子供のiPhoneを時間帯別に機能制限したいと思っている親御さんは沢山居ると思いますが、残念なことにiPhone本体の機能制限では時間制限は行えなくなっています。
そこで今回は、そんなiPhoneの時間制限に使える『ParentKit』と言うペアレンタルコントロールアプリをご紹介したいと思います。こちらのアプリをiPhoneに導入することで「平日の勉強時間の夜20時~22時はラインやゲームのアプリをロックする」と言った制御が可能なので、是非設定しておきましょう!
iPhoneの無料の時間制限アプリはこちら!
iPhone ペアレンタルコントロールアプリで時間制限する方法は?
全ての設定にかかる時間はおよそ10分~15分程度かと思いますので、よろしくお願いします。
またアプリの言語は日本語ではなく英語となっておりますが、インストールから設定、利用方法まで全て画面キャプチャを用いて説明しておりますので、簡単に進められるはずです。
もちろんアプリですのでキャリア(au docomo ソフトバンク ワイモバイル)に関係なく利用することも可能となっています。
【ParentKitの機能一覧】
- Safariの時間使用制限
- AppStoreからインストールしたアプリの時間使用制限
- YouTubeなどの動画メディアの時間使用制限
- カメラの時間使用制限
iPhone 時間制限設定1 アプリのインストール
まずは、時間制限を行うための『ParentKit』アプリをインストールしましょう。インストールするデバイスは親のiPhoneでも子供のiPhoneでも構いません。アプリは時間制限のコントロールをするためだけのものなので、制限する子供のiPhoneに必ずしも入れる必要はないです。
個人的には親のスマホにインストールしておけば、子供にアプリを削除される心配や設定を解除される心配もないので良いと思います。ですので、今回は親のiPhoneにアプリをインストールして、そこから子供のiPhoneを遠隔でコントロールするという内容でお話を進めさせていただきます。
また、こちらのアプリは1ヶ月間は無料となっていますがその後は有料で6ヶ月/3,000円、または1年/4,800円となっています。ずっと無料だと有難かったのですが、動作が安定していることを考慮すれば月に400円だと安いと思います。
不要であれば1ヶ月でアプリを消せば良いだけですので、一度試してみると良いでしょう。(1ヶ月を超えたからと言って勝手に課金は始まりません)尚、無料の時間制限アプリはこちらで紹介しています。
まずは、コントロールする親側のiPhoneでこちらのAppStoreに接続してください。(Appleのアカウント設定がお済みでない方は先に済ませておく必要があります)
上のリンクに接続するとこのような画面になるはずですので、「入手」をタップします。
「入手」のボタンが「インストール」に変わったはずですので、「インストール」をタップしいます。
Appleのパスワードを入力して「OK」をタップし、完了です。しばらく待つとインストールが終了し、待ち受け画面に『ParentKit』のアプリが表示されるはずです。
iPhoneの時間制限設定2 ParentKitへの登録
ここから、『ParentKit』アプリの初期設定を行っていきます。初期設定と言ってもそれほど難しいことはありません。行う動作で言えば僅かなものですので、一緒に進めていきましょう!
インストールが完了すれば、待ち受け画面にアイコンが表示されているはずですので、『ParentKit』アプリを開きます。
アプリを開くと英文で色々と注意事項などを書かれていますが、そのまま右上の「accept」をタップします。気なる方はきちんと内容を読まれてくださいね。
「Login」と「Create Account」ボタンがありますが、まだアカウントがありませんのでアカウント作成の「Create Account」ボタンをタップします。
何故か再度ログイン画面が表示されますので、もう一度「Create Account」をタップします。
上から順番に[Eメールアドレス][パスワード][同じパスワード]を入力して、右上の「Save」をタップします。
ここで制限する子供を追加していきます。複数人追加することもでき、やり方はこれから説明する手順と同じです。まずは右上の「+」をタップします。
[名前][子供の年齢]を入力して[時間]を設定します。名前はフルネームである必要はなく、自分さえ分かれば問題ありません。時間は日本で利用する場合「(GTM+09:00)Tokyo」を選択し「Save」をタップします。(写真も設定するのであれば人影アイコンをタップすれば登録できます)
すると先程の画面に登録した子供の項目が増えているはずですので、設定を行いたい子供の名前をタップします。
できることの簡単な説明が入りますが、1番右まで画面をスクロールして「Got it!」をタップします。
このような画面になっていれば登録はOKです。後でここに表示されているURLとコードが必要になるので、まだ画面は閉じないでください。
iPhoneの時間制限設定3 子供の端末の認証
ここからは子供の端末で操作を行っていきます。
まず、「Safari」アプリを開きます。
先程親のiPhone画面に表示されたURLを検索窓に入力して、そちらのサイトにアクセスします。入力が面倒であればこちらをタップしてください。同じページに飛べます。
コードの入力を求められますので、こちらも先程と同じように親のiPhone画面に表示されているコードを入力し、「Start Resistration」をタップします。
表示されている名前が間違っていないことを確認し、「Register」をタップします。
すると画面が切り替わりプロファイルのインストール画面になりますので、右上の「インストール」をタップします。
再度インストールを伺うポップアップが表示されますので、もう一度「インストール」をタップします。
更にモバイルデバイス管理の注意事項が表示されますが、もう一度右上の「インストール」をタップします。
リモート管理のポップアップが表示されますので「信頼」をタップします。
最後に右上の「完了」をタップして、子供の端末の認証は完了です。これで遠隔操作で子供の端末を管理できるようになりました。ここまでくれば後は簡単です。
iPhoneの時間制限設定4 時間制限の方法
今度は再度親のiPhoneから『ParentKit』アプリを開くとこのような画面になっているはずですので、時間制限を行いたい子供の名前をタップしてください。
するとこのような画面になりますので、「Applications」をタップします。他にも時間設定できる項目がありますが、それらは全てiPhoneの本体機能で設定が可能ですので、「Applications」のみがオススメです!
