「毎年お盆になるとおはぎを供物としてお供えしているけど、あれってどんな意味があるんだろう?」
お盆のお供え物と言えば、真っ先におはぎが頭に浮かぶ方も少なくないことでしょう。
ですが、何故お盆時期におはぎをお供えするか、しっかりとした意味はご存知でしょうか?
今回はそんなお盆時期に、おはぎをお供えする理由・由来についてご紹介していきたいと思います。
お盆におはぎをお供えする理由・由来は何?
お盆におはぎをお供えする理由は主に2つあると言われており、
- 魔除け
- 五穀豊穣
をそれぞれ願っていると言われています。
中には、故人が好きな食べ物だったと言う理由で飾っている家庭もありますが、一般的な理由は「魔除け」「五穀豊穣」となっています(^-^)
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お盆におはぎを供える意味1 魔除け
皆さんご存知のとおり、おはぎのあんこに使われる小豆はとっても赤いですよね。
実は、この赤と言う色には昔から魔除けの力があると言われており、お祝いやお祭り事の際には非常に重宝される色として扱われていました。
お祝い事などがあった場合には、お赤飯を炊いてお祝いしますよね。アレもこう言った理由からだったんですヾ(⌒▽⌒)
お盆はお祝い事とは言えませんが、ご先祖さまの霊魂が家に帰って来ているので、余計な悪いものが入り込まないように。と言う願いが込められていたんですね。
お盆におはぎを供える意味2 五穀豊穣
おはぎの中には、あんこで包まれたもち米が入っていますよね。
そのお米(お餅)には穀物などの農作物が豊作になるように、五穀豊穣と言う願いが込められています。
今でこそ農家を営んでいるお家は減りましたが、昔はお米やお野菜を売って生活することが一般的だったので、こういった農作物の豊潤化を願っていたんですね。
お盆のおはぎはいつお供えする?日にちは決まってるの?
「魔除け」「五穀豊穣」と言う願いが込められたおはぎは、一体いつ盆棚にお供えするのが正しいのでしょうか?
これは地域によっても多少異なるのですが、基本的には
- おはぎをお供えする日付は8月13日~8月16日
(7月がお盆の地域は7月13日~7月16日)
と覚えていただいて問題ありません。
要は、「迎え火」と「送り火」を行う間の、祖霊が帰ってきている期間はお供えを行うと言うことですね。
お盆の飾り付けも同じ期間行いますので、その他の必要なものと併せておはぎも準備しておくと良いでしょう(^o^)/
⇒お盆の飾り付けに必要なもの8選!ナスやほおずきを使う意味は何?
お盆のおはぎとぼたもちにはどんな違いがある?
おはぎによく似た食べ物にぼたもちがありますが、一体どんな違いがあるのかご存知ですか?
見た目も味も違いがあるようには感じませんよね(^_^;)
それもそのはず・・・。実は、
- 「おはぎ」と「ぼたもち」は呼び名が違うだけで同じものなんです!
同じ食べ物にも関わらず、何故2種類の呼び名があるのかと言うと、季節によって使い分けているんですね~。
- 「春」は春の花として有名な牡丹からぼたもち(牡丹餅)
- 「秋」は秋の花として有名な萩からおはぎ(御萩)
その間の期間はどう呼ぶのかは人それぞれですが、私の経験上「おはぎ」と言う呼び方のほうが一年中耳にするような気がしますね。
いずれにせよ、どちらの呼び方であっても指している物は同じですので、併せて豆知識として覚えておくと良いでしょう\(^o^)/
お盆におはぎをお供えする意味は何? まとめ
いかがだったでしょうか?お盆におはぎを供える謎は解決しましたか?
私も子供の頃は、「おじいちゃん・おばあちゃんのお年寄りはお団子が好きだから」と勝手に解釈していましたが、キチンとした理由があったんですね~^^;
お盆には他にも良く分からない物がたくさん登場しましたが、今になってそれぞれの意味を知ると、どれも大切な物なんだな。と感じます。
中でも、ナスとキュウリで作った置物は完全に意味不明でしたが、大人になってから祖霊を思いやるとっても大切なものだと言うことに気付かされました。
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