「お彼岸には毎年お墓参りに行ってるんだけど、あれって何か意味や理由があってのことなの?」
お彼岸は1年の間に2回ありますが(3月と9月)、その時期にはお墓参りに行ったほうが良いとされていますよね。
なんとなく、『お彼岸=お墓参り』と覚えている人も少なくないことと思いますが、一体何故お彼岸にお墓参りを行うのかご存知でしょうか?
今回はそんなお彼岸にお墓参りを行う意味や理由、行く日時や服装、持ち物についてご紹介していきたいと思います(^o^)/
✔今更聞けないお彼岸の常識!
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お彼岸にお墓参りする意味や理由は何?
お彼岸は古くからある日本独自の文化で、浄土思想の考え方から生まれた年中行事です。
浄土思想では、仏様の居る極楽浄土は西の方角にあると信じられており、お彼岸と深い関係があります(^^)
そして、昔の人はこの極楽浄土の考え方と太陽の位置を紐づけ、東から昇り西に沈む太陽を礼拝しました。
極楽浄土に向かって沈む太陽の写真
知らない人も少なくないと思いますが、3月の「春分の日」と9月の「秋分の日」は昼と夜の長さが同じになるのはご存知でしょうか?
この期間はこの世とあの世が通じやすくなる日と言われており、故人と向き合う日とされています。
ここまでくれば、もうお分かりですよね。
お彼岸にお墓参りを行う理由や意味は、
- ご先祖様を想い、故人を偲ぶ日
だったからなんですね(*^_^*)
お彼岸のお墓参りはいつ行く?
お彼岸は3月の「春分の日」と9月の「秋分の日」を中日とし、その前後3日間を合わせた、合計7日間の期間ことですが、
- お墓参りに行く日付は特に決まっていません!
ただ、基本的には、お彼岸の初日である「彼岸入り」の午前中の時間にお墓参りへ行くことが一般的となっています。
お彼岸の中日である「春分の日」と「秋分の日」はそれぞれ祝日で、最も混雑するのが例年のパターンなので、可能であれば「彼岸入り」にお墓参りを済ませて置くのが理想的です(^^)
ですが、「中日」以降の日にちに行っても問題ありませんので、そのあたりは柔軟に対応すると良いでしょう♪
参考記事>お彼岸はいつからいつまで?お供え金額の相場やおはぎを飾る理由は?
お彼岸のお墓参りに行けない場合はどうする?
中には、お仕事などの関係でお墓参りに行きたくても行けない人も居るかと思います。
そういった場合は仕方ありませんので、自宅にお仏壇がある場合はお仏壇の前で礼拝合唱だけでも行い、お墓参りに行けないことを故人へ伝えると良いでしょう。
そして、お彼岸期間の前でも後でも、可能な日に行ってあげるのが望ましいです。
子供がお墓参りを行っている様子
もしくは、親戚家族だけでもお墓参りに行く場合には、その親戚家族にお墓参りに行けないことを伝え、お供え物だけでも郵送で贈っておきましょう。
お供え物はお彼岸期間に入る前に届くように、早め早めに贈っておき、お墓参りに間に合わない!と言うことのないように注意が必要です。
また、お供え物は何でも良いですが、法要のマナーとして一般的にはお菓子やお線香などがベターです。
参考記事>お彼岸のお供え物オススメ8選!仏壇の供物はおはぎの他に何がある?
お彼岸のお墓参りの服装は?
お彼岸のお墓参りの服装に特に決まりはなく、普段着で問題ありません。
ただ、あまりにもカラフルな衣装や、キラキラと光る宝石類などは控えるのが当然のマナーです。
そのような格好は、一緒に行く親戚家族や寺院の人たちを不快にさせますし、法要の場では失礼に当たりますので注意してください。
それでも着る服に迷うと言う方は、喪服や礼服で行くことをオススメしますヾ(⌒▽⌒)
お彼岸のお墓参りの持ち物は?
もしかすると皆さんも経験があるかもしれませんが、現地に着いてから忘れ物に気付くことって結構あるんですよね^^;
祖霊が眠るお墓の前で「アレを忘れた、コレを忘れた」と慌てふためくのもみっともないですので、家を出る前にもう一度しっかりと持ち物に抜けが無いか確認しておくと良いでしょう!
参考記事>お墓参りの花でこれはタブー!お供え花の選び方とオススメの種類は?
- お花
- 数珠
- 線香
- ロウソク
- マッチ・ライター
- お供え物
- お供え物の下に敷く半紙
- 掃除道具(たわし、雑巾、バケツ、ゴミ袋など)
墓地によっては水場がないところもありますので、そういったところの場合は水を入れたペットボトルを持っていくことも忘れてはいけません。
お寺さんには自動販売機も無いところがほとんどですので、水がなければ墓石のお掃除ができなくなっちゃいますからね( ̄_ ̄ i)
お彼岸のお供え物は何がいい?
お墓の掃除が終わった後にはお供え物をして手を合わせる訳ですが、何をお供え物に持っていけば良いのか分からない人も少なくないことでしょう。
お供え物はコレ!と特に決まっている訳では無いものの、基本的にはお菓子や、故人が好きだった食べ物・飲み物をお供えすることが一般的です。
好んで食べていたお菓子や果物、いつも飲んでいたお酒など、故人が喜びそうなものを持っていてあげる気持ちが大切です。
特に何も思い浮かばないと言う人は、お供え物によく使われるオススメの物を選んで持っていくと良いでしょう。
また、お供え物を供え、礼拝合唱が終わった後は、お供え物をキチンと持ち帰らなければいけませんので忘れないように注意が必要です!
持ち帰ったお供え物は、本来の「共に供する」の考え方から、そのまま食べていただいて問題ありません。
ご先祖様と分け合って食べることが供養にも繋がると言われますので、なるべくそのまま処分せずに、美味しくいただくようにしましょう^^
お彼岸にお墓参りの理由 まとめ
いかがだったでしょうか?
子供の頃から当たり前だったことに疑問を持つ人は少ないですが、こうして意味を知ると色々と学べることがありますよね(^^)
お彼岸は春と秋、それぞれ年に2回ありますが、故人を想い、なるべくお墓参りに行ってあげるようにすると祖霊もきっと喜んでくれるはずです!
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