【設定項目一覧】
- Safari
→ブラウザのSafariアプリを制限します
- Applications
→AppStoreからインストールしたアプリを全て制限します
- Media
→YouTubeなどの動画アプリを制限します
- Camera
→カメラアプリを制限します
「Schedule Access」のタブをタップして青色にし、使用を許可する曜日・時間を追加して右上の「Save」をタップします。複数の時間を設定することも可能となっており、その際はタブのすぐ下の「+」から追加できます。
ちなみに、こちらは使用を制限する時間ではありません。ここに表示されている時間は使用を許可する時間です。間違わないように注意してください。写真の場合だと毎日14時~18時のみ使用可能と言うことです。
これでiPhoneの時間制限は完了です。お疲れ様でした!
制限設定を行った時間になると、勝手に該当のアプリが画面上から消滅して使えなくなります。そして、使用可能な時間になれば勝手にアプリが姿を現します。
この系統のアプリは消滅したアプリが戻ってこない不具合なども結構あるのですが、今回の『ParentKit』アプリはとても動作が安定していましたね。
ただ、改善して欲しいところが2つあり、「アプリ別の時間設定ができない」「制限解除後にアプリアイコンの並び替えがぐちゃぐちゃになる」と言うところが改善されれば更に良いものになると思います。
ちなみに、『ParentKit』アプリの管理画面に「Individual Apps」と「Ratings」という分類がありますが、先程紹介した項目以外は設定する必要がありません。
何故なら、これらの設定はiPhone本体のペアレンタルコントロールでも設定が可能ですので、このアプリを消した時のことを考えてiPhone本体で設定しておくほうが良いからです。手順はこちらで紹介しています。
アプリのアンインストール(削除)方法は?
1ヶ月の試用期間でアプリに満足できず削除したい場合には、通常通りアプリの長押しで削除を行っていただいて構いません。
しかし、遠隔操作を行っていた子供のiPhoneからはプロファイルを削除する必要があるため、こちらの手順で削除をお願いします。
まずは、「設定」アプリを開きます。
次に、「一般」をタップします。
「デバイス管理」をタップします。
「MDM Parentkit」と言う項目がありますので、そちらをタップします。
「削除」をタップします。
ポップアップが表示されますので、再度「削除」をタップします。
ParentKitの有料契約を行いたい場合は?
『ParentKit』アプリを気に入って有料契約を行いたい場合は、別途お支払の手続きを行う必要があります。無料期間の1ヶ月が経過したからと言って勝手に課金はされませんので、登録から1ヶ月が経過した頃に届くメールよりお支払を済ませてください。
支払いが確認できた時点で再度アプリの制限が使用可能となっているはずですので、子供さんのiPhoneの確認をお願いします。
iPhoneの時間制限アプリ まとめ
いかがだったでしょうか?Androidだと色々な時間制限アプリが使えるのですが、iOSの場合にはあまり種類がなく、あるものの中から選ばなければいけません。
無料のものもいくつかありますが、どうしても動作が不安定になりがちなので、そのことを考えれば月に400円で動作の安定した時間制限アプリが使えるのは安いんじゃないかなぁと思います。
ただ、無料というのはやっぱり魅力的ですので、まずは無料の時間制限アプリを試してからの購入でも良いと思います。iPhoneに使える無料の時間制限アプリはこちらで紹介しています。
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