「何度やってもiPhoneのダウングレードができない。失敗の原因はなに?」
最新バージョンのiOSにアップデートしたものの、使い勝手が悪くて元のOSに戻したいときって結構ありますよね。
iOSのダウングレードはそれほど難しい作業ではないものの、ちょっとした失敗や勘違いでうまくいかない人が多いのも現状です。
そこで今回は、そんなiOSのダウングレードに失敗する7つの原因と対処法をご紹介したいと思います。
失敗の理由さえ分かっていればiOSを戻すのは簡単ですので、是非是非挑戦してみてください!
参考記事>iPhoneをダウングレードする方法!脱獄なしでiOSを戻すには?
iPhoneがダウングレードできない原因7選!
iOSがダウングレードできない原因は、そのほとんどが人為的なミスによるものです。
キチンと失敗するポイントさえ抑えておけば後から痛い目を見ることもなくなりますので、1つ1つしっかりと確認しておきましょう。
ダウングレードできない原因1 位置情報がオンになっている
iPhoneの位置情報がオンになっていると、ファームウェアでダウンロードのプロセスを実行する際にエラーに陥りやすくなってしまいます。
位置情報をオンにしていたとしても、プロセス実行中は位置情報を検索しても居場所は分かりませんので、エラーを防ぐためにもオフにしておくのが望ましいでしょう。
位置情報をオフにするには[設定>ユーザー名>iCloud>iCloud>iPhoneを探す]から行えます。
ダウングレードできない原因2 iTunesが古い
iTunesを最新バージョンに更新せずにダウングレードを実行すると、プロセス途中でエラーになることが多くなっています。
WiFi環境にもよりますが、更新時間は10分もあれば終わってしまいますので、面倒臭がらずに更新してからダウングレードを実践しましょう。
iTunesを更新するにはPCでiTunesを開き、ヘルプ(H)の項目の中の更新プログラムを確認(C)をクリックします。
新しいバージョンのiTunesがある場合には、iTunesをダウンロードをクリックして更新します。
ちなみに、バックアップや復元作業を行う場合にも、iTunesは最新バージョンである状態が望ましいので、iPhoneを接続して作業する場合には基本的にアップデートすると覚えておくと良いでしょう。
ダウングレードできない原因3 非純正ケーブルを使っている
iPhoneとパソコンを繋ぐUSBケーブルが非純正ケーブルだと、iPhoneが正しく認識されずに作業がうまくいかないことがあります。
購入しても1,000円ちょっとの物ですので、後になってデータが消えるなどの問題を考えれば安い買い物でしょう。
また、iOSのダウングレード時以外のデータ転送等も、可能な限り純正のLightningケーブルを使ってトラブルを防ぐのが望ましいです。
ダウングレードできない原因4 ファームウェアが違う
お使いのデバイスとダウンロードしたファームウェアに相違はありませんか?
ファームウェアはモデル毎に用意されていますので、キチンと正しいものを選択してください。(ダウンロードページはコチラ)
モデル名の横に書かれた(Global)と言うアイコンは、SIMフリーモデルを指しますので、そちらも誤認の内容にご注意ください。
また、赤い×が付いているファームウェアは既にAppleの署名が停止されて、使用できないものとなっていますので、必ず緑色の✔が付いているファームウェアをダウンロードしないといけません。
人気の高かったiOS7やiOS8にダウングレードしたい人も多くいると思いますが、残念ながら現在はiOS11へのダウングレードが主となっています。
ダウングレードできない原因5 バックアップが新しい
iOSのダウングレードの最後の手順として、過去のバックアップデータから復元する工程があるのですが、そこで選択するバックアップファイルはダウングレードしたいiOSと同じか、それ以前のバージョンでとったバックアップである必要があります。
より分かりやすく説明すると、iOS12→iOS11にしたい場合、iOS11以前のバックアップデータが無いとダウングレードできないと言うことです。
そして、そのバックアップデータはiCloudでとったものではなく、iTunesでとったバックアップデータである必要がありますので注意が必要です。
ダウングレードできない原因6 DFUモードになっている
iOSのダウングレードではiPhoneをPCに接続した後、本体をリカバリーモードにする必要があるのですが、ここをDFUモードと混同してしまっている人が多く居ます。
各モードへの入り方こそ似ているのですが、リカバリーモードとDFUモードは全くの別物です。
それぞれの違いは別記事にて紹介していますが、もう一度リカバリーモードで作業しなければいけないところを、DFUモードで作業していないか確認してみると良いでしょう。
ダウングレードできない原因7 脱獄している
iPhoneユーザーの中には、プログラムを改変できる脱獄(Jailbreak)を行っている人も少なくありませんよね。
脱獄人であればご存知だと思いますが、iTunesに繋いで行う作業は脱獄済みiPhoneだと多くの場合エラーになります。
エラーの内容はリンゴループや文鎮化など様々ですが、iOSのダウングレードを安全に行いたいのであれば入獄後に行うようにしましょう。
iPhoneのダウングレードに失敗する理由 まとめ
いかがだったでしょうか?
iPhoneのダウングレードは新しい機種のiPhone8やiPhoneXでも行えますが、徐々にダウングレードで戻せるiOSも新しくなってきてしまいました。
ファームウェアがあってもAppleの署名期間が終わってしまえば仕方ありませんので、早め早めに戻すようにすると良いでしょう。
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