「世間のスマホの月額料金って平均いくらくらいなんだろう?もしかして私の家庭って、平均値以上のお金を払ってたりする?」
毎月の固定費として計算が必要なスマホの維持費。携帯電話と比べて維持費も高く、世間一般の平均月額使用料が気になりますよね。特に、中学生や高校生、大学生などの学生さんがいるご家庭であれば、月に数万円を携帯代金に払っているお家も多いのではないでしょうか?
今回は、そんな世間一般の「スマートフォン」「格安SIM」「フィーチャーフォン」の月額使用量を紹介してきたいと思います。
スマホ料金の平均を求めた調査対象者は?
調査結果をご紹介する前に、今回調査が行われた対象者について見ていきましょう。(不要であれば読み飛ばしていただいて問題ありません)
今回の調査は携帯電話を所有する15歳以上の男女971人に向けて行なわれ、内訳はこの通りになっています。
【調査対象者の内訳】
- スマートフォンユーザー:335人
- 格安SIMユーザー:321人
- フィーチャーフォンユーザー:315人
尚、今回の調査に関して「スマートフォン」及び「フィーチャーフォン」は王手キャリアユーザーに対する調査内容となっています。
また、王手キャリアにY!mobileは含まれません。算出されている値はドコモ、au、ソフトバンクの3社平均値です。
こちらの調査はMMD研究所によって行なわれていますが、調査内容詳細を確認しても、Y!mobileが「格安SIM」の統計に入っているのか言及されていません。ですが、王手キャリアと格安SIMを比較していることを考えれば、Y!mobileは統計調査データの対象外としたと考えるのが妥当でしょう。
スマホ1ヶ月の料金平均はいくら?
調査の結果、スマートフォンを始めとした、格安SIM、フィーチャーフォンの月額平均はこのようになりました。当然ですが、王手キャリアのスマートフォンの料金が最も高くなっていますね。
【月額平均一覧】
- スマートフォン:7,876円
→au、ドコモ、ソフトバンクの王手キャリア
- 格安SIM:2,957円
- フィーチャーフォン:3,071円
スマホの料金平均は月額いくら?
スマートフォンの月額平均は7,876円となっており、当然ですが比較対象の中で最も維持費が高い結果となりました。
【月額平均の回答割合】
- ~1,000円:0.6%
- 1,000円~1,999円:2.7%
- 2,000円~2,999円:0.3%
- 3,000円~3,999円:3.9%
- 4,000円~4,999円:6.0%
- 5,000円~5,999円:11.9%
- 6,000円~6,999円:14.3%
- 7,000円~7,999円:16.4%
- 8,000円~8,999円:12.8%
- 9,000円~9,999円:8.1%
- 10,000円~:18.3%
- わからない:4.8%
注目すべきデータは10,000円以上の回答割合が最も高いと言うことです。
購入端末や契約プランは個人個人で異なるものの、この結果を見る限り王手キャリアは高いと言う結論に至るのも納得です。データの結果から、スマートフォンの料金は5,000円~が一般的な料金だと言えるでしょう。
この結果を見て、自身のスマホ料金が世間の平均値よりも高い場合は、契約プランや契約会社を見直す予知が充分にあります。この機会に是非余計なお金の流出を減らしましょう。
料金プランの見直しについては、こちらで詳しく紹介しています。使いもしない余計なオプションが付いていたり、大きすぎるギガ数などを契約されていませんか?年間を通すととても大きな金額になるため、見直してみましょう。
また、「格安SIMのように大幅に月額料金を下げたい!」と言うことであれば、これらの記事が参考になると思います。確かに乗り換えの手間多少必要となりますが、間違いなくその手間以上のお金が帰ってきます。
格安SIMはよく分からないと言う方は、まずはイオンモバイルから検討してみてはいかがでしょうか?
お話を戻し、月額平均が1,000円以下と回答している人も数人いることが確認できますね。捉え方次第ではデタラメな回答結果と見えてしまいますが、王手キャリアのスマートフォンを使用しても1,000円以下の維持は不可能ではありません。
詳しい説明は割愛させていただきますが、ドコモで一括0円+月々サポートの多い端末を複数購入→シェアパックで契約。
と言うような内容で契約を行うことで、全ての端末の請求金額を合計しても0円で維持することが可能です。ここについて言及すると長くなってしまうめ、また別の機会にでも紹介したいと思います。
格安SIMの料金平均は月額いくら?
格安SIMの月額平均は2,957円と、フィーチャーフォンを抑え最も月額平均が安い結果となっています。
【月額平均の回答割合】
- ~1,000円:10.6%
- 1,000円~1,999円:33.6%
- 2,000円~2,999円:21.5%
- 3,000円~3,999円:9.0%
- 4,000円~4,999円:7.2%
- 5,000円~5,999円:5.0%
- 6,000円~6,999円:5.0%
- 7,000円~7,999円:2.2%
- 8,000円~8,999円:1.2%
- 9,000円~9,999円:0.6%
- 10,000円~:2.1%
- わからない:1.9%
比較した3つの中では月額平均が最も低い値となっており、一番高いスマートフォンと比較すると毎月4,919円も安く維持できることになります。
この料金の安さが利用ユーザーにとっては大きな魅力となり、近年の”王手キャリア離れ”を起こしている一番の要因と言えます。
データの結果から、格安SIMユーザーは1,000円~2,999円内の料金が一般的だと言えるでしょう。背景は分かりませんが、10,000円を超えるユーザーも数人いるようです。
格安SIMのデメリットのひとつに電話の24時間かけ放題プランが無い。と言うことが挙げられますので、そのことが原因とも考えられます。
また、こちらでは格安SIMと年収の面白い関係について紹介しているため、良ければ併せて参考にしてください。
ガラケーの料金平均は月額いくら?
