「家の中に小さなムカデのような虫が出た!これってもしかしてムカデの赤ちゃん?それともヤスデ?まさか親の大きなムカデも出たりする?」
家の中に有毒生物のムカデが出たということであれば、お家の一大事ですよね。
例えそれが小さな赤ちゃんムカデだったとしても、親のムカデの出現や、刺された場合の症状など、様々な心配事が頭に浮かぶことと思います。
こちらでは、そんな家の中に出た虫がムカデなのかヤスデなのかを見分けるための方法や、赤ちゃんムカデに刺された場合の症状、親ムカデの存在などについて紹介しています。
✔知っておきたいムカデ知識
- ムカデが出てから調べても遅い!
⇒家の中に出たムカデを効果的に退治する方法9選!
- 1匹殺しても2匹目がいる?
⇒ムカデがつがいで行動するは嘘?本当?
- もしも噛まれてしまったら?
⇒ムカデに噛まれたら病院の何科に行けばいい?
ムカデの赤ちゃん画像!ムカデとヤスデの見分け方は?
実際に見たことがある方であればご存じの方も多いと思いますが、赤ちゃんムカデとヤスデは非常に見た目が似ています。
この写真で見てもどちらが赤ちゃんムカデで、どちらがヤスデか判断が難しいですよね。
こっちが赤ちゃんムカデで
こっちがヤスデです。
どちらの虫も同じような大きさで、同じような環境に現れることがあるため、見付けた場所で種類を特定することは難しいです。
それでは、どのようにして見分けることが出来るのかと言うと、これから紹介する特徴を見ていただければ、ほとんどの場合簡単に見分けることが可能です。
ちなみに、赤ちゃんムカデであっても成虫のムカデと同じ牙や毒を持っています。体が小さいからと言って、直接手で触って駆除することは控えましょう。
ムカデとヤスデの見分け方1 突付くと丸くなるか
最も簡単な見分け方は突付くことです。
突付くことで体を丸めればヤスデで、丸めなければムカデだと判断することが可能です。
なお、もしムカデだった場合には噛まれる心配があるので、必ず割り箸などを使って突付いてください。
ヤスデの場合には、こんな感じに丸くなるのですぐに分かります。
死んでしまっている場合には別の特徴で見分ける必要があるものの、生きている個体であればこちらの方法で確認するといいでしょう。
ムカデとヤスデの見分け方2 触覚の大きさ
ムカデとヤスデを見分けるには、触覚の大きさを見ることも有効な判断方法です。
先の写真からも分かる通り、ムカデのほうが触覚が長く太い場合が多いです。
ムカデの中には触覚が無い種類や短い種類も存在しますが、日本で一般的に見られるムカデであれば、触覚でムカデかヤスデか見分けることが出来るでしょう。
また、お尻にも触覚のような長い脚があるのも特徴です。
ムカデとヤスデの見分け方3 匂い
ヤスデは体から非常に臭い刺激臭を放ちますので、匂いで判断するのも有効です。
その匂いは、時には数メートル離れていても感じるほど強烈なもので、密閉空間に閉じ込めるとヤスデが自らの臭液で死ぬほど強いものとなっています。
顔に触れるほど近付かなくとも匂いを感じることが出来ますので、臭い刺激臭のような匂いがする場合にはヤスデだと判断することが可能です。
ムカデの赤ちゃんに刺されたときの症状は?
体は小さくともムカデはムカデです。
例え1円玉ほどの大きさのムカデだったとしても、しっかりと牙があり毒を有しています。
噛まれた(刺された)際の痛みは成虫の大きさのムカデに比べれば大したことはありませんが、毒は注入されてしまいます。
ムカデに足首を噛まれた被害写真
噛まれて起こる症状は、一般的に痺れや炎症、腫れ、痛みなどがありますが、赤ちゃんムカデの場合にはそれほど心配することはありません。
1円玉程度の大きさの赤ちゃんムカデであれば毒の量も少なく、時間の経過と共に症状もすぐに回復するでしょう。
人によっては、噛まれたことにすら気付かない人も少なくありません。
ただし、症状を知っておいて損はありませんので、ムカデを見掛けた方はどのような症状が起こるのか覚えておくことをオススメします。
ムカデの赤ちゃんは親も近くにいるの?
赤ちゃんムカデを発見した人の多くが、親ムカデの存在を懸念されると思います。
赤ちゃんムカデは親のムカデよりも行動範囲が狭いものの、近くに親ムカデが潜んでいる可能性は充分に考えられます。
ですので、お部屋の中で赤ちゃんムカデを見付けた場合には、まずは親ムカデが室内に侵入しないよう対策を講じておくと良いでしょう。
私の家にも頻繁に色々な大きさのムカデが現れていましたが、『蚊取り線香+防虫スプレー+粉剤+防虫ネット』で姿を見ることはなくなりました。
詳しくはこちらで紹介していますので、良ければ併せて参考にしてください。
ムカデの赤ちゃん 家の中でよく見られる種類は?
ムカデと一口に言ってもその種類は様々で、日本だけでも100種類以上が確認されています。
その中でも人家に侵入してきやすい種が2種類居ますので、こちらで写真と共に紹介させていただきます。
家の中に出てくるムカデ1 アオズムカデ
アオズムカデは名前の通り、体全体が青っぽくなっています。
赤ちゃんムカデであってもこのあたりはあまり変わりませんが、脚はこの写真のように綺麗に発色していません。
頭と胴体が同じ色なのが特徴です。
体長は成虫になると8cm~10cm程度になる、小型のムカデに分類されます。
家の中に出てくるムカデ2 トビズムカデ
私の家にも対策前にはよく出ていたのが、このトビズムカデです。
赤っぽい頭部に黒の胴体、黄色い脚と言ったように、正に絵に描いたような日本の代表的なムカデです。
体長は成虫になると20cm程度になる個体もいる、大型のムカデに分類されます。
そんな大きなムカデが家の中に現れると大変なので、トビズムカデの赤ちゃんを見付けた場合はすぐにムカデ対策を行いましょう。
また、人家で姿を見ることは少ないですが、『アカズムカデ』と言う種類のムカデには更に注意が必要です。
大きさは小さいですがムカデの毒の中で最も強力だと言われているので、見付けた場合には早急に殺しましょう。
アカズムカデを始めとしたムカデの種類については、こちらで画像と共に紹介しています。併せて参考にしてください。
家の中に出たのはムカデ?ヤスデ? まとめ
いかがだったでしょうか?
ムカデの赤ちゃん自体はそれほど注意する必要もない。と言うのが私の経験からの見解ですが、赤ちゃんを見つけた場合にはその親も居る可能性があるので、そちらは注意したほうが良いと思います。
2回目以降噛まれてしまうと、アナフィラキシーショックを起こす危険もありますし、特に抵抗力の低い小さな子供や乳幼児、赤ちゃん、ペットが噛まれれば大変です。
それらのことを考えれば、例え家の中に出たのが赤ちゃんムカデだろうと今後のムカデ対策を見直したほうが良いでしょう。
コメント