「カブトムシを飼育するマットってどれを選べばいい?土の種類が色々あるみたいだけど、それぞれ違いってあるの?」
カブトムシを飼育する上で必要不可欠なもののひとつに飼育マット(土)がありますが、種類が多すぎてどれを選んで良いか分からないと言う人も少なくないことでしょう。幼虫にとっては大切な餌でもありますので、ここは手抜きできないところですよね。
そこで今回は産卵から幼虫、成虫にまで使えるオススメの飼育マットのご紹介と、土の種類の違いやガス抜きのやり方を併せてご紹介させていただこうと思います。
カブトムシのマットのおすすめは?
カブトムシのマットを見ていると「成虫の飼育床用」、「幼虫の餌用」、「産卵用」と言った商品名のマットが販売されていることから、完全変態(幼虫、さなぎ、成虫)の姿に合わせてマットを変えなければいけないと思っている人も居るかも知れませんが、決してそういう訳ではありません。
カブトムシの場合、卵~成虫(産卵)に至るまで全て同じ土で問題ありませんので、一種類のマットをご用意いただくだけで簡単に飼育が始められます。
複数の土を管理する必要がないのは楽で良いですよね。(もちろんオスメス共に同じ土で問題ありません)
中には複数の土をブレンドしてオリジナルの飼育マットを作る人もいますが、初心者のうちは市販されているマットをそのまま使っても問題ありません。
そして、そのマットにも色々な種類があるのは周知の通りですが、中でも個人的に最もオススメなのがこちらのカブトマットです。
土の種類の違いは次の章で詳しく解説しますが、こちらはクヌギやコナラを材料にして作られるカブトマットと言う種類のマットで、色々な栄養素が入れられているので腐葉土マットよりも栄養価が高くなっています。
しかも、幼虫の食いつきがこれまた良いんですよねっ!値段はその分腐葉土まっとよりも高くなってしまいますが、大きなカブトムシを育てたいのであればオススメです。
もちろん、日本の国産カブトムシにも海外の外国産カブトムシにもお使いいただけます。
ただ、私もこれまで使ってきた飼育マットは十数種類程度ですので、他にももっと安くて良いものがあるかもしれません。そう言った場合には是非コメント欄から教えてください←ぇ
成虫カブトムシの大きさは幼虫の大きさで決まりますので、幼虫の餌となる土もとっても大事ですよね。もちろん育て方にかける愛情が一番大事ですが・・!
カブトムシの土の種類!違いってなに?
ここからは、飼育マットの土の種類の違いについて見ていきましょう。それぞれに特徴がありますが、いまはカブトムシの飼育と言えば腐葉土マットが主流となっていますね。
少数匹飼育の場合にはあまり差がありませんが、カブトムシって結構毎年毎年増えていきますので、数十匹~数百匹飼育するようになればマット代だけでも馬鹿にできませんからね。
カブトムシの土の種類1 腐葉土マット
恐らく多くの方がご存知だと思いますが、腐葉土マットとは葉っぱが腐敗してできた土のことです。通気性や保湿性に優れ、お花屋や畑の園芸用としても活躍しています。
人工的に容易に作ることができるため、価格は安価で現在カブトムシの飼育に主流のマットです。
カブトムシの土の種類2 カブトマット
クヌギやコナラなどの植物を材料に作られたマットで、腐葉土マットよりも栄養価が高くなっています。大きい幼虫(大きい成虫)を育てたい方は、こちらを使用されている方が多いですね。
栄養面だけで見ればカブトマットは優秀ですが、その分値段も他の物よりも値段が3割以上高くなっていることが一般的ですので、大量飼育にはお金が掛かってしまうデメリットもあります。
ただ、100均のダイソーにはたしかクヌギのカブトマットが売っていたはずです。使ったことはなく、今年も販売されているかは不明ですが・・・。
カブトムシの土の種類3 きのこマット
きのこマットは知らない人も多いのではないでしょうか。私もいつから登場したのかは知りませんが、かなり前から販売されていたと言うことは無いと思います。
きのこマットはキノコ栽培で使われる菌床を使って発酵させた発酵マットのことで、とても安い価格(400円代~/10L)で提供されているマットです。
実際に使ったことがないのでなんとも言えませんが、ネットの評判を見る限り至って普通のマットのように感じます。コスパが良いので一度試してみたいですね。
カブトムシマットのガス抜き方法は?
カブトムシを飼育したことがある人であればご存知だと思いますが、基本的にカブトムシのマットは使用前にガス抜きする必要があります。
ガス抜きとは土の中の微生物が有機物を分解する際に出る熱や匂いを抜く作業ですが、これをしておかないと飼育ケージ内の温度が上がりすぎてしまうんですよね。
特に幼虫は土の中で生活していますので、その熱害をモロに受けてしまいます。幼虫は熱い環境に非常に弱いので、最悪の場合それが原因で死んでしまうことも少なくありません。
このことからも分かるように、飼育マットは飼育ケースにセットする前に必ずガス抜きを行いましょう!
- 買ってきたマットをタライなどに出す
- 全体に霧吹きで水分を加水する
- 全体的によく混ぜる(乾燥しているようならもう一度加水して湿らせる)
- 雨風の当たらない日陰に2日~3日放置する
ちなみに、最初にガス抜きを行ったとしても二次発酵(再発酵)することも結構あるので、そういった場合は都度ガス抜きを行う必要があります。
飼育ケージ内にすっぱい匂いがしたら再発酵している可能性が高いですので、マットを入れ替えるかもう一度ガス抜きを行ってください。
詳しいガス抜き手順はこちらで画像つきで紹介していますので、併せて参考にしてください。
カブトムシのおすすめマット まとめ
いかがだったでしょうか?どの種類のマットを使用するか決まりましたか?
土の選び方にはどれが正解でどれが不正解と言うことはありませんので、ご自身で色々と試行錯誤しながら自分の気に入ったものをお使いいただくと良いでしょう。
私の場合、成虫の鑑賞期間だけは見栄えの良いハスクチップを代用で使いますので、慣れてくればこんな感じで期間で使い分けても良いですね。
注意点として、店舗だと季節外になると商品自体が無くなる可能性がありますので、可能な限りamazonなどのネット通販でも入手可能なマットを選択することをオススメします。
あと、土の保管には密閉できるクリップシーラーが便利です。もちろん土の他にポテチなんかの食品にも使えますよ!
土交換の時に久しぶりに土袋をあけるとコバエの幼虫うじ虫がうじゃうじゃ・・・なんてことになったら悲惨な上に土も処分するしかありませんからね。(ダニや白カビ、青カビの防止にもなりますよ)
当ブログではこの他にも、カブトムシ・クワガタの育て方に関する内容を複数紹介しています。良ければ併せてお読みください。
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