フィーチャーフォン(ガラケー)の月額平均は3,071円となっており、スマートフォンと比較して4,805円も安くなっているものの、格安SIMよりも近差で高いと言う結果になりました。
【月額平均の回答割合】
- ~1,000円:4.1%
- 1,000円~1,999円:35.2%
- 2,000円~2,999円:23.2%
- 3,000円~3,999円:8.9%
- 4,000円~4,999円7.3%
- 5,000円~5,999円:5.1%
- 6,000円~6,999円:5.1%
- 7,000円~7,999円:3.2%
- 8,000円~8,999円:1.0%
- 9,000円~9,999円:1.0%
- 10,000円~:0.9%
- わからない:5.1%
データの結果から、フィーチャーフォンのユーザーは1,000円~2,999円内の料金が一般的だと言えるでしょう。そして、月額平均では格安SIMよりも維持費が高い。と言う部分に驚かれた方も少なくないことでしょう。
このような結果になった原因のひとつに”端末代金”が挙げられます。格安SIMを利用するユーザーの多くが、SIMと同時に端末購入を行いません。
その結果、端末の分割代金が発生せず、月額平均の値が最低限の料金に抑えられていると言うことが考えられます。
ただ、調査対象者を増やせば、この程度の近差の値であれば簡単に覆る可能性が高いと言うのが率直な意見です。
携帯料金がいくらか分からないユーザーが多い?
意外と回答が多かったのが、支払っている携帯電話の月額料金が「わからない」と言ったユーザーです。調査対象者を考慮すれば、親に払ってもらっている人がいてもおかしくない年齢層のため、仕方のない部分なのかもしれません。
【料金を把握してないユーザー割合】
- スマートフォン:4.8%
- 格安SIM:1.9%
- フィーチャーフォン:5.1%
データの結果から、やはり格安SIMの利用者は他の利用者と比べ、月額料金を把握しているユーザーがかなり多いようです。格安SIMへシフトする最も多い理由が、”月額料金の安さ”と言う背景を考慮すれば当然の結果と言えるでしょう。
スマートフォンとフィーチャーフォンの利用者は、格安SIM利用者の2倍以上も「わからない」と回答した割合が高くなっています。
「わからない」と回答したユーザーは、お金に余裕があるのか、それとも単にお金に無頓着で把握してないのか気になるところですが、今回のアンケートではそこまで深掘りされていません。
1ヶ月の携帯料金の適正額はいくらだと思う?
今回のアンケートでは適正だと思う携帯料金についてもアンケートが実施されており、その結果、スマートフォンユーザーの平均額は4,117円となりました。
先にお伝えした実際に支払っている料金と比較すると、3,759円も開きがある計算になります。 この金額の大きさが、格安SIMへのシフトを押し進めていると言っても過言ではないでしょう。
格安SIMユーザーの適正だと思う金額は2,176円で781円の開き、フィーチャーフォン利用者は1,952円で1,098円の開き、という結果になっています。
こちらが「適正だと思う月額料金」の詳細データです。
スマホの料金が高いと言う声が全体の8割!
現在支払っている月額料金に対しての調査結果では、スマートフォンユーザーの86.5%が「高い」と回答しています。その次に「高い」と感じている割合が高いのは、フィーチャーフォンユーザーで54.1%となっています。
格安SIM利用者は39.7%が「高い」と感じているものの、今回の調査比較の中では最も低い割合となっています。
当然ながらこの結果は、先に紹介した「支払っている月額料金」と反比例した結果となっていることが分かります。
格安SIMへの乗り換え検討者の割合は?
「格安SIMへの乗り換え意向」についてのアンケート結果は、スマートフォンが24.5%、フィーチャーフォンが26.7%と、どちらも同じような結果となりました。
スマートフォンユーザーの86.5%が、現在支払っている料金を「高い」と思っているにも関わらず、実際に格安SIMへ乗り換えを検討しているユーザーは24.5%と少ない値となっています。
料金面での不満はあるものの、何かしらのメリットが感じられるために王手キャリアを離れる予定は無いと言うことでしょう。
いまではフリーメールでのやり取りの一般化や、ライン電話を始めとしたデータ通信電話の普及により、王手キャリアのメリットは薄れつつあるものの、乗り換えを全く検討していない。と言うユーザーも少なくないようです。
こちらが「格安SIMへの乗り換え意向」の詳細データです。
スマホ料金の平均は月額 まとめ
皆さんが支払っている月額料金は、世間の平均と比べて如何だったでしょうか?
世間の平均よりも高い価格で乖離している。と言うことであれば、プランの見直しなどで改善の余地が大きいと言えるでしょう。または、格安SIMへの乗り換えを検討してみるのも良いかもしれません。
世間の平均を知ることで、自身の支払っている携帯料金が安いか、高いかを知ることが出来たはずですので、この機会に携帯料金を見直すことをお勧めします。また、実は携帯料金は購入するショップによって大きく変わると知っていましたか?
購入する端末代金が安ければ、それだけ月々の料金も安くなります。お得に買えるショップで契約し、月々の料金を少しでも安くすると良いでしょう。
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