「携帯・スマホが異常に熱い、もしかして故障・・?」
そんな経験ありませんか??
フィーチャーフォンからスマートフォン、タブレットに至るまで、発熱問題は様々なスマートデバイスから切っても切れない問題となっています。
発熱が起こる原因を理解して事前に防止するとともに、発熱が起こってしまった場合の正しい対処法を身に付けて大事なデバイスを故障から守りましょう。
携帯電話が発熱するとどうなる?
携帯電話本体が発熱すると、様々な不具合が発生する可能性があることに加え、最悪の場合には人体に被害が出ることもあります。
起こりうる問題は下記に記載の通りですが、観ていただいてお分かりのように、メリットは一切ありません。可能な限り未然に発熱を防止しましょう。
【発熱で起こりうる問題】
- 発熱や発火による怪我
- 携帯電話本体の故障
- バッテリーの劣化
- 熱暴走
発火することはほとんど無いと言えますが、過去に発売されたSONYのXperia Z4では86℃まで発熱し、手に持てないほど熱くなるというデータも報告されています。
そこまで温度が上昇すれば、火傷の可能性も充分に出てきますので発熱問題も蔑ろにできる問題ではありません。
人体への影響以外にも、バッテリーの低下や熱暴走、最悪の場合には本体の故障など、デバイスを使用する上で発熱によるメリットは一切ありません。
中には発熱するデバイスへの皮肉を込めて、冬は暖かくてカイロ代わりになる。と言う声も挙がっていますが、少数派です。
発熱する原因
スマートフォンを始めとする、スマートデバイスが発熱する理由は主に3つの原因があります。
- バッテリー
- CPU
- 環境
発熱は上記3つのいずれか、または複数が関係していることが主となって発生しています。
原因を知ることが出来れば防止することも可能となります。それぞれの項目別に原因を見ていき、該当する部分が無いか確認していきましょう。
バッテリー
スマートデバイスを動かすための動力源となっているバッテリーが、発熱源となっていることが非常に多いです。
過去にSAMSUNGのGalaxy Note7の発火問題が発生したのも、バッテリーが原因となっており、最悪の場合には人の命に関わる問題となります。
バッテリーが発熱を起こす主な原因として、充電しながら携帯電話を操作することが挙げられます。
充電しながら携帯電話を操作すると、バッテリーは放電と充電を同時に繰り返すことになります。
行ってしまいがちなこの行為はバッテリーへの大きな負荷となり、その結果、内部から発熱が起こってしまいます。
この負荷によりバッテリーの寿命が縮んでしまい、バッテリーの減りが早くなってしまうことも考えられます。
また、防水加工の施された携帯電話であれば、水分が内部に入りにくい構造になっている分、熱も外部へ放出されずらくなっています。
そのため、防水加工が施されていない携帯電話に比べ、より熱くなりやすいと言えます。なるべく充電中の使用は避けるよう、心掛けましょう。
CPU
CPUはパソコンやスマートデバイスの脳と言われることが多いですが、多数の処理を行うことで発熱してしまう場合があります。
CPUが発熱を起こす主な原因として、複数アプリの同時起動や、多数の処理を必要とするアプリの長時間稼働が挙げられます。
これらの行為はCPUを活発に動作させることに繋がり、その結果、負荷が増大し発熱が発生します。
CPUはバッテリー同様、スマートデバイスの内部に装備された部品ですので、内部から発熱が起こります。
先に記載した通り、防水加工の施された携帯電話であれば、水分が内部に入りにくい構造になっている分、熱も外部へ放出されずらくなっています。
デバイスが少し暖かくなってきたと感じたら、端末内部では更に高温となっているため、早めに操作を打ち切りましょう。
環境
先のバッテリー、CPU、ともに環境が異なれば発熱が起こらない可能性も充分に考えられます。
夏期と冬期では温度が異なるように、環境の変化でスマートデバイスの発熱具合も変化します。
発熱の直接的な原因とは言えませんが、長時間熱い環境にスマートデバイスを置くことはお勧めしません。
いつもと同じように端末を使用していたとしても、直射日光が当たる環境や、真夏と言う環境であれば、より早く発熱が起こるでしょう。
日光などの環境が原因で起こる発熱は、バッテリーやCPUのように内部からの温度上昇に比べ、熱は放出し易いと言えます。
しかし、普段と同じように端末を使用していても環境の違いで発熱具合は変化するため、温度が高い場所で使用する際には注意が必要です。
発熱を防止するには?
発熱を発生させないためには、これまでに紹介した原因を防止する必要があります。
下記に注意して端末を利用すれば、発熱による問題も未然に防ぐことができるでしょう。
【発熱を防止するために】
- 充電中の携帯電話の操作を控える
- 複数アプリを同時に動かす操作を控える
- 長時間の連続使用を控える
- 直射日光の当たる場所での連続使用を控える
- 温度が高い場合での連続使用を控える
普段の使用方法で該当する項目がある場合には、なるべく改善できるようスマートデバイスの使用方法の見直すことをお勧めします。
「携帯・スマホが熱い」と感じたら
気をつけていても携帯電話が熱くなってしまうことはあるでしょう。そのような場合には自然放熱で熱を冷ましましょう。
間違っても水に浸けたり、冷蔵庫などに入れることはしないようにしましょう。
水に付けてしまうと、熱によりボディが変形してしまっている場合には、防水端末でも水が内部に侵入してしまう可能性が考えられます。
また、冷蔵庫に入れてしまうと急激な温度変化により、内部に結露が発生してしまう可能性があり、水が侵入した状態になってしまうかもしれません。
誰もが端末を冷やすために真っ先に思いつく行為となっていますが、誤った対処法となっています。
直射日光の当たらない日陰など、温度の高くない場所で自然放熱させるのが理想的です。
完全に放熱が確認できるまで、端末の操作は最低限に控えましょう。
まとめ
発熱が起こらないことが理想的と言えますが、「熱い」と感じた際には焦らずに適切な対応を行いましょう。
また、「デバイスが少し温かいかも?」と感じた時点で使用を止め、自然放熱で発熱を防ぐ癖を付けるのが望ましいです。
怪我をしないためにも、デバイスを長く愛用するためにも、発熱をなるべく発生させず安心・安全にスマートデバイスを活用していきましょう。
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