子供にスマホを持たせる際、SIMフリースマホや格安スマホが頭に浮かぶ方も多いと思います。最近は安かろう悪かろうと言うことも無くなってきているので、とても良い判断だと思います。
今回は、そんなSIMフリースマホは子供に持たせる端末としてはどうなのか?と言う内容を、契約会社の選び方やオススメの機種と共にご紹介していこうと思います。
世間の学生別(小学生、中学生、高校生)のスマホ普及率も併せて参考にしてください。
子供用スマホにSIMフリー端末ってどうなの?
そもそも子供用スマホにSIMフリー端末ってどうなんでしょうか?王手キャリア(au、ドコモ、ソフトバンク、ワイモバイル)で契約せずに、わざわざSIMフリースマホを選ぶメリットがあるのかどうか頭を悩ませている方も少なくないはずです。
こちらでは、そんなSIMフリースマホを選ぶメリット・デメリットを簡単にご紹介させていただこうかと思います。尚、今回は『スマホ』を主としたお話ですので、『SIM』に関してのメリット・デメリットは別記事で紹介しています。
SIMフリースマホのメリットは?
子供用のスマートフォンにSIMフリースマホを選ぶメリットは、なんと言っても維持費の低さでしょう。
子供にスマホを持たせるということは単純に家庭のスマホが1台増えるわけですので、月々の固定費は必然的に上がってしまいます。ですが、SIMフリー端末であれば王手キャリアでの契約と異なり、SIMを使うか使わないかを自信で判断することができます。
例えば、家の中でしかスマホを使わせる予定がない場合、SIMの契約を行なわずWi-Fi内だけで使わせれば月々のスマホ料金は0円で済みます。(カメラなどの通信を必要としない機能はSIMの有無に関係なくWi-Fi外でも使えます)
大人だと外で通信が出来ないのは不便でなりませんが、幼稚園児や小学生にスマホを持たせる場合にはこれでも充分でしょう。スマホ本体も安いものだと1万円台~ありますので誕生日プレゼントなんかにも使えそうですね。
【SIMフリースマホのメリット】
- 格安SIMで運用すれば維持費が安い
- SIMを契約せずに使えば維持費は0円
- 本体代金がキャリアの正規値よりも安いことが多い
- 自分の好きなSIM会社を選べる
SIMフリースマホのデメリットは?
子供用のスマートフォンにSIMフリースマホを選ぶデメリットは、やはり故障時の問題でしょう。
スマホを与えたばかりの子供がスマホ画面を割ってしまうと言うのはよくある話ですが、子供は本当にスマホをよく壊します。私自信長年携帯ショップで働いていましたが、故障のお客さんの7割以上は未成年の方でしたね。
こういう時、王手キャリア(au、ドコモ、ソフトバンク、ワイモバイル)であれば正規ショップに駆け込めば修理依頼をその場でスグに行なえますが、SIMフリースマホの場合にはそうもいきません。(※王手キャリアの端末をSIMロック解除したSIMフリースマホであればショップで修理が可能な場合があります)
そもそも基本的にショップというものがありませんので、自分でネットの修理依頼フォームから故障内容や症状などを申告して郵送で送る必要があります。実はこれって結構大変な作業で、メーカーによってはそもそも修理がいつ終わるのか。料金はいくらなのかと言うことが全く分からないこともあります。
ショップであればその辺りを取り次いで代わりに質問してくれますが、それらを全て自分で行なわなければいけないと思うと大変ですよね。海外メーカーであれば電話サポートを行っておらず、全てメールでのやりとり、返信には最低3日かかる。なんてザラにありますからね。
ですので、個人的にはSIMフリースマホは故障したら買い換えるほうが手っ取り早くオススメです。少し値段の高い子供のおもちゃだと割り切って持たせるほうが良いでしょう。
【SIMフリースマホのデメリット】
- 修理・故障対応が面倒
- 初期設定を自分で行わなければならない
子供用スマホ おすすめのSIMフリー端末3選!
