2017年8月25日、ビッグローブが格安SIMに対する意識の違いを調査しました。
アンケート調査の結果、年収が高い人ほど格安SIMへの乗り換えを積極的に検討している。と言う意識の違いが露わになり、波紋を呼んでいます。
調査対象・質問内容
今回調査の対象となったのは20歳以上の男女1,703名で、質問に対して選択式で回答を行うという調査方法が採用されました。
質問内容は下記の通りです。
- あなたは格安スマホを知っていますか?
- あなたは格安SIMを知っていますか?
- 格安SIMに替えると、スマホ代がいくら安くなるか知っていますか?
- 今使っているスマートフォンのまま、毎月3,000円安くなるならSIM替えをしたいですか?
それでは、各質問内容の回答結果を見ていきましょう。
格安スマホ/格安SIMは 大多数が「知っている」
格安SIMを知っている、または聞いたことがある人が79.9%、同じく格安スマホを知っている人は91.8%と言う結果になりました。
TVや新聞でも大きく露出を増やしているので、格安スマホ/格安SIM共に存在を認識しているユーザーがほとんどのようです。
知っている、聞いたことがある、と言うだけで実際に乗り換えを検討したことがある人はこの中にどの程度居るのでしょうか?
全体の3割が検討したことがある
「格安SIMに替えると、スマホ代がいくら安くなるか知っていますか?」と言う問いに対して、知っていると答えたユーザーは全体の32.9%に留まりました。
先の結果では、格安スマホを知っているユーザーが91.8%だったにも関わらず、そこから実際に検討(見積もり)まで進んだユーザーは僅か3割程度と言うことになります。
耳にはしたことがあるが、買い換えるつもりは無いと言う人が多いように感じます。
また、世帯年収別で見ると、年収400万円未満のユーザーは全体と同じく32.9%に留まっていますが、800~1,200万のユーザーは45.7%と意識の違いが数値として現れています。
年収が高い層ほど金銭感覚にはシビアと言うことでしょう。通常であれば相対的に所得の少ない層が、より金銭面はシビアに管理を行いそうですが、逆転した結果となっています。
年収が高い層ほど 乗り換えに積極的
「いま使っているスマートフォンのまま、毎月3,000円安くなるならSIM替えをしたいですか?」と言う問いに対しても、世帯年収が800~1,200万円のユーザーが最も積極的に検討していることが分かります。
世帯年収別に見ても、相対的に年収が高い層ほど格安SIMのメリットを理解しているようです。
王手キャリアを使用しているユーザーは多く存在し、格安スマホ/格安SIMの伸びしろはまだまだ大きいと言えますが、年収により意識の違いが大きく分かれています。
この結果から、最も効果的にプロモーションを発信するには、高所得者をターゲットにするのが理想的だと言うことが分かります。
今回調査を行ったビッグローブ自身も格安SIMの提供を行っていますので、今後のプロモーション活動にも注目していきたいです。
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