携帯乞食マンとして生きていくために最低限知っておきたい用語をまとめました。
それぞれ簡単に解説しておりますので、お店で用語の説明に余計な時間を取られないためにもここで意味を覚えておきましょう。
携帯乞食用語集
契約するショップで意味を聞いてしまうと、ショップ店員は止まらない。
後でクレームになると困るので、こちらが求めている8割増しぐらいの情報を返してきて時間の無駄になるぞ。
携帯乞食
携帯乞食(けいたいこじき)とは、携帯電話を販売する転売屋のことです。
携帯電話をキャンペーンなどを駆使して安く手に入れ、維持費などの諸経費以上の価格で販売し差益を得ます。
1日で10万円以上稼ぐこともザラにあります。
▽ 独占インタビュー
ブラックリスト登録
ブラックリスト登録とは、契約キャリアに不利益を与えると判断されたことで契約拒否リストに名前が載ることです。
ブラックリスト登録される原因は色々とありますが、携帯乞食が気にしなければならないのは短期解約です。
キャリアごとに「契約後○○日以内に解約するとブラックリスト登録される」という条件がありますので、それに触れないように立ち回りましょう。
▽ ブラックリストの条件
買い周り
買い周りとは、携帯乞食と同義です。
例えば、ドコモの場合には携帯電話と名義人情報で契約内容を確認しますが、その際にドコモの登録情報で「買い周り」と表示されることがあります。
これはドコモが「この人は恐らく携帯の転売を行っている」という要注意人物のチェックマークのようなものです。
買い周り認定されているからと言って、必ずしもブラックリスト登録されているわけではありません。
キャリア
キャリアとは、携帯電話のサービスを提供する会社のことです。
具体的に言うと、au、ドコモ、ソフトバンクなどがキャリアに当たります。
格安SIMもキャリアと呼ばれることがありますが、それと区別するために
- ドコモ
- au
- ソフトバンク
の3社を王手キャリアと呼んだりします。
MNP
MNPとは、MobileNumberPortablility(モバイルナンバーポータビリティ)の頭文字を取った言葉で、携帯電話の番号をそのまま引き継いで契約キャリアを替えられるサービスです。
「乗り換え」と同じ意味だと思ってもらって全く問題ありません。
MNP弾
MNP弾(えむえぬぴーだん)とは、MNPをするための携帯回線のことです。
携帯の契約方法には基本的に、
- 新規契約
- 機種変更
- MNP(乗り換え)
の3つの契約方法があります。
この中で最も特典が高いのが、他社の契約数を1減らして自社の契約数を1上げることのできるMNPです。
なので、携帯乞食は基本的にMNPを中心に活動を行っていくことになります。
ですが、MNPを行うには乗り換え元の回線が必要となります。
そこでMNP弾の出番です。
飛ばす目的で解約金などが必要ない携帯電話回線を契約し、契約直後に弾として飛ばす(MNPする)のです。
▽ MNP弾比較
MNP予約番号
MNP予約番号とは、他社へMNPするために必要な10桁の番号のことです。
MNP予約番号は全て数字で、AA-BBB-CCCCCという形で構成されます。
最初のAAの部分の数字を見れば、移転元の通信事業者が分かります。
- 11の場合:ドコモ
- 12の場合:au
- 13の場合:ソフトバンク
MNP予約番号には有効期限があり、発行日を含めて15日間です。
その間にMNPをしないとMNP予約番号が執行となり、MNP予約番号を再取得するまでMNPできません。
格安SIM(MVNO)
格安SIMとは、自社でアンテナや基地局を持たず、王手キャリアから通信回線を借りて回線サービスを提供する事業者のことです。
王手キャリアのように店舗やスタッフも持ちませんので、その分かなり安い月額料金体系になっています。
出始めは格安SIMからの王手キャリアへの乗り換えではキャンペーンは不適用の店舗が多かったですが、今では基本的にどの店舗でも格安SIMからのMNPでもキャンペーンが適用可能で、MNP弾として使うことが一般的です。
一括0円
一括0円とは、端末代金が完全に0円になる制度のことです。
似たような言葉に実質0円というものがありますが、実質0円はある程度の一定期間を利用して初めて端末代金が0円になるのに対し、一括0円はいつ解約しても端末代金の請求はかかりません。
実質0円よりも一括0円のほうが圧倒的にお得です。
携帯乞食が狙うのは基本的にこの一括0円や、一括○○円といったものばかりです。
実質○○円というものは契約しません。
▽ 一括0円と実質0円の違い
キャッシュバック
キャッシュバックとは、携帯電話を契約することでもらえる特典のことです。
特典にはいろいろな形があり、
- 現金
- そのお店のポイント
- 商品券
- 商品
の4つが一般的です。
携帯乞食ではこのキャッシュバックもしっかりと計算に入れて契約を行います。
ですが、キャッシュバックを貰うためには指定オプションに加入する必要があることが一般的です。
クーポン
クーポンとは、携帯電話を契約する際に提示することでお得な条件で契約できるキャリアサービスのことです。
クーポンの種類によって
- 新規契約で使えるクーポン
- 機種変更で使えるクーポン
- MNPで使えるクーポン
といったように様々です。
また、誰でも使えるクーポンもあれば、クーポンと電話番号が紐付いているものもあり、そのクーポンが届いた人しか使えないということもあります。
あわせて、使える地域が限定されているクーポンもありますので、クーポンを購入する際には必ず確認が必要です。
▽クーポンの入手方法
下取り
下取りとは、今現在使っている携帯電話を下取りに出すことで新たに契約する携帯電話をお得に購入できる制度のことです。
MNPの場合には、移転先のキャリアが移転元のキャリアでどのような携帯電話を使っていたのか知ることができませんので、実際に使っていた端末とは別の端末を下取りに出すことも可能です。
