「毎年お彼岸になるとおはぎを用意するけど、あれって何か理由があるの?」
お彼岸のお供え物と言えば、真っ先におはぎが頭に浮かぶ方も少なくないことでしょう。
中には、お家で手作りしたものをお仏壇へお供えしていると言うご家庭もあるかもしれませんね^^
ですが、何故お彼岸にはおはぎをお供え物としてお飾りするのかご存知ですか?
今回はそんなおはぎをお彼岸にお供えする理由と、ぼたもちの違い、オススメのお供え物についてご紹介していきたいと思います(^o^)/
参考記事>お彼岸はいつからいつまで?お供え金額の相場やおはぎを飾る理由は?
お彼岸におはぎの理由は何?
お彼岸におはぎをお供えする理由は大きく2つあり、
- 五穀豊穣
- 魔除け
と言う願いを込めてお飾りされています。
もちろん中には、亡くなられた故人が好んでいた食べ物だったと言う理由でお供えしている家庭もありますが、基本的には五穀豊穣と魔除けが目的です(^^)
参考記事>お彼岸のお供え物オススメ8選!仏壇の供物はおはぎの他に何がある?
お彼岸におはぎの由来1 五穀豊穣
皆さんご存知のとおり、おはぎはもち米を餡で包んだお茶菓子です。
そのもち米には昔から穀物を始めとした様々な農作物がたくさん採れるようにと言う願いが込められ、大勢の人々に親しまれてきました。
現在でこそ農家を営んでいる家系は随分と減りましたが、一昔前は農作物を作って、それを販売して生活を行うのが当たり前だったので、潤沢な農作物は生活に欠かせないものだったんですね。
お彼岸におはぎの由来2 魔除け
おはぎの餡に使われる小豆は、とっても濃い赤色をしています。
昔から赤色は縁起の良い色として知られ、魔除けの力があると信じられていました。
慶事があった際には現在でもお赤飯を炊いてお祝いしますが、それも魔除けと言う昔からの由来があってのことです。
そして、お彼岸はこの世とあの世が繋がりやすい日ですので、悪い悪霊が入り込まないように、お仏壇にしっかりとおはぎをお飾りしていたんですね。
お彼岸のおはぎとぼたもちは何が違う?
おはぎと同じような食べ物にぼたもちがありますが、一体どんな違いがあるのでしょうか?
使っている小豆の種類の違い?それとも作り方の違い・・?
外観からだと、どれだけよ~く見ても違いは全く分かりませんよね^^;
お盆に飾り付けられるぼたもち
まぁそれも当然なわけで、実は
- ぼたもちとおはぎは同じ食べ物
なんです Σ(゚□゚!!
これだけ聞いてもイマイチしっくりこないですよね( ̄_ ̄ i)
どういうことかと言うと、季節や時期によって呼び名が変わるとっても珍しい食べ物なんです。
- 3月の春分の日は「ぼたもち」
→春の花である牡丹から牡丹餅
- 9月の秋分の日は「おはぎ」
→秋の花である萩から御萩
地域や風習によっては、こしあんを使ったものを「ぼたもち」、粒あんを使ったものを「おはぎ」として使い分けているところもあるようですが、一般的には季節で使い分けを行います。
それでは、3月と9月以外はどちらの呼び名を使えば良いのかと言うと、明確には決まっていませんので、全国区で一般化されている「おはぎ」と呼ぶのが良いでしょう(*^_^*)
お彼岸のお供え物のオススメは?
お彼岸のお供え物は、おはぎの他にも色々な物があります。
おはぎは日持ちもしませんし、贈り物として持っていくのには適していませんよね( ̄_ ̄ i)
また、多くの家庭ではおはぎは自分の家で用意するものと言う認識が広がっていますので、贈り物として持っていく必要は無いと言えます。
それではどんなお供え物を持っていくのがベストなのかと言うと、一般的なお供え物の中ではこれらがオススメです(*^_^*)
- お花
- お金
- 果物
- 線香
- ロウソク
- お菓子
- お茶菓子
- 故人の好きだった食べ物
ただ、この中であればどれを贈っても良いと言う訳ではなく、可能な限り相手方の家族に負担のならない物を選択する必要があります。
例えば、前回のお彼岸でお菓子の贈り物が多く余っていたのであれば、食べ物以外のお線香やロウソクにしたほうが良いですし、逆にお線香やロウソクがたくさん余っていたのであれば、食べ物やお金をお包みするほうが良いでしょう。
このように、「どこでも買えるお菓子にしよう!」とこちらの都合で選ぶのではなく、お迎えいただくご家族のことを思いやる気持ちが大切です。
それぞれのお供え物の特徴や、こんな家族にはどんなお供え物が適しているのか?については、こちらで詳しく紹介しています↓
お彼岸におはぎの由来 まとめ
いかがでしたか?お彼岸におはぎをお供えする由来は覚えて頂けましたか?
理由を聞けば納得の由来ですが、教えてもらわなければ知ることのないお話でしたね(^^)
お彼岸に親戚家族が集った際、話のネタに困った時はこういったお話も盛り上がると思いますよ♪
また、併せてお彼岸にお墓参りへ行く意味も覚えておくといいでしょう\(^o^)
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