カマキリの種類世界一覧!生態や体の特徴を写真と共に紹介!

「かっこいい虫はなに?」と聞かれれば、クワガタやカブトムシに加え、必ず上位にランクインするカマキリ。子供だけでなく大人も魅了するカマキリですが、世界にはおよそ2,400種類のカマキリが存在しています。

 

日本にも複数の種類のカマキリが生息しているのは周知のことだと思いますが、実は日本に生息するカマキリはその中で僅か15種類ほどです。この記事では日本に住んでいれば見ることは難しいであろう世界のカマキリを紹介していきます。

 

さすがに2,400種類全てを紹介することはできませんので、私が知る中で珍しい種類のカマキリを紹介していこうと思います。また、日本で見ることの出来るカマキリはこちらで紹介していますので、併せて参考にしてください。

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カマキリの種類世界一覧の前に、日本のカマキリの特徴は?

世界に生息するカマキリを見ていただく前に、日本のカマキリの特徴を知っておきましょう。事前に日本のカマキリの特徴を知ることで世界のカマキリとどう違うのかを相対的に見ることができ、よりカマキリの魅力を感じることができるはずです!

 

まず、日本のカマキリの特徴はなんと言っても体の色です。これから紹介する世界のカマキリと比べ、日本に生息するカマキリは単一カラーで非常にシンプルな見た目です。基本的には緑色型と褐色型(茶色)、どちらかの個体しか存在しません。

 

その色から推測できるように、緑色のカマキリは草や木の葉、茶色のカマキリは木の幹や落ち葉などに擬態して外敵から身を守ると言った生態です。

 

ちなみに、緑色と茶色のカマキリの違いは何かご存知でしょうか?よければこちらの記事で紹介していますので、併せて参考にしてください。

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そして、日本のカマキリには前翅(ぜんし)や後翅(こうし)に目立った色や模様が入っている種類は基本的にいません。唯一、ハラビロカマキリには後翅によく見ると分かる白い斑模様がありますが、目立った模様とは言えないでしょう。

 

これから紹介していくカマキリの中には、とても派手な体のカマキリや変わった形のカマキリが登場しますが、身体の色や形だけでなく翅にも注目して見ていただくと、より楽しんでいただけると思います。

 

翅や前翅、後翅と言う言葉を聞いたことが無い。読み方が分からない。という方はこちらで紹介していますので、参考にしてください。

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カマキリの種類世界一覧!生態や体の特徴は?

それでは、ここから世界のカマキリを見ていきましょう。ご紹介するカマキリの中には「ほんとにこんなカマキリ存在するの?」と目を疑ってしまうような種類もいると思います。そんな世界のカマキリの写真に併せ、生態や体の特徴を紹介していきます。

 

尚、海外に生息するカマキリは、全て派手な外見をしていると勘違いしないようご注意ください。こちらでは特に変わった見た目のカマキリを紹介していますが、日本と同じようにシンプルな見た目のカマキリも多く存在します。

カマキリの種類世界一覧1 ハナカマキリ 

英語でHymenopus cprpnatusと呼ばれるハナカマキリは熱帯アジアで見られます。見た目や名前からも分かる通り、花に擬態するカマキリです。

 

通常擬態と言えば、その擬態する環境の中に身を置くことが一般的ですが、こちらのハナカマキリの幼虫は緑の葉の上に居ることが多くなっています。

 

この体の色ですから、わざわざ花の上に行かなくともハナカマキリ単体で花びらのように見えてしまうわけです。ずっと緑の葉の上に居るのかと言うとそういう訳でもなく、成長とともに花びらの上によく登るようになります。

 

花は受粉のために蜂や蝶などの虫を呼びますが、ハナカマキリはそこを狙って狩りを行います。花の美味しい蜜を取りに来たつもりが、逆に捕食されてしまってはたまったものではありませんね。

カマキリの種類世界一覧2 ヒョウモンカマキリ

英語でTheopropus elegansと呼ばれるヒョウモンカマキリはマレーシア、インドネシアで見られます。すぐに威嚇するカマキリで、威嚇の際口を開けるのも特徴です。

 

体は緑と黄緑のカラーリングで、後翅は透明ではなくオレンジ色になっています。飼育も比較的簡単と言われていますので、日本のペットショップでも見掛けることがあるかもしれません。

 

他のカマキリと比べ非常によく飛ぶと言われていますので、高さのあるケージで育ててみても面白そうですね。

カマキリの種類世界一覧3 トガリメニシキカマキリ

英語でCreobroter urbanusと呼ばれるトガリメニシキカマキリはマレーシア、インドネシア、インドで見られます。前翅は緑色で根本と中央部に黄色い模様が入っており、後翅は赤と黒のツートーンカラーとなっています。

