純正の充電器を使っている人のほうが
多い時代になってきましたね。安価な
汎用品が流通し倍以上もする純正品を
わざわざ選ぶ人は減っています。
しかしその汎用の充電器、きちんと
機種に合ったものを理解して使用
していますか?
端末により適切な 充電規格がある
充電ポートさえ同じならなんでも
同じだと思っている人がほとんど
だと思います。しかし、実際には
電圧や電流の違いに加え、様々な
規格が存在します。
【充電規格一覧】
- iSmart・・・接続された機器を判別し
最適な条件で充電を行う
- PowerIQ・・・最適な電流で充電する
「Anker」が開発
- QuickChage2.0・・・従来よりも速い
速度で充電が可能
いわゆる急速充電
- QuickChage3.0・・・QC2.0と比べ38%
充電速度が速く、
充電効率が高い
このように細かく別れています。
充電の際にも注意が必要で、
充電器側にも機種側にも規格が
存在し、両者の規格を合わせて
充電を行うのが理想的です。
QC(QuickChage)3.0の対応端末は
現在のところ非常に少なく汎用品の
発売もあまり見掛けない状態ですが
これから主流になるでしょう。
それぞれの規格の詳細
先程の説明でおおよそそれぞれの
規格がどのような仕様なのかは
ご理解頂けた事と思います。
ここからはその規格を更に掘り
下げて見ていきたいと思います。
現在のスマートフォンはタイプC
ポートが主流となってきています。
タイプCは昨年から徐々に搭載モデルが
増加してきた充電ポート規格のひとつで
上下どちらにも挿入が可能で最大の特徴
は3Aという高電流出力でした。
しかし登場から僅か1年ほどの間に
様々な規格が登場し、3Aももはや
「当たり前」と言わざるを得ない
状況です。先程ご紹介した規格を
御覧下さい。
iS2.0 | PIQ | QC2.0 | QC3.0 | |
電流 | 2.4A | 3A | 3A | 3A |
電圧 | 5V | 5V | 5-20V | 3.6-20V |
表の大きさの兼ね合いで省略名で
記載させていただいております。
このように以前ポート規格のmicroUSB
であれば1.8Aが一般的な最大値だった
ものの一番小さいiSmartでも2.4Aの
大きな電流となっています。
QC2.0およびQC3.0については対応の
電圧レンジが非常に広く、様々な場面
での使用が可能となっています。
適切な充電器選びを
適切な規格の充電器でデバイスを
充電することでより速い速度での
充電が行えることに加え、内蔵の
バッテリー負荷も減りますので
高寿命化を図ることが可能です。
更に速い速度で充電が行えれば
充電回数は必然的に減りますので
そういった意味でも、高寿命化を
図れるでしょう。
適切な充電器を使うデメリットは
値段が高いということ以外は一切
ありません。
長い目で見ればデバイスも長持ちし
無駄な電力も消費しないため、純正
の充電器は安い買い物だと思います。
充電器についてはこちらの記事で
紹介しています。
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