「お盆の送り火っていつやるのが正しいの?燃やすものは?」
お盆の期間はご先祖様が現世に帰ってくると言われており、お盆の終わりに火を炊くことで祖霊をあの世へ送り出します。
地域によっては山や海で盛大に送り火を行うところもありますが、自宅でそれらを行う場合にはいつ行うのが正しいのでしょうか?
今回はそんな送り火を行う日や、送り火で燃やすものについてご紹介していこうかと思います。
⇒お盆期間 2019年はいつからいつまで?銀行や郵便局のお休み日は?
お盆の送り火はいつ?日にちや時間は決まってるの?
お盆休みは実家帰省やイベント事で色々と忙しくなる期間かと思いますので、後で「送り火を忘れていた!」と言うご先祖様に失礼な状況にならないよう、下記の日付をカレンダーなどに書き込んでおくと良いでしょう^^
- 送り火を行う日は8月16日の夕方
今年の2019年だと16日は金曜日になり、一般的なお盆休み期間の中日にあたります。
もしも、16日がどうしても厳しいと言う人がいる場合、前日の15日に行ってもいただいても問題ありません!
地域によっては15日に行うことが一般化しているところもありますので、そのあたりはご自身の予定と照らし合わせながら柔軟に対応すると良いでしょう。(※一部の地域では1ヶ月前の7月16日に行うところもあります)
また、送り火を行う時間帯についてですが、夕方~夜にかけて行われることが一般的です。
ただ、こちらも日付と同じように、地域によっては敢えて朝や早朝に行うところもありますので、地域に合わせた時間帯で行うことをオススメします。
ご先祖様たちもその地域で育ったのであれば、送り火が行われる時間帯に合わせて帰る準備を行うかと思いますので、夜帰るつもりが朝に火を炊かれては「早く帰れ」と言われているようであまりよろしくありませんからね^^;
- 送り火を行う日は8月16日
- 送り火を行う時間帯は夕方~夜にかけて
- 地域によっては送り火の文化が違うこともある
- 地域によっては前日の8月15日や1ヶ月前の7月16日に行うところもある
お盆の送り火で燃やすものは何が良い?
送り火を行う日時を覚えてもらったところで、お次は送り火で燃やすものについて見ていきましょう!
これも地域によって燃やすものは異なってくるのですが、基本的には「麻がら(おがら)」と呼ばれる木の皮を剥いで残った芯を燃やしてお送りすることが多くなっています。
お盆の時期が近づくと、近所のスーパーやホームセンターなどで数百円で手に入るかと思いますので、事前にチェックしておくと良いと思います。
おがらと焙烙で送り火を行っている風景
本来のやり方は、「焙烙(ほうろく)」と呼ばれる素焼きの平皿の上で麻がらを燃やすのが正しい送り火の方法ですが、焙烙がない場合は耐熱皿などで代用することも可能です。
ただ、併せて購入しても1,000円ほどですし、毎年使用するものなので「おがら」と「焙烙」の両方を用意しておくとご先祖様も喜ぶのではないでしょうかヾ(^^)
ちなみに、送り火は迎え火を行ったところと同じ場所で行い、おがらが全て燃え尽きるように炊いてくださいね!
燃やす場所は祖霊が家から出るのに不自然ではない、玄関の門の前や庭先がオススメですが燃え移りや火事にはくれぐれもご注意ください。(マンションの方は火災報知器にも)
お盆の送り火にロウソクや松明を代用することもある?
私のお家では昔からおがらを使用していますが、お家によってはロウソクや松明などを送り火として使用するご家庭もあるそうです。
私もいつか松明を玄関先で燃やせるほど立派な家に住んでみたいものですが、あまり個人宅で松明を燃やしているところは見掛けませんね(笑)
他にも、海の送り火としては盆棚の供物を盆船で流す精霊流しや灯籠流しも有名ですね。
札幌護国神社の灯籠流し
山の送り火だと「大文字焼き」も様々なところで行われているので、皆さんも一度は目にしたことがあるのではないでしょうか?
私は和歌山に住んでいますが、毎年お盆の終わりになると様々な山で大の字に火が上がっているのが見ることができます。有名所で言うと、京都市の五山の送り火が特に人気ですよね。
京都の五山の送り火
私はこれを見ると「あぁ今年のお盆休みも終わりだなー」と感じる、夏の風物詩のひとつとなっています(*´ω`)
暗い山の中に燃え上がる炎を見ると、儚くも綺麗でなんとも言えない気持ちになってしまうのは私だけでしょうか・・・。
お盆の送り火の日 まとめ
いかがだったでしょうか?お盆の送り火について新たな学びがあったなら幸いです。
私の地域では送り火を燃やすだけなのですが、お住まいの場所によってはその地域ならではの風習があるところも少なくないようですので、変わった風習を知っている方がいれば是非コメント欄から教えていただけると嬉しいです(○・v・)!
東京都などの一部の地域では、迎え火や送り火を「またぐ」と言う文化が根づいているようで、3回炎をまたぐと病気から身を守ることができると信じられているそうです。
私も最近体の調子が良くないことが続いていますので、今年の送り火からは「またぐ」風習を我が家にも取り入れようかと思っています・・・。
当ブログでは、お盆休みを充実させたものにするための内容を複数紹介しています!良ければ併せてお読みください^^
コメント