 

また、体の胴体から頭、鎌(カマ)にかけては茶色っぽい色となっているため、羽は緑色、胴体は茶色とこちらも後翅と同じくツートーンカラーになっています。

 

ちなみに、名前にアーバン(urbanus)と言う言葉が入っていますが、都市と言う意味なのだとか。決して都会に生息するという訳ではありませんが、その鮮やかなカラーリングから都市をイメージできるからなのかもしれません。

カマキリの種類世界一覧4 シタベニアヤメカマキリ

英語でCaliris elegansと呼ばれるシタベニアヤメカマキリはマレーシア、インドネシアで見られます。通常の見た目は日本のカマキリとなんら変わりはありません。

 

しかし、飛翔(飛び立つこと)や威嚇の際に羽を広げると、蝶のような美しい色合いの後翅が姿を表します。まるで、背中に蝶が止まっているようですね。

カマキリの種類世界一覧5 ヒシムネカレハカマキリ

英語でDeroplatys lobataと呼ばれるヒシムネカレハカマキリはマレーシア、インドネシアで見られます。名前の中にカレハとあるように、その見た目は枯れ葉そっくりです。

 

枯れ葉にも黄色っぽいものや茶色いものがあるように、ヒシムネカレハカマキリも個体によって若干体の色が異なります。また、非常に長く怒ることでも有名なカマキリで長いときには10分以上威嚇を続けます。

カマキリの種類世界一覧6 マオウカレハカマキリ

英語でParablepharis kuhliiと呼ばれる魔王カレハカマキリはマレーシア、インドシナで見られます。大変珍しい種類とされており、中々見ることができないのだとか。

 

体の色が黒く、名前に「魔王」と入っていることからカマキリ界で特別な存在のように感じてしまいますね。写真では確認できませんが、鎌を広げるとピンク色の模様が入っているのも特徴です。

カマキリの種類世界一覧7 カレエダカマキリ

英語でToxodera maculataと呼ばれるカレエダカマキリはマレーシア、インドネシアで見られます。名前にカレエダとあるように、その見た目は枯れ枝そっくりです。

 

普段は枝にぶら下がって風に揺られながら生活していますが、その見た目から探すことは容易ではありません。飼育も困難とされているので日本で見ることは難しいでしょう。

 

よく見ると、お尻の先端部分が枯れ枝が折れたような形になっているのも擬態の上で重要なポイントですね。

カマキリの種類世界一覧8 オオハラビロカマキリの仲間

英語でHierodula spと呼ばれるこちらのカマキリはマレーシアで見られます。日本語での名前が付いていないのか、日本ではオオハラビロカマキリの仲間と呼ばれています。

 

とても大きなハラビロカマキリで体長は100mmを超えます。写真では黄色の黄色型を載せていますが緑色の緑色型も存在し、胸の部分はキレイなピンク色をしているのが特徴です。

 

黄色いカマキリは日本では見ることができないため、非常に新鮮ですね。

カマキリの種類世界一覧9 ケンランカマキリ

英語でMetallyticus splendidusと呼ばれるケンランカマキリは熱帯アジアで見られます。名前の通り絢爛豪華なこちらのカマキリはオスとメスで体の色が異なり、オスがメタリックブルー、メスがタマムシ色で非常に美しいカマキリです。(写真はメス)

 

他のカマキリと違い首の部分が非常に太く、体全体も平たくなっています。以前は珍しい種類とされていましたが、最近ではよく捕獲されるようで海外のネットオークションなどでも度々登場しています。

カマキリの種類世界一覧10 ヴェシルムメダマヒョウモンカマキリ

英語でChlidonoptera vexillumと呼ばれるヴェシルムメダマヒョウモンカマキリは中央アフリカで見られます。見た目の派手さとは裏腹に体は小さく、体長は僅か30mmほどしかありません。

 

こちらに載せている写真では羽全体を広げていますが、決して飛び立つ瞬間ではなく、威嚇体制になります。ヴェシルムメダマヒョウモンカマキリは威嚇の際、羽を立てて前翅にある大きな目玉模様を見せる特徴があります。

 

体が小さいため、少しでも大きな敵だと認識させるために進化してきたのでしょうか。後翅にも派手な赤黒い線があるのが確認できます。

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カマキリの種類世界一覧まとめ

いかがだったでしょうか?世界には目を疑うようなカマキリがいて驚かれた方も少なくないと思います。見ればみるほどカマキリには魅力がいっぱいですよね!

 

世界には紹介したカマキリ以外にも、まだ発見されていない変わったカラーや見た目のカマキリが密かに存在しているかもしれないと思うと、ジャングルへ探検に行きたくなってしまうのは私だけでしょうか・・・

 

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