

カブトムシの幼虫の飼い方!飼育に必要なものと注意点、土選びや越冬は?
「カブトムシの幼虫が産まれたけど、飼い方が分からない・・・。土は成虫と同じで良い?冬の温度管理は?」 カブトムシを育てたことがある人はたくさんいると思いますが、幼虫時期から育てたことのある人はそこまで多くないのではないでしょうか。そもそも何...

幼虫が上がってくる原因と対策1 幼虫を入れすぎているかも?

あまり大きくない飼育ケージにたくさんの幼虫を入れていませんか?

幼虫の密度が高くなりすぎるとストレスで上に上がってくることもありますので、土の量と幼虫の数を比較してみましょう。

複数匹をひとつのケージで飼育する場合の目安は、一匹につき土の量が1.5L~2Lです。

一匹飼育の場合には一匹につき土の量が1Lあれば充分ですが、ストレスのことを考慮すると複数匹飼育の場合には一匹/1.5Lのスペースは欲しいところです。(広いスペースは共食いのリスクも減らせます)

特に世界の大きいカブトムシを飼育している場合には、その分一匹あたりのスペースも大きくしてあげてくださいね。

幼虫が上がってくる原因と対策2 糞が溜まっているかも?

幼虫を飼育している飼育ケージに糞は溜まっていませんか?

何度も飼育されている方だと土と糞の区別がつきますが、子供や初心者の方だと土だと思って糞を放置してしまっている可能性も考えられます。

写真のような黒いツブツブは全て幼虫の糞ですので、ある程度たまった段階で掃除してあげるようにしましょう。(糞の掃除方法はこちら)

成虫の糞も似たような色形ですので、どれがカブトムシの糞でどれが土なのか見分けられるようになっておいてくださいね。

見分け方は、飼育マット(土)には通常無い不自然なツブツブです。飼っている幼虫の種類にもよりますが、ペレットのような楕円の形をしていることが多いです。

幼虫が上がってくる原因と対策3 容器が小さすぎるかも?

飼育しているケースが幼虫に対して小さすぎませんか?

ケースが小さいと餌を食べるのに充分なスペースが無く、上手に動き回ることができない上に、ケース内の温度や湿度も上がりやすくなってしまいます。

その結果、居心地が悪くなって土の上に避難して来た可能性もありますので、幼虫一匹あたりの土の量を見直してみましょう。

先程も紹介しましたが、単独飼育の場合には一匹/1L、複数匹飼育の場合には一匹/1.5L~2Lは欲しいです。(オスメスで必要な土の量は変わりません)

私は100均のビンを使って飼育していますが、使い終わったペットボトルでも問題ありませんので、なるべく幼虫一匹あたりの土の量が多くなるようにしてあげてください。

土について詳しく知りたい人はこちら!

カブトムシマットのおすすめはコレ!土の種類の違いとガス抜き方法は?
「カブトムシを飼育するマットってどれを選べばいい?土の種類が色々あるみたいだけど、それぞれ違いってあるの?」 カブトムシを飼育する上で必要不可欠なもののひとつに飼育マット(土)がありますが、種類が多すぎてどれを選んで良いか分からないと言う人...

幼虫が上がってくる原因と対策4 湿度が高すぎるかも?

飼育ケース内の湿度は高すぎませんか?

使用している飼育マット(土)が水を加えて使用するタイプのものの場合、水を給水し過ぎたことが原因かもしれません。

自然界であれば土地がとても豊富にありますので余分な水分は自然と抜けていきますが、飼育ケースの場合にはなかなかそうもいきません。あまりに水分が多すぎれば幼虫が水没してしまうこともありますので、今一度飼育マット(土)の湿り具合を確認してみましょう。

ちょうどいい湿り気は、手で強く握って土が軽く固まる程度です。

水分が多すぎると感じた場合にはもう少し飼育マット(土)を足していい頃合いへ調節するか、マット交換をしてあげましょう。

幼虫が上がってくる原因と対策5 温度が高すぎるかも?

飼育ケースや飼育マット(土)内の温度は高すぎませんか?

カブトムシの幼虫は素手で触るとやけどする危険性もあるほど暑さに弱いので、土の上に出てくる原因は温度が関係しているかもしれません。

直射日光が長時間当たるような置き場所は避け、なるべく日陰で風通しの良い温度差の変化が少ない場所へ移動させてあげましょう。

また、水を加えて使う発酵マットを飼育マットに使用している場合には、時間差による二次発酵によってマット内の温度が上がっている可能性も考えられます。

通常は土と水を混ぜて2日~3日放置してから使うのが一般的ですが、そこを省いたという人は二次発酵(再発酵)が原因と見ていいと思います。

そう言った場合には、なるべく早くガス抜きしたマットと交換してあげましょう。高温環境は本当に幼虫にとって大敵ですので、なるべく早く対処を行う必要があります。

土のガス抜き方法はこちら!

カブトムシマットのガス抜き方法!ガス抜きが不要なマットの見分け方は?
「カブトムシマットのガス抜きのやり方は?ガス抜きが必要なマットと不要なマットの見分け方ってあるの?」 カブトムシの幼虫・さなぎを育てたい方や、卵を産卵させたいと言う方は、マットの使用前にガス抜きを行わなければいけません。ここを省いてそのまま...

幼虫が上がってくる原因と対策6 酸欠になっているかも?

幼虫の飼育ケースや飼育ボトルを密閉したまま何日も放置していませんか?

毎日蓋を開けて空気を入れ替えてあげる必要はありませんが、4日~5日に一度は蓋をあげて空気を循環させてあげましょう。特に、飼育ケース内がすっぱいような匂いの場合には酸素不足の可能性が高いです。

そう言った場合にはマットが二次発酵(再発酵)していますので、匂いが落ち着くまで蓋を開けたままにしておきましょう。

カブトムシの幼虫が出てくる原因と対処法 まとめ

いかがだったでしょうか?問題は解決しましたか?

もしも、いずれの対処を行っても土の上に出ると言う場合には、思い切って全ての土替えを行いましょう。

ただ、カブトムシの幼虫は5月、6月、7月のいずれかにさなぎになる準備に入って、蛹室というさなぎになるためのお部屋作りを開始してしまいますので、その期間内はなるべく飼育ケースには触らないよう注意してください。

当ブログではこの他にも、カブトムシに関する育て方を複数紹介しています。良ければ併せてお読みください。

カブトムシの飼育ケースを自作してみた!必要なものと作り方は?
「カブトムシの飼育ケースを自作してみたい!皆はどんな飼育ケースを作っているの?」 カブトムシの飼育にある程度慣れてきた人であれば、一度は自作ケースに憧れますよね。実は私もその一人で、今回カブトムシの自作ケース作りに挑戦してみました。 これか...
カブトムシの幼虫の見分け方!オスメスの性別判断やカナブンとの違いは?
「カブトムシの幼虫期にオスメスを見分けることはできる?そもそもこれってカナブンの幼虫じゃないよね・・・?」 カブトムシの幼虫を育てる上でどうしても気になるのが、成虫になった際の性別ですよね。幼虫がたくさん居るという方はあまり気にすることも無...
カブトムシの寿命のギネス記録は?オスメスの違いや長生きさせるコツってあるの?
「カブトムシの一生ってどのくらい?世界一長生きしたカブトムシの年齢は?」 カブトムシは世界的に見ても非常に人気の高い昆虫ですが、その一生は決して長いものではありません。一般的なカブトムシの寿命は約1年ほどですが、ギネス登録されているカブトム...

コメント