「野生のカブトムシを捕まえに行きたい!採取できる時期や時間、トラップの作り方は?」
昆虫好きの方であれば誰もが挑戦したくなるのがカブトムシの自然採集ですよね。何でもネット販売で手に入る時代だからこそ、敢えて大自然の中で生きるカブトムシを観察したいと言う人も少なくないことでしょう。
今回は、そんなカブトムシの捕獲に適した時期や時間と、誰でも簡単に捕まえることのできるトラップの作り方をご紹介したいと思います。
ちなみに、同じ甲虫類のクワガタムシも基本的には同じ捕まえ方ですので、どちらも見付かる可能性がありますよ~!
カブトムシの捕まえ方 時期は何月がおすすめ?
カブトムシを捕まえる時期は幼虫であれば9月~翌年5月、成虫であれば6月~8月頃がオススメです!
もちろん地域によって多少の差はありますのが、基本的にはこれらの時期に捕まえに行くと見付かる可能性が高くなっています。
幼虫は5月を周ってからでも見付かる可能性は充分にありますが、既に蛹室でさなぎになっていることもよくありますので、できれば採集は5月までに行うようにすると良いでしょう。
成虫は9月以降でも見付かる場所もあるかもしれませんが、例え見付かったとしてもスグに寿命で死んでしまう可能性がありますので、やはり6月~8月がオススメです!
カブトムシの捕まえ方 時間は何時がおすすめ?
カブトムシは夏の生き物ですが、実は暑さに弱く、涼しくなった夜に活動を始める夜行性です。
そのため、カブトムシを捕まえるのは、日が沈んでいる間の20時~翌日5時までが最もオススメです!
昼間の明るい間に捕獲ポイントをしっかりと確認しておき、ゴールデンタイムになったら複数のポイントを回るようにすると良いでしょう!
捕獲できる場所については、こちらで紹介していますので参考にしてみてください↓
捕まえられる時期・時間・場所さえ押さえておけば、トラップを作らなくとも捕まえることもできますよ!
カブトムシの捕まえ方 トラップの作り方は?
ここからは、カブトムシを捕まえるためのトラップの作り方を見ていきましょう!
先にお伝えした通り、時期・時間・場所さえ押さえれば罠を張らずとも捕まえることは可能ですが、せっかく捕まえに行ったのに坊主で帰ってくるのはさすがに辛いですよね^^;
特に子供に良いところを見せたいお父さんは、そのまま帰るわけにも行かないことと思います。
そのような事態にならないためにも、念の為の保険としてトラップを作っておくことをオススメします!
トラップ作りに必要なものはこちらの通りで、わざわざ買いに行かなくとも家にあるもので簡単に作ることができてしまいます。
- バナナ
- 酒
- お酢
- 砂糖
- 容器
飼育餌の昆虫ゼリーでもカブトムシは寄ってきますが、やっぱり個人的には広範囲に使用が可能な自作レシピが馴染んでいるので良いですね~。
作り方ですが、まずはバナナを適当な大きさにざく切りしていきます。
準備した容器に先程カットしたバナナを入れ、砂糖1:酒2:お酢0.3くらいの割合を入れます。
バナナが軽く浸かるくらいの量でOKです!
そして、容器に蓋をして軽く混ぜ合わせます。
最後に容器を1日日光に当てて発酵させます。
これでトラップが完成しました!
私はトラップの果物にいつもバナナを使用しますが、ブドウやパイナップルなどでも効果はあると思いますので、そのあたりの材料や配合割合は色々と工夫してみてください。
カブトムシの捕まえ方 罠の仕掛け方は?
ここからは、先程の手順で作った罠の仕掛け方を見ていきましょう!
必要なものはこちらの通りです。
- 先程作ったトラップ
- ストッキング
- ハケ
- テープ
ストッキングはわざわざ新品を用意する必要は全く無く、要らなくなったストッキングでも問題ありません!
また、罠を適切に仕掛けるには雑木林の広葉樹を探して、そこに仕掛けるようにしましょう。詳しくはこちらを参考にどうぞ↓
カブトムシを捕まえられそうなポイントを見付けたら、昼間のうちにトラップを仕掛けておき、その日の夜か翌日の早朝に偵察しに行きましょう!
雨の日は視界が悪いですし、カブトムシの活動が鈍くなるので、天気予報をチェックしながら晴れた日に行くのがポイントです。
まずは、ハケを使ってトラップの蜜をクヌギやコナラなどの木の幹に塗っていきます。
木に染み込んでいくことを考慮して、厚めに塗るように何度も塗り重ねましょう。
あと、暗い夜に見に来た際には、どの木に蜜を塗ったか分からなくなりますので、木の幹にガムテープを貼り付けて印をつけておくと良いでしょう。
塗った直後でも、カナブンが集まってくる・・・笑
これをいくつかのポイントで蜜が無くなるまで行います。
蜜がほとんどなくなり、容器の中に果物だけが残った状態になった段階でハケでの罠仕掛けは終わりです。
次は、いよいよメインの仕掛けになります。容器の中に残った果物をストッキングに移します。
これをクヌギやコナラなどのカブトムシが集まりやすい木の枝などに引っ掛けておきましょう。
ポイントは、木に吊るしたときに中の蜜が木を伝ってたれてくるようにすることです。
あとはカブトムシが活動する時間まで待って、トラップを見に行ってみましょう!思いもよらぬ大物に出くわすかも知れませんよ~!
実際にこのトラップを使って採集に行った体験談はこちら↓
ちなみに、トラップの蜜や木から出る樹液には蜂が集まることもあるので注意が必要です。足元のヘビやムカデなどの危険にも気をつけてくださいね!
カブトムシの採取方法 まとめ
いかがだったでしょうか?
特に難しいコツなどもなく、誰でも簡単に実践できる内容となっていましたね。ちょうど時期も夏休み期間ですので、親子で探しに行ってみても面白いと思います。
捕まえたカブトムシはわりと簡単に交尾~産卵まで可能ですので、そのあたりについても覚えておくと良いでしょう。
当ブログでは、この他にもカブトムシ・クワガタに関する内容を複数紹介しています。
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