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お歳暮ののし紙には名前を入れないの?正しい書き方と注意点とは!

「お歳暮を贈ろうと思うんだけど、のし紙には名前をいれないの?正しい書き方は?」

 

年末が近づいた12月頃には、今年お世話になった人に対してお歳暮を送ると言うご家庭も少なくないことでしょう。

 

お歳暮を送ることでより関係が深くなることも珍しくありませんが、お歳暮ののし紙の書き方ってイマイチ分かりませんよね。

 

そこで今回はお歳暮ののし紙に名前を入れるのか入れないのかと言う内容に併せ、のし紙の正しい書き方・注意点についてもご紹介していこうかと思います。

知っておきたいお歳暮のコト

お歳暮ののし紙には名前を入れないの?

お歳暮をもらった経験のある人だとお分かりの通り、のし紙に名前が入っているか入っていないかは送ってくる相手によってバラバラですよね。

 

このことからもお分かりいただける通り、

  • のし紙に名前を書くかどうかは自由

となっており、絶対に名前を書かなければいけないルールなどは存在しません。

 

名前が書かれていなかったとしても手渡しであれば誰からの贈り物か分かりますし、郵送であっても送り状で誰からかは分かります。

 

ただし、ルールで定まっていないとは言っても、顔の広い人であれば複数人からお歳暮を貰いますので、名前が書かれていなければ後々誰がどのお歳暮を持ってきたか分からなくなるのは想像に難くないでしょう。

 

ですので特別な理由がない限り、のし紙には送り主の名前を書くのが大人のマナーです。

Point

地域によってはのし紙に送り主の名前が入っていないお歳暮は「縁切り」を表し、相手に対して失礼に当たってしまうところもあります。

そういったこと考えても、名前を入れておけば間違いないと言えるでしょう。

お歳暮ののし紙の書き方は?

のし紙を品物に付す理由の1つに「何の贈り物で誰が贈った物か」を表す目的がありますので、最低限お歳暮と言う品物の内容と、送り主である自分の名前は書いておく必要があります。

基本的な書き方と各名称

送る相手が誰であろうと上段に「御歳暮」を書く表書きは変わりませんが、下段の名入れの書き方は送り主によって変わってきますので、ここからはそちらの書き方をご紹介していこうかと思います。

のしの書き方1 個人名で贈る場合

名入れを個人名で贈る場合は、水引きの上に「御歳暮」、水引きの下に送り主である「個人名」を入れて完成です。

個人名で贈る場合ののし例

表書きも名入れも、水引きの中心である結び目に沿って真っ直ぐ書かなければ不格好になりますので、そちらも注意して書き進めると良いでしょう。

のしの書き方2 夫婦の連名で贈る場合

名入れを夫婦の連名で贈る場合は、水引きの上に「御歳暮」、水引きの下に送り主である「夫のフルネーム」、その左側に「妻の名前」を入れて完成です。

夫婦連名で贈る場合ののし例1

 

ただし、この書き方だと左右のバランスがどうしても悪くなりますので、近年では夫婦それぞれの名前を姓の中央に合わせて書くことも増えてきました。

夫婦連名で贈る場合ののし例2

ちなみに夫婦で別姓を名乗っている場合には、夫と妻でそれぞれ一行使ってフルネームを書くこともあります。

のしの書き方3 会社名で贈る場合

名入れを会社名で贈る場合は、水引きの上に「御歳暮」、水引きの下に送り主である「代表者」、その右側に「会社名」を入れて完成です。

会社名で贈る場合ののし例

代表者名よりも会社名を小さめに書くのがポイントで、会社名が長くなる場合には途中で折り返して2行になっても問題ありません。

お歳暮ののし紙の注意点!

お歳暮ののし紙の書き方は覚えていただけたことと思いますが、のし紙の使い分けも併せて覚えておくと良いでしょう。

 

のし紙は大きく分けて「結切り」と「花結び」の2つの結び方があるのですが、お歳暮では必ず花結を選択する必要があります。

結切りと花結び例

ほとんどの場合は品物を購入したお店でのし紙も用意してくれるので、我々が意識することはあまりないのですが、ここを間違えれば相手に失礼な行為に繋がりますので注意が必要です。

 

それぞれの結び方にはこのような意味がありますので、社会人として覚えておくと良いでしょう。

結び方による意味の違いは?

  • 結切りの意味
    何度も繰り返さないように」と言う思いを表し、一般的には結婚式や結納などに使われる結び方です。
     
    お歳暮に使ってしまうと「これで付き合いは終わり」と言う意味にとられてしまうので、絶対に間違って使用しないようにしましょう。
     
  • 花結の意味
    何度も繰り返せるように」と言う思いを表し、一般的にはお誕生日やお中元などに使われる結び方です。
     
    お歳暮では「これからも付き合いが続きますように」と言う意味になりますので、こちらを使用するようにしましょう。

お歳暮ののしには名前を入れる?まとめ

いかがだったでしょうか?

 

お歳暮を誰に送るのかは人それぞれですが、実家の両親に送るにしても会社の上司に送るにしても、のし紙の正しい書き方を知っておいて損はないでしょう。

 

お歳暮を送るだけで来年も気持ちよく挨拶ができますので、もう一度送り忘れている人が居ないか思い返してみるのもオススメです。

参考記事>お歳暮は誰に送るのがマナーなの?親の実家や会社の上司には必須?

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