国内外問わず根強い人気を誇るソニーが販売するXperiaシリーズ。
日本ではSIMフリーモデルは一般化されていませんが、グローバルモデルとしてXperiaシリーズからも複数のSIMフリー端末が発売されています。
今回の記事では、2016年以降に発売されたXperiaのSIMフリーモデルを価格帯別に紹介していきます。
2万円台
Xperiaシリーズが2万円台で手に入るとは驚きですよね。この価格帯で手に入るデバイスは現在のところ2モデルしか無いものの、サブデバイスとしてはちょうど良いのではないでしょうか。
Xperia L1
2017年4月に発売が開始されたこちらの端末の魅力は何と言ってもその価格。
現在であればAmazon.comで日本直送で購入することも可能となっており、送料や税金等を考慮しても26,000円ほどで購入が可能です。
スペックに関しては最新のフラッグシップと比べればさすがに目劣りはすすものの、価格以上のスペックは搭載されています。
ディスプレイサイズは5.5インチと日本人の手にもフィットしやすい、ちょうど良い大きさとなっており、充電規格も最新のタイプCが採用されています。
Xperiaの強みでもあるカメラは1,300万画素と控えめの数値となっているものの、通常使用であれば不満は出ないでしょう。
RAMは2GB、ROMが16GBとなっているため、複数の容量の大きいアプリをインストールしてしまうと、ストレージ不足を起こしてしまう可能性があります。
デメリットを差し引いても、この価格を考慮すれば非常に優秀な1台と言えるでしょう。
Xperia E5 F3311
2016年7月に発売が開始されたこちらのデバイスは5インチのディスプレイが搭載され、Xperia L1と比べると一回りコンパクトなモデルとなっています。
アウトカメラは1,300万画素、インカメラが500万画素となっており、Androidバージョンは6.0が搭載されています。
価格こそ安くなっているものの、1.3GHzのクアッドコアCPUや1.5GBのRAMなど、スペックの低さが目立ちます。
SIMに関してもデュアルSIMに対応しておらずシングルのNanoSIMポートのみです。
こちらのモデルを購入するのであれば、先に紹介したXperia L1を選んだ方が無難と言えるでしょう。
3万円台
もっとも手の伸ばしやすい価格帯のモデルです。Xperiaシリーズの中ではミッドレンジと位置付けられるでしょう。
価格とスペックのバランスが取れており、一般使用に関しても不都合なく使用することが可能な価格帯のモデルです。
Xperia XA1 Dual G3116
2017年の6月に発売したこちらのモデルは、3万円台という価格設定には見えないデザインが魅力のひとつです。
他のXperiaシリーズにはほとんど装着されている指紋認証を非搭載にすることで、左右ベゼルレスデザインが実現し、非常にスリムなボディとなっています。
5インチディスプレイのコンパクトな外観とは裏腹に、アウトカメラは2,300万画素、インカメラは800万画素を実現。Androidバージョンも7.0を搭載しています。
RAMは3GB、ROMは32GBとこちらも使用に当たって不満は出ないレベルでしょう。充電ポートも現在主流となっているタイプCが搭載されています。
唯一気がかりなのが、バッテリー容量です。2,300mAhと言う容量は流石に少ないと言わざるを得ません。
バッテリー容量が駆動時間に比例する訳ではないもの、5,000mAhを搭載するスマホが登場する中、2,300mAhという小ささには不安が残ります。
6万円台
Xperiaシリーズの中ではフラッグシップに位置付られる価格帯のモデルです。メインデバイスとしてガッツリ利用するのであれば、こちらのモデルをお勧めします。
価格は先に紹介したモデルよりも高くなっているものの、それに見合ったスペックが搭載されています。
Xperia XZs G8232
2017年5月に発売されたこちらのデバイスは、国内キャリアでもSONYのフラッグシップモデルとして、販売が開始されました。
購入前に実際に店頭で実機に触れられるというのは、モデル選びで非常に大きなメリットと言えるでしょう。