「子供にSIMフリースマホを持たせよう!」と思ったときに色々と迷ってしまうのが、持たせる機種を何にするかと言うこと。本体価格もピンキリで1万円台~10万円を超えるものまであり、種類が多すぎて迷ってしまいますよね。
そう言った方は、まずはここで紹介している機種から検討されてみてはいかがでしょうか?ちなみに、スマホを選ぶ際には「キッズスマホではないこと」「GooglePlayが入っていること」を条件として絞り込むのがオススメです。
キッズスマホは通常のスマホと値段が同じにも関わらず出来ることが少なくなりますので、通常のSIMフリースマホを買ったほうがいいです。キッズスマホでできることはほとんど通常のスマホでも出来ますし、スペックが低いのが目立ちます。
あと、Google Playのアプリが入っていないと何かと都合が悪いです。子供のスマホを制限することも難しくなりますし、必要なアプリのインストールもできません。機能の追加ができないのであれば従来型の携帯電話(ガラケー)となんら変わらなくなってしまいますので、この二つの条件を覚えておくと良いでしょう。
オススメのSIMフリースマホ1 iPhone
子供に持たせるSIMフリースマホで最もオススメなのはiPhoneです。iPhoneにSIMフリーモデルがあること自体知らなかった人も居るかもしれませんが、きちんと正規のStoreでも販売されています。
iPhoneが最もオススメな理由は、何と言っても機能制限が豊富だからです。Androidデバイスでも機能制限は行うことが出来ますが、それはあくまでサードパーティの外部アプリを使用してのお話し。
iPhoneであればもともと備わっている本体機能であらゆる制限を行うことが出来ます。例えば、「アクセスできるサイトはここだけ」「アダルトサイトを検索結果から除外」「ブラウザのSafariを使用不可に」「アプリのインストールをできないように」などなど、まだまだ色々な制限を初期の状態から行うことが可能です。
これらの機能はペアレンタルコントロールと呼ばれていますが、iOS端末であればいずれの端末でも使用が可能な機能です。(iPhoneSE、iPhone7、iPhone8、iPhoneX etc…)
ただ、iPhoneは子供が持つには値段が高すぎるのが難点です。(iPhoneXだと10万円を超えます)新品に拘らないという方は、オークションなどでSIMロックが解除された中古iPhoneを持たせるのも良いと思います。
【iPhoneのメリット】
- スペックが高い
- 機能制限が豊富
- 標準機能で位置情報が分かる
- アクセサリーが豊富
- 色々なサイズから選べる
- 色々な容量から選べる
- サポートが充実している
- 修理が容易
【iPhoneのデメリット】
- 本体価格が高価
- 画面が割れやすい
オススメのSIMフリースマホ2 プリオリ4
価格を安く抑えたいと言う方には、FREETELから発売されているプリオリ4がオススメです。私は一つ前のモデルのプリオリ3Sを二年ほど使っていますが、非常に快適に利用しており故障なども一切ありません。
価格は税込み17,000円ほどと安価で、バッテリーも大容量の4,000mAhを搭載していますので子供が外出先で電池切れになるという心配も少なくなります。スペックは並と言ったところでしょうか。
ただ、スマホケースやスマホカバーなどのアクセサリーはあまり充実していませんので、可愛らしい専用ケースなどを入手することは難しくなります。
【プリオリ4のメリット】
- 本体価格が安価
- 大容量バッテリーを搭載
【プリオリ4のデメリット】
- アクセサリーが少ない
オススメのSIMフリースマホ3 SH-M05
SH-M05はシャープが販売するSIMフリースマホです。国産メーカーというだけで安心できる方も多いと思いますが、私の経験上、シャープの機種は故障率が非常に低いように感じています。
単純に母集団の数が違うと言うこともあるかもしれませんが、故障受付を行ったメーカーで圧倒的に少なかったのはシャープです。こちらのSH-M05は現在私の家族も愛用しているデバイスですが、使用に差し支える問題は全くありません。
価格は35,000円ほどと少しだけお高くなっていますが、XperiaやGalaxyと比較すれば大したことはありませんね。スペックは並と言ったところです。
【SH-M05のメリット】
- 安心の国産メーカー
- 経験上シャープは故障率が低い
- 現状最新OSのAndroid7.1を搭載
【SH-M05のデメリット】
- 本体価格が少し高価
子供にスマホを持たせるならルールを作ること!
子供にスマホを持たせることが決まったと言う方は、スマホを持たせる前に使い方のルールや約束事を作っておくことをオススメします。子供を含めた家族間で事前にルールを作っておき、スマホが子供に与える悪影響を少しでも減らしましょう。
特に、ゲームやラインなどのアプリには夢中になりがちですので、そのあたりの使用制限のルールはしっかりと決めておいた方がいいでしょう。ルールを破った時の罰も重要です。
予め約束事に組み込んでおきたいルールや、約束の守らせ方についてはこちらで紹介していますので、併せて参考にしてみてください。
また、スマホを持たせる前には「高額課金」「教育上良くないサイトへのアクセス」「1日の利用時間」などを制限しておくと良いでしょう。それらの設定方法については、こちらで紹介しています。
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