お正月に欠かせない年賀状は日本の大切な伝統行事のひとつですが、書き方で困ってしまった経験はありませんか?
ついついデザインばかりに力を入れてしまいがちですが、どんなに素敵な年賀状でも誤った書き方であれば台無しですよね。
そこで今回は、そんな年賀状の正しい書き方についてご紹介していきたいと思います。
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年賀状の住所の横書きは失礼にあたるの?
年賀状と言えば縦書きが一般的ですが、最近では干支を用いない海外のポストカードのような年賀状を出す人も増えてきたため、横書きで年賀状を出す人も少なくありません。
しかし、本来日本語は縦書きが正式ですので、年賀状も縦書きで送るのが正しい書き方となります。
仲の良い友人家族に送るのであれば問題ありませんが、目上の人や取引先に年賀状を出す場合は、大人のマナーとして縦書きで送るようにしましょう。
横書きは失礼にあたるとは一概に言えないものの、送った相手によっては「礼儀作法がなっていない」「非常識だ」と思われてしまうかもしれません。
また、住所を書く表面を縦書きで作成する場合、裏面も縦書きにするのが基本です。
表裏で縦書きと横書きがゴッチャにならないよう、注意しながら作成に取り掛かると良いでしょう。
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住所や名前、会社名に英語が入っている場合、その英語も縦書きで書くのが基本です。
英語だからといって横書きで書いてしまうと、日本語の縦書きと英語の横書きがゴッチャになってしまいますので、全て縦書きで統一しましょう。
年賀状の数字の書き方は?
番地や部屋番号などの、数字の書き方も年賀状で間違えやすいポイントのひとつです。
3桁未満と3桁以上で書き方が変わってきますので、ここもしっかりと覚えておきましょう。
✔数字の正しい書き方は?
- 3桁未満の数字の場合
数字の間に位を記入する
例)「11→十一」「20→二十」
- 3桁以上の数字の場合
数字の間に位は記入しない
例)「100→一○○」「214→二○四」
文例はブログの性質上、横書きでのご紹介となってしまいましたが、実際はこのように縦書きで記入します。
ちなみに、住所の「|」の文字が数字の「1」と郵便局員に勘違いされてしまうことも稀にあるので、そういった場合はひらがなの「の」と言う文字を使うのも有効です。
パソコンや筆で作成した宛名であればそういった間違いも少ないですが、ボールペンだと判別が付きにくいですので、このような小技も覚えておくといいでしょう。
宛名の敬称・肩書はどうする?
ついつい忘れてしまいがちなものが、相手方の名前に付ける敬称や肩書です。
プリンターで印刷してから気付く人も多く、そこだけ手描きで書き足して郵送する人もいますが、見栄えとしてはあまり良くありませんよね。
そんな敬称や肩書にも色々な種類があり、使い分けが少しややこしいですので、この機会に正しい使い方を覚えておくと良いでしょう。
✔敬称・肩書の使い方は?
- 様
最も一般的な敬称で、誰にでもお使いいただけます。敬称に迷った場合は「様」を付けておけば間違いありません。
また、連名の場合には、必ず一人一人の名前に「様」を付けましょう。
- 御中
団体・会社・部署などの組織宛に出す場合に使います。
担当者がハッキリしない場合などに使うと良いでしょう。
- 御一同様
相手方の家族全員に対して挨拶をするときに使います。(前川家御一同様など)
- 先生
一般的に「先生」と呼ばれる職業の方にお送りする際に使います。(弁護士・医師・恩師など)
- 部長○○様
取引先にお送りする場合に使います。役職は必ず名前の上に記入しましょう。
また、役職が長い場合の書き方は、3文字までは1行、4文字以降は2行目、5文字以上の長い役職は、名前の上には記入せず、部署名などの下に1文字下げて記入します。
- 御奥様
ご夫婦宛で、奥様の名前が分からない場合に使います。
ちなみに、会社名を記入する場合には、㈱、㈲、などの略称は使ってはいけません。
年賀はがきのスペースに余裕が無かったとしても、フォントを小さくするなどして、必ず正式名称で記入しましょう。(株式会社、有限会社など)
年賀状の住所の書き方 まとめ
いかがだったでしょうか?
毎年見慣れている年賀状でも、意外と注意すべきポイントはたくさんありましたね。
作り終えてから間違いに気付いても時すでに遅しですので、年賀状作成を行う前に、しっかりと正しい年賀状の書き方を確認しておくと良いでしょう!
- 年賀状の住所は横書きでもOKだが、正式には縦書き。特に、目上の人には縦書きで送るのがベスト!
- 年賀状の表裏で縦書きと横書きがゴッチャにならないように注意!
- 番地や部屋番号の数字は、3桁未満の場合は数字の間に位を記入、3桁以上の場合は数字の間に位は記入しない!
- 手描きで住所を書く場合はハイフンが誤認を生む可能性があるので、平仮名の「の」で対応するのも良し!
- 敬称に迷った場合は、「様」を使えば間違いなし!
- 会社名を記入する場合には略称を使わず、必ず正式名称で記入する!
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