「Predictables」はイスラエルの工業デザイナーにより開発されている、手のひらでスマホを操作すると言う近未来的なガジェットです。
今のところ製品化に至っておりませんが、とても興味深い行動予測と言う機能が搭載されています。
スマホの情報から行動予測
以前に紹介したガジェットにCicret Braceletと言うものがありました。そのガジェットは腕がスマホになると言うもの。
根本的に異なるのはCicret Braceletはスマホとガジェットを連携させ、画面共有を行うというものに対し、Predictablesは専用のアプリケーションとガジェット、スマホを連携させることで、行動予測が行えるという点。
単に近未来的なガジェットと言うだけでなく、行動予測という付加価値でデバイスの魅力を引き出しています。
専用のアプリについては詳細が明かされておりませんが、下記のプロモーションビデオからどのようなものか確認が可能です。
Predictables- contemporary fortune tellers from Dor_tal on Vimeo.
どうやら連携したスマホの情報を読み込み、そこから次の行動などの予測を立てるようです。
コスト面から見るとオリジナルアプリの開発ではなく、既存のサービス(Google Now等)との連携を行ったほうがメリットが大きいように考えられますが、何か理由があるのでしょうか。
スマホ画面は操作できない?
動画では行動予測アプリケーションの動作は確認できますが、スマホ画面の操作は一切行っていません。
行動予測アプリのプロモーションも兼ねているため、敢えてスマホ画面の操作を映像に入れていないのか。それとも、そもそもスマホ画面の操作は仕様に組み込んでいないのか疑問が残ります。
現段階で答えが出ることはありませんが、ユーザーとしては行動予測に併せ、通常のスマホ画面の操作も行えることが望ましいと言えるでしょう。
置型プロジェクターの存在
更に動画からは手首に装着するガジェットの他に、置型プロジェクターの存在が確認できます。このプロジェクターに対してもアクションが可能なようで、映し出された映像に対しジェスチャーで操作を行っています。
一体どのように感知する予定なでしょうか。手首に巻くガジェットであれば、センサーをいくつか埋め込めば投影された映像と、触れた位置から距離を図ることが出来るのは理解できます。
しかし、置型プロジェクターの場合には、直接投影されている壁面に触れずに操作を行っています。一体どのような仕組みで操作を実現するのでしょうか。
浮かんだ疑問を解決する意味でも、いろいろと興味がそそられるガジェットとなっており、今後も注目していきたいです。
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