「家の中にムカデが出た!どんな殺し方をすればすぐに死ぬ?」
ムカデにはゴキブリのようなスピードはありませんが、全身が甲冑で覆われているように硬く、叩いても容易に退治することはできません。
ムカデにはムカデに合った有効な殺し方がいくつかありますので、今回はそちらをご紹介させていただこうと思います。
ムカデの殺し方9選!効果的に殺すには熱湯が効果的?
ムカデには人間や他の動物と同じように、生きていける温度域と言うものがあります。種類や大きさにもよりますが、高温であれば40度~50度程度まで、低温であれば1度~10度程度であれば生きていくことが可能です。
逆にこれらの温度域を下回るか上回れば、ムカデは死んでしまいます。ですので、それらの温度を利用した殺し方は有効な方法と言えるでしょう。
ここからは、そんな温度を利用した殺し方に併せ、それ以外のムカデの殺し方についても紹介していこうと思います。紹介する殺し方の大半が家の中にあるもので行えるため、いざと言うときでもすぐに対処できるはずです。
ムカデの殺し方1 熱湯をかける
最もお手軽で効果的にムカデを殺す方法は熱湯をかけることです。60度以上のお湯をかければすぐに死んでしまい、有害な成分も出ませんので小さな子供や乳幼児、赤ちゃん、ペットなどが居るご家庭にはオススメの駆除方法です。
ただし、壁や天井を這っているムカデには実践が難しく、無理に行うと火傷の危険があるので注意してください。それら場所にムカデが居る場合には移動するまで待つか、別の方法で退治すると良いでしょう。
また、お湯を沸かしている間にムカデが逃げてしまう可能性も考えられますので、いらないタッパで閉じ込めたり、トングで掴んでバケツに入れておくなどの工夫が必要です。
【熱湯のメリット】
- 効果的に殺せる
- 人体に悪影響がない
- どの家庭にもある物で駆除が可能
【熱湯のデメリット】
- 壁や天井を這っている場合には不向き
- お湯を沸かす間に逃げる可能性がある
- 火傷の危険性がある
熱湯をかける殺し方については、こちらの記事で更に詳しく紹介しています。よければ併せて参考にしてください。
ムカデの殺し方2 洗剤を吹き付ける
ゴキブリと同じく、ムカデもハイターなどの洗剤に弱いです。ゴキブリやムカデは皮膚の表面に気門と呼ばれる呼吸器官を持っているのですが、そこを塞がれてしまうと呼吸ができなくなってしまいます。
普段は気門が水で覆われないよう撥水性がありますが、洗剤を吹き掛けることによって撥水性が失われ、気門に水が入り呼吸ができなくなってしまうという寸法です。
吹き付ける洗剤は食器用洗剤でも構いませんが、スクラビングバブルのような泡で噴射できるお風呂用洗剤のほうが、洗剤が落ちにくくオススメです。スプレータイプのものだと天井や壁にも使えるので利便性が高いでしょう。
ただ、使ってみると分かるのですが洗剤では死ぬまでに時間が掛かってしまいます。すぐに殺したいのであれば、別の方法が望ましいでしょう。
【洗剤のメリット】
- 壁や天井を這っているムカデにも使える
- 部屋が汚れない
【洗剤のデメリット】
- 死ぬまでに時間がかかる
ムカデの殺し方3 シャンプーをかける
洗剤と同様の理由から、シャンプーでムカデを殺すことも可能です。ネバネバとしているのでムカデも動けなくなり、逃げられる心配も少ないでしょう。
ただ、実践してみると分かるのですがフローリングの溝にシャンプーが入り込むと拭きずらく、そのまま時間が経てば白くなってしまうこともあり掃除が面倒です。
ですので、お風呂場などにムカデが出た際は有効ですが、フローリングではあまりお勧めできません。
【シャンプーのメリット】
- 逃げられる心配が少ない
- どの家庭にもある物で駆除が可能
- 人体に悪影響がない
【シャンプーのデメリット】
- フローリングの溝に入ると掃除が面倒
ムカデの殺し方4 冷却スプレーを吹き付ける
個人的に最もオススメしたいのが冷却スプレーを使った殺し方です。冷却スプレーは効果的にムカデを殺せることに加え、後処理が非常に楽です。
熱湯や洗剤のように、吹き付けた箇所をあとで拭きあげる必要はありません。
私は殺虫成分の入っていない、人間用(スポーツの後のクールダウンに使うもの)の冷却スプレーを愛用しています。
色々な冷却スプレーを使ってきましたが、噴射力が強すぎるものが多いです。
小さなムカデに対して使うと、殺す前に飛んでいく可能性があるので部屋の角に追い詰めて吹き付けると良いでしょう。
【冷却スプレーのメリット】
- 効果的に殺せる
- 部屋が汚れない
- 人間用であれば人体に悪影響が無い
【冷却スプレーのデメリット】
- 噴射力が強すぎる物が多い
- 連続して噴射するとすぐに無くなる
ムカデの殺し方5 ヘアスプレーを吹き付ける
ヘアスプレーの髪の毛を固定する成分によってムカデを殺すことができます。
全てのヘアスプレーで効果があるのか分かりませんが、以前私が使用していたVo.5と言うヘアスプレーであればわりとすぐに死にました。
