「かっこいいクワガタを自分でも育ててみたい!育て方や必要なものは?」
昆虫好きの方であれば、カブトムシやクワガタなどの甲虫類には目がありませんよね。もっと近くで成長を観察したいと言う人も少なくないことでしょう。
もちろん私もその一人で、今でも現役でカブトムシとクワガタを数匹育てています。交尾~産卵~孵化~蛹化~羽化と言う成長過程を見守る楽しさを、是非皆さんも体験していただければと思います。
クワガタの飼育方法 成虫の育て方と必要なものは?
クワガタの成虫を育てるためには、最低限これらの飼育用品を事前に準備しておきましょう。育て方はほとんどカブトムシと同じですので、クワガタが育てられればカブトムシも育てられるようになります。
- 飼育ケース
- 飼育マット(土)
- とまり木
- 霧吹き
- 温度計
- 昆虫ゼリー
それぞれの飼育グッズの用途についてはこちらで紹介していますので、参考程度に覚えておくと良いでしょう。(クワガタもカブトムシも用途は同じです)
飼育ケースの大きさは、大きいほうがストレスがかからずオススメですが、100均などで販売している横幅が15cmほどの小さな虫かごでも飼育は可能ですのでご安心ください。
ただ、小さな飼育ケースでクワガタを育てる場合はケンカしてしまう可能性が高まりますので、なるべく一匹ずつ単体飼育することをオススメします。
これらの必要な物が揃ったら飼育ケースを作っていきましょう!
- 飼育ケースに5cmほど飼育マットを敷く
- 敷いたマットを上から強く押し付けて固める
- 再度飼育マットを上からかける(押し付けない)
- 転倒防止剤のとまり木と温度計をセットする
- 直射日光の当たらない日陰の場所に置く(20度~25度が理想)
底のマットを押し固める理由は、硬い土にメスのクワガタが卵を産卵するという理由によるものです。
クワガタの種類によっては木に産卵するタイプや、菌床ブロックに産卵するタイプもいるので、そのあたりはご自身が飼育するクワガタによって飼育ケースにそれらを追加してあげてください。
- オオクワガタ:産卵木
- コクワガタ:産卵木or菌床ブロック
- ヒラタクワガタ:マット
- ミヤマクワガタ:マット
- ノコギリクワガタ:産卵木orマット
- アカアシクワガタ:産卵木
あと、床材に使う飼育マットは予めガス抜きをしておく必要がありますので、お忘れのないよう注意が必要です。(ガス抜き手順はクワガタもカブトムシも同じです)
時期によっては飼育中にオスがメスを攻撃することもあります。そういった場合は、まだ成虫が成熟しきっていいませんので、しばらくオスメスを分けてあげる必要があります。
餌は市販の昆虫ゼリーだけで問題ありません。大きいクワガタほどゼリーの底まで食べることはできませんので、ゼリーが少し残っているくらいで新鮮なものと交換してあげると良いです。
また、餌やり頻度と言うものはなく、飼育ケースに昆虫ゼリーが常にある状態にしてください。
環境によってはダニが体に付くこともありますが、何も焦る必要はありません。ダニが付いているのを発見したら、柔らかい歯ブラシで優しくダニを落としてあげ、ダニが居たマットも交換しましょう。
以上が成虫クワガタの飼育方法になります。思っていたよりも簡単だったのではないでしょうか?
飼育ケースのセットさえ作ってしまえば、後は土が乾いてきた段階で霧吹きを行い、餌を定期的に取り替えるだけで育てることが可能です。
- 飼育ケースの底の土はしっかりと固める
- 飼育ケースの置き場所は直射日光の当たらない日陰
- 飼育ケース内の温度は20度~25度(種類によって変動有)
- 飼育マットの表面が乾いてきたら霧吹きをする
- 昆虫ゼリーは常に入れっぱなしでOK
- ダニが付いていたら掃除をする
育てたいカブトムシがまだ決まっていないと言う方は、こちらを参考にどうぞ。寿命や飼育温度と共に、ペットとしての飼育の難易度を紹介しています。
クワガタの幼虫の育て方と必要なものは?
続いて、幼虫の育て方を見ていきたいと思います。クワガタの成虫を育てるためには、これらの飼育用品を事前に準備しておくと良いでしょう!
- 飼育ボトル(ペットボトル可)
- 飼育マット
- 菌糸ビン
- 霧吹き
- スプーン
飼育に必要なものはこちらの通りですが、飼育するクワガタの種類によって幼虫の飼い方が異なってきますので、その辺りはご自身が育てるクワガタに併せて調整してください。
ちなみに、クワガタの幼虫は非常に暑さに弱いため、素手では触らずにスプーンなどを使って移動するようにしましょう。人の体温によってはやけどしてしまうこともあります。
今回は一般的な飼育方法の飼育マットを使った育て方と、菌糸ビンを使った育て方をご紹介していこうと思います。
育て方は至って簡単で、飼育マットを入れた容器や菌糸ビンの中に幼虫を入れておくだけです。(菌糸ビンはホームセンターで1,000円ほどで売っています)
飼育温度は夏も冬も常温で問題ありませんが、20度~25度を保つと羽化までの期間が短くなります。
ボトルの中のマットや菌糸が減ってきた場合には、中身を交換してあげましょう。その際、マットが乾燥気味であれば霧吹きで水分を加水してあげます。(菌糸ビンの場合は加水は不要)
外から中を観察できる透明性のあるボトルを選ぶと、このあたりも分かりやすいです。ただし、ボトルは暗い場所に保管してくださいね。
あと、クワガタの幼虫はカブトムシの幼虫よりも共食いの発生割合が高くなっています。必ず1容器1匹で管理しましょう。
- クワガタの種類によって幼虫の育て方が変わる
- やけどの可能性があるので幼虫は素手で触らない
- 飼育温度は常温でも可能だが、適切な温度管理を行うと羽化までの期間が短くなる
- 飼育マットが乾燥していたら霧吹きで加水する(菌糸ビンは加水不要)
- ボトルは暗い場所に置く
- 共食いの危険があるので1ボトル1匹管理
クワガタの飼い方 成虫幼虫編 まとめ
いかがだったでしょうか?クワガタの成虫も幼虫も、それほど飼育は難しくありませんでしたね。
基本的に人の手を加え過ぎないほうが元気に育っていきますので、観察をメインにして飼育を楽しむと良いと思います。
適切な環境で育てることが出来れば、何世代にも渡って飼育を楽しむことも出来るのも面白さのひとつですが、クワガタの種類によっては成虫になるまでに2年以上かかる種類も存在しますので、そのあたりも調べてから飼育する種類を選んだほうが良いです。
ちなみに、私が飼育しているのはニジイロクワガタで、産卵後だいたい9ヶ月~11ヶ月で成虫にり、初心者でも幼虫~成虫まで育てやすいのでオススメです。
当ブログでは、この他にもクワガタの育て方に役立つ内容を複数紹介しています。良ければ併せて参考にしてください。
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