「お盆の飾り棚を作りたいんだけど、イマイチ作り方が分からない・・・。飾り付けに必要なものや飾り方って?」
お盆期間にはご先祖様の祖霊が帰ってくると言われ、飾り棚に供物や精霊馬を置いて「おもてなし」をすることが一般的となっていますね。
ですが、それらの正しい飾り付け方を知らないと言う人も少なくないことでしょう。
今回はそんな人に知ってもらいたい、本来の飾り棚の作り方を仏壇・祭壇・盆棚別にご紹介していこうかと思います。
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お盆の飾り付けに必要なものは何?
まずは、飾り付けに必要な物を一通り見ていきましょう!
必ずすべて揃える必要はないものの、基本的にはこれらの物を用意すれば準備はバッチリです(^o^)/
地域の風習や文化によっては、独自の物を供物としてお飾りすることもありますので、そのあたりは地元のやり方も参考にすると良いと思います。
それぞれの飾り物の意味についてはこちらで詳しく紹介していますので、意味を知った上で必要なものを揃えて行くと良いでしょう^^
お盆飾りの飾り方!仏壇の前に飾り棚を作るには?
ご自宅にお仏壇がある場合は、お仏壇の前に飾り棚を展開するように作ると良いでしょう!
飾り方としては小さなテーブルをお仏壇の前に置き、そこへ供物や精霊馬(キュウリとナスの置物)を並べるやり方が一般的です。
また、テーブルに直接供物を置くのではなく、「まこも」と呼ばれるゴザのような敷物を忘れずに敷くようにしてください。
仏壇を使った飾り棚例
生花はいつも通りお仏壇へお飾りし、家族や親戚が持ち合わせて来たお花がある場合には、手前のテーブルに置くようにするとまとまりが良くなります。
果物やお野菜などの足の長いものはテーブルの奥(お仏壇側)に置いて、水の子などの足の早いお料理のお供え物は手前に置くようにしましょう。
ナスとキュウリの精霊馬はスペースの空いた右端か左端に置くことが一般的ですが、向きにはくれぐれも注意してくださいね^^;
⇒お盆飾りにナスやキュウリで置物を作る理由は?向きや処分はどうするの?
- お仏壇の前にテーブルを置いて飾り棚を展開する
- テーブルの上には「まこも」を敷く
- 生花はいつも通りお仏壇に挿す
- いただき物のお花はテーブルに置く
- 足の早い物は手前、足の長いものは奥(仏壇側)に置く
- 精霊馬はスペースの空いた右側か左側に置く。
※向きに注意!
お盆飾りの飾り方!祭壇・盆棚を作るには?
ご自宅に広いスペースがある方や、昔から祭壇・盆棚を作ることが伝統となっているご家庭の場合には、大きなテーブルに「まこも」を敷いて飾り棚を作ることもあるかと思います。
祭壇・盆棚の周りを取り囲むように笹(または竹)を立て、それを縄で張ることで悪いものが入らない結界になると言われおり、その縄に灯りの代わりになる鬼灯(ほおずき)を吊るすことが一般的です。
祭壇・盆棚の例
奥から順に位牌、生花、お膳、お線香、旬の果物やお野菜、水の子、みそはぎ、精霊馬と言う置き方になります。※先程と同様に精霊馬の方角に注意!
位牌が複数ある場合には自分から見て右側が上座になりますので、より昔のご先祖様の位牌を右側に置くように注意してください。
祭壇・盆棚を作るには大きなスペースを必要としますし、笹(または竹)の準備も大変かと思いますが、これだけ盛大に飾り付けを行えば、ご先祖様も喜んでくださることと思います^^
ちなみに、こちらの準備ばかりに気を取られて『送り火・迎え火』を忘れてしまっては祖霊に大変失礼ですので、そちらも必ず忘れずに行うようにしましょう。
- 祭壇型の飾り棚を作る場合は竹や笹で結界を張る
- 竹や笹を繋ぐ縄にはほおずきを吊るす
- テーブルの上には「まこも」を敷く
- 位牌は一番に奥に置く
※右側が上座なので先祖位牌を右側にすること - 精霊馬の向きに注意
お盆の飾り付けはいつからいつまで行うの?
お盆の期間は地域によっても異なってきますが、一般的には8月13日~8月16日です。(※7月にお盆を迎えるところもあります)
13日が「迎え盆」、16日が「送り盆」とされ、それぞれの日の夕方に『送り火・迎え火』を行って、祖霊の歓迎・送り出しを行います。
これは宗派を問わず共通した期間となっていますので、この期間中はお盆の飾り付けを行うようにしましょう。(曹洞宗・真言宗・浄土宗・浄土真宗・日蓮宗・臨済宗とも同じ)
- お盆飾りの期間は8月13日~8月16日
(7月にお盆を行う地域は7月13日~7月16日)
お盆飾りの詳しい期間や片付け方法に関しては、こちらで更に詳しく紹介していますので、併せて参考にしてみてください↓
お盆飾りのセット方法 まとめ
いかがだったでしょうか?お盆の飾り方について覚えていただけましたか?
必要なものさえ揃っていれば、飾り付け自体はそれほど難しいものではありませんでしたね。
マンションにお住まいの方などは、なかなか大掛かりな飾り棚を作ることは簡単ではないと思いますが、そこはご先祖様をお出迎えする気持ちでカバーしましょう^^
当ブログでは、この他にもお盆の過ごし方に役立つ情報を複数紹介しています!
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