Androidは7.1が搭載されており、今後もバージョンアップのサポートが行われる予定です。
2.2GHz+1.6GHzのクアッドコアCPUが搭載され、RAMも4GBと処理能力やマルチタスク処理も難なく対応可能なスペックとなっています。
ボディ背面には1,900万画素の撮影が可能なカメラが設置されていますが、残念なのが僅かに出っ張りがあること。
Z4やZ5などのように、カメラの出っ張りが無いに越したことはないでしょう。ただ、使用に差し支えるほど大きな問題とも言えません。
Xperia X Performance
2016年6月に発売されたこちらの端末は、Zシリーズと入れ替わりでXの称号を付されたモデルとなります。
外観で大きく異なるのは、背面ボディがガラスでは無くなったと言うこと。
全面、背面共に割れるという報告が多く挙がっていたため、対策を取った結果でしょうか。
個人的には過去のガラスの背面ボディが高貴なイメージで好みでしたが、クレームなどを考慮すれば仕方の無い部分でしょう。
CPUに関しては2.2GHz+1.6GHzのクアッドコアとなっており、ストレスなく使用が可能なスペックが搭載されています。
RAMは3GB、ROMは32GBと、ソニーのフラッグシップとしては少し物足りなさが残りますが、こちらは過去のモデルです。気になる方は先に紹介したXZsを選択しましょう。
このデバイスで一番気になる部分は、NFCが前面上部に搭載されていることです。
お財布ケータイを使用されない方であれば問題ありませんが、画面を下側に向けてかざすと言う動作に違和感を覚えます。
7万円台
この価格帯を超えてくると、SIMフリー端末を購入し、格安SIMで運用するという方法のメリットは少なくなるでしょう。
場合によっては王手キャリアでMNP契約を行い、端末を安く購入する。そして、ブラック入りしない半年後に格安SIMへ再度MNPをする。
と言う手段を取るほうが、合計で見ると安くなる可能性も充分に考えられます。
Xperia XZ Premium G8142
2017年6月に発売が開始されたこちらのモデルは、国内キャリアであればドコモでしか取り扱いのない端末となっています。
Premiere、Compactと付されたモデルはいつもドコモ限定となっていますね。いずれにせよ、同機種を購入前に実機で触れるのは有り難いことです。
ディスプレイは5.5インチとなっておりますが、画面外のボディ部分が大きくなっているため、手に持ってみるとより大きく感じます。
日本人の手のサイズであれば片手での操作は難しいと言えるでしょう。重量も191gと他モデルよりも重くなっています。
Androidは7.1が搭載されており、今後もバージョンアップのサポートが行われる予定です。
スペックに関しては先程紹介したXperia XZsとほとんど同じ仕様となっていますが、Premiumにしか無い機能も一部搭載されています。
一番利用頻度が高い部分の違いは充電ポートとなっており、タイプC 3.1(Quick Charge 3.0)に対応しています。
ですので、より早い充電が可能となっています。ただ、バッテリー容量もその分増加していますので充電時間にあまり差は生じないかもしれません。
細かい部分で言うとBluetoothが5.0に対応していることや、画面解像度がフルHDではなく、4K HDRに対応していると言ったところでしょうか。
使用頻度の多寡は個人差が大きい部分かと思いますが、より上位のスペックが搭載されているのはメリットのひとつです。
しかし、4K映像等に興味がないと言う方は価格面やサイズを考慮すれば、Xperia XZの方がお勧めと言えます。
まとめ
今回ご紹介させていただいた機種以外にも、発売日を遡れば更に様々な名機が見付かります。
当然過去のモデルですのでスペックは目劣りするものの、その分安く手に入れることが可能です。
新品のデバイスであっても2万円台からXperiaの端末を使用することは可能ですので、お財布と相談しながら自分に合った1台を見付けてください。
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