本来は髪をセットするためのものなので人体への悪影響も少なく、噴射力もちょうど良いです。
ムカデがヘアスプレーによって動かなくなっても、固まっているだけで生きているかもしれませんので素手では触れないようにしましょう。
【ヘアスプレーのメリット】
- 人体に悪影響が少ない
- 部屋が汚れない
【ヘアスプレーのデメリット】
- 本当に死んでいるのか判断が難しい
- ヘアスプレーの種類によっては効かない可能性も
ムカデの殺し方6 ハサミで切断する
少し勇気が要りますが、ムカデの頭部をハサミで切断するのも効果的な殺し方です。
手を近づける必要があるため、小さすぎるハサミだと誤ってムカデに噛まれてしまう危険性があるので注意しましょう。
切断箇所によっては、ムカデが上半身だけで逃げて行こうとします。なるべく頭部に近い部位を切断し脚を上半身に残さないようにしてください。
切断箇所によってはしばらく生きている可能性もあるため、安易に触らず割り箸などで掴んでトイレに流すと良いでしょう。
また、切断する部位によっては体液が出る可能性もるため、カーペットなどの上では行わないように注意が必要です。
【ハサミのメリット】
- 切断箇所によっては効果的に殺せる
- 人体に悪影響がない
- どの家庭にもある物で駆除が可能
【ハサミのデメリット】
- ムカデに手を近づける勇気がいる
- ムカデに噛まれる危険性がある
- 体液で汚れる可能性がある
- 切断箇所によっては上半身だけ逃げようとする
ムカデの殺し方7 トングや火バサミで頭を潰す
ムカデの弱点は頭ですので、トングや火ばさみで頭部を挟んで潰すのも有効な殺し方です。ムカデが大きい場合やトングの噛み合わせが悪い場合には、直接トングを突き刺しても殺せでしょう。
頭部を挟んで潰すにしても、突き刺して殺すにしても体液が出る可能性があるため、周りの環境には注意しましょう。
【トングや火バサミのメリット】
- 効果的に殺せる
- どの家庭にもある物で駆除が可能
【トングや火ばさみのデメリット】
- 体液で汚れる可能性がある
ムカデの殺し方8 粉剤をかける
普段からムカデに悩まされている方であれば、ムカデを寄せ付けない粉剤を持っている方もいるかもしれません。
ムカデの粉剤の種類によってはムカデを寄せ付けない忌避成分の他に、殺虫成分が入っているものも多く、そういった物であればムカデを殺すことが可能です。
ムカデの姿が見えなくなるくらい粉剤をかければ動けなくなるので、逃げられる心配もありません。
しかし、粉剤は人体に悪影響があるため小さな子供や乳幼児、赤ちゃん、ペットが口にしないよう注意が必要です。
ムカデの駆除が終わった後は掃除機で粉剤を吸って、念入りにタオルで拭くことを忘れずに行いましょう。
【粉剤のメリット】
- ムカデに逃げられる心配が少ない
【粉剤のデメリット】
- 掃除が面倒
- 人体に悪影響がある
ムカデの殺し方9 殺虫スプレーを吹き付ける
当然ですが、殺虫スプレーでもムカデを殺すことが可能です。ムカデ以外の様々な虫に対しても使えるため、利便性も高くなっています。
中には、ムカデに効きづらい殺虫スプレーもあるため、ムカデに対しても効果があるかパッケージの確認を忘れないようにしましょう。ムカデ専用のフマキラーなどの殺虫スプレーもオススメです。
【殺虫スプレーのメリット】
- 効果的に殺せる
- 様々な虫に対して効果がある
- 部屋が汚れない
【殺虫スプレーのデメリット】
- 人体に悪影響がある
- 中にはムカデに効きづらい商品も
ムカデの殺し方選 まとめ
いかがだったでしょうか?中には、きちんとムカデを退治できたものの「また出るんじゃないか・・・。」と言う不安で、夜もまともに寝れない方も少なくないと思います。
脅かす訳ではありませんが、ムカデは布団の中にも好んで侵入してくるため、そのような可能性も大いに考えられます。寝ている間に噛まれないためにも、まずはムカデを家の中に入らせない対策を行うと良いでしょう。
業者に頼むととても高額になりますが、自分でムカデを出ないように対策しただけでも充分効果はあります。詳しくはこちらで紹介していますので、参考にしてください。
また、ムカデに誤って噛まれてしまった場合には「しびれ」「かゆみ」「腫れ」「炎症」などの症状が引き起こされます。すぐに正しい応急処置を行い、必要であれば病院へ向かうと良いでしょう。それらの対処についてもこちらで紹介していますので、良ければ参考にしてください。
コメント
ムカデは益虫でゴキブリなんかも退治してくれるので自分は殺さないなぁ
殺したことも無い。
他の虫が居なくなるとムカデもいなくなるし。
名前はまだ無いさんコメントありがとうございます。
おっしゃるとおり色々な虫を駆除してくれる頼もしいやつでもありますが、やはり人にも攻撃するというところと、その見た目から駆除を考える人が多いようですね。
私もムカデに慣れたとは言え、さすがに家の中で見付けた場合には放っておきません。
また、ムカデ関連の記事は他にも複数展開していますので、よければ併せて参考にしていただければと思います。