スマホを使用していて「PINコード」と言う言葉を目にしたことがある方も多いでしょう。しかし、実際にPINコードがどういったものなのか理解している人は非常に少ないのが現状です。
こちらの記事では意外と正しく理解されていない、今さら聞けないスマホ用語の「PINコード」について紹介しています。
ATMの発案者により生み出された
PINコードは”Personal Identification Number”の頭文字を取った言葉となっており、日本語に訳すと「個人を識別する番号」と言う意味を持っています。
このPINコードを開発したのは私達にも馴染みのあるATMの発案者でもある、スコットランドのジョン・シェパード=バロンさんです。
当初、ジョン・シェパード=バロンさんはPINコードを6桁で運用することを予定していたそうです。しかし、彼の奥さんが4桁を勧めたことによりPINコードは4桁(現在は6桁も存在します)で運用されています。
確かにATMの暗証番号も4桁となっており、繋がりを感じることが出来ますね。
無断使用防止が目的
PINコードは第三者からの無断使用防止が目的で使用されています。
もし仮に、あなたの大事なスマートフォンが窃盗に遭ってしまった場合、PINコードを設定していれば第三者による無断使用を防ぐことが可能となっています。
設定はデバイスごとに変える事が可能となっていますが、基本的にSIMカードを差し替えた際や電源をオンにした際にPINコードの入力を促すことで不正利用を防止出来ます。
まるでパスコードのようだと思った方も多いと思いますが正にその通りで、パスコードもPINコードもパスワードの一種です。
聞き慣れない言葉なので意味の理解が難しく感じられますが、PINコードはパスワードの一種だと覚えていただければと思います。
複数回入力を誤ると回線が停止する
PINコードは先にお伝えした通り、第三者の無断使用を防止するためのものとなっています。ですので、一定回数PINコードの入力を間違ってしまうと通信回線がロックされてしまいます。
一定回数はキャリア毎に異なっていますが、一般的には3回間違えるとロックが掛かってしまいます。(間違えられるのは2度まで)
ロックが掛かった後の対処もキャリア毎で異なりますが、PUKコードを入力すればロックが解除されることもあります。しかし、このPKUコードを10回間違えてしまうとSIMカードが使用不可能となってしまいます。
SIMカードが使用不可能となってしまうと、ショップでSIMカードを再発行する必要がありますのでご注意ください。(事務手数料3,000円/税抜)
PINコードの入力を一定回数以上間違ってロックが掛かってしまった場合には、余計なことはせずに、まずはカスタマーサポートへ相談しましょう。電話でロックを解除できる場合もあります。
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