そのため、携帯乞食は下取り用の端末をヤフオクやメルカリなどで準備して契約に向かいます。
下取り方法も
- 現地での下取り端末の引き渡し
- 後日郵送にて下取り端末の引き渡し
といったように2パターンの下取り方法があります。
▽ 下取り端末の入手方法
指定オプション
指定オプションとは、キャッシュバックや特典を受けるために加入しなければならないオプションサービスのことで「指定コンテンツ」と呼ばれることもあります。
加入しなければならないオプションサービスは店舗によって異なりますが、auの場合には基本的に「auスマートパス」に加入しなければいけないことが多いです。
また、契約するキャリアではない、全く別の会社がサービスを提供しているオプションサービスへの加入がキャッシュバック条件になっていることも珍しくありません。
多いところだと400円×30個のオプションを3ヶ月間継続して、4ヶ月目にキャッシュバックが指定口座に振り込まれるといったお店もあります。
いくらキャッシュバックが多くてもオプションが多ければその分利益が減りますので、指定オプションの確認は必須です。
また、オプションは自動で解約されませんので、自分で解約するのも忘れずに行いましょう。
▽ 有料コンテンツの一括解約方法
利用者登録
利用者登録とは、携帯電話名義人とは別に使う人を登録できる制度のことです。
例えば、学割を利用する際には、子供が学生であることを証明しなければいけませんが、年令によってはそもそも名義人として契約ができない自体になってしまいます。
そういった時に利用者登録制度を使い、契約名義人は親、利用者を子供とすることで学割などの各種キャンペーンを適用させています。
もしも家族内に身体障害者がいるのであれば、身体障害者の方を利用者として登録すれば解約金などの手数料が無料になります。
また、auでは通常2回線までしか同一名義で同時契約できませんが、利用者登録をすることで3回線まで同時に契約することが可能になります。
端末購入サポート
端末購入サポートとは、短期間に解約すると解約金とは別に違約金が発生する短期解約を防ぐための制度です。
2014年~2015年にかけて導入された端末購入サポートは、携帯乞食の首を大きく締めました。
それまでは解約金の1万円とブラックリストの最低利用期間さえ気にしていればよかったものの、この制度ができてからここも気にしなければいけなくなったためです。
購入する端末や契約方法によって違約金の額は異なりますが、高い場合だと端末購入サポートの違約金だけで5万円以上取られてしまうこともあります。
いつになったら端末購入サポートが解除されて解約しても違約金が不要となるか必ず確認しておきましょう。
また、端末購入サポートは月日が流れるごとに違約金が小さくなるキャリアもあるので、その違約金の一覧表も貰っておくと便利です。
純解約
純解約とは、他社にMNPせずそのままキャリアを解約することです。
その電話番号の所有権自体が消滅します。
携帯乞食の基本的な流れとしては
- MVNOでMNP弾を作る
- 王手キャリアへMNPする
- 王手キャリアでそのまま純解約する
という流れになります。
解約新規
解約新規とは、一度回線を解約して同一名義で新たに同じキャリアで携帯電話を契約することです。
普通に考えれば、一度そのキャリアを辞めているにも関わらず、短期間の間に再度そのキャリアを契約するのは不自然以外の何物でもありません。
そのため、解約直後に同一名義で同一キャリアで契約を行おうとするとキャンペーンが適用されないこともあります。
例えば、auの場合には契約を行う前月の15日~当月5日の間で、新たに契約する回線と同一名義の解約が会った場合にはキャンペーンが対象外になってしまいます。
auスマートバリュー
auスマートバリューとは、auが指定する固定回線を契約していて、そのことを契約の際にauに申告することで月額料金割引やキャンペーンが適用される制度のことです。
通称、スマバリと言います。
スマバリが適用される固定回線は以下のとおりです。
会社名 | 説明 |
---|---|
auひかり | KDDIが全国に展開する光回線。 |
auひかりちゅら | KDDIグループの沖縄セルラー電話が提供する沖縄区域限定の光回線。 |
so-net光プラス | ソネットが提供する光コラボレーション。 |
BIGLOBE光 | ビッグローブが提供する光コラボレーション。 |
コミュファ光 | KDDIグループの中部テレコミュニケーションが提供する中部地方(静岡、愛知、岐阜、三重)向けの光回線。 |
eo光 | 関西電力グループのケイ・オプティコムが関西区域で提供する光回線 |
Pikara | 四国電力のグループ会社、STnetが提供する四国区域向けの光回線 |
MEGAEGG | 中国電力のグループ会社、エネコムが提供する中国区域向けの光回線。 |
BBIQ | 九州電力のグループ会社、QTnetが提供する九州区域向けの光回線。 |
携帯乞食マンなら固定回線を利用するしないに関わらず、誰しも必ず上記の回線を契約しています。
▽ スマートバリューの条件
auウォレットプリペイドカード
auウォレットプリペイドカードとは、クレジットカード機能の付いていないチャージ式のカードのことです。
auの代金支払いで溜まったポイントをauウォレットプリペイドカードに移行したり、キャッシュバック特典としてauウォレットプリペイドカードにキャッシュバック額が入金されることがあります。
au回線1つにつき1枚発行され、利用にはauウォレットカードが届いた段階でWeb上から利用開始の手続きが必要です。
マスターカードが使えるお店ならどこでも使えますので、そのまま利用してもいいですし現金化することも可能です。
▽au WALLETを現金化する方法
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