子供にスマートフォンをもたせる際、必ず事前に決めておいたほうが良いのが使い方のルールや約束事。スマホを買った後に持たせたことを後悔しないためにも、ここはしっかりと家族間で話し合っておくようにしましょう。
こちらでは、そんなスマホルールを決める際に是非入れていただきたいオススメのルール8選と、ルールを守らない原因や守らせ方を紹介しています。ご家庭のスマホの約束事を決める際の参考にしてみてください。
子供のスマホルール8選と注意点!
ここから約束やルールを紹介していきますが、これらをご家庭に取り入れる前にひとつ注意していただきたいことがあります。それは親の独断で約束やルールを決めずに、実際にスマホを使う子供も含めた家族間で話し合って決めてほしいということです。
こうして話し合いをすることで子供がスマホをどう使いたいのかも分かりますし、スマホの使い方に対する意識も少なからず高まります。親のエゴばかりを炸裂させずに子供の意見もしっかりと聞いてあげると良いでしょう。
子供のスマホルール1 利用時間を決める
まず最初にスマホの利用時間を決めると良いでしょう。1日1時間と決めても良いですし、宿題
+家のお手伝いが終わってから寝るまでと言うのも良いですね。
ただ、ブルーライトの影響などで寝る前のスマホ使用は眠りづらくなるという健康面の問題もあるので、ある程度早めに切り上げるなどの工夫は必要です。
【利用時間の例】
- 1日1時間
- 19時~20時まで
- 家のお手伝いをひとつする毎に30分
- 家のお手伝い+宿題が終わってから寝るまで
- 家の家事をリスト化してそれを終わらした分だけ(お皿洗い:10分、洗濯物たたみ:15分など)
子供の自主性に任せてスマホを預けたままにするのも一つのやり方ですが、親の目を盗んで布団に潜って触っていると言うこともあるかもしれませんので、利用時間外はなるべく親の目につく場所にスマホを置くようにすると良いでしょう。
いちいちスマホを毎日スマホを回収するのが面倒臭いと言う方は、時間制限アプリを使って毎日の使用可能時間を設定するのも良いと思います。
また、こちらでは普及率に併せて年代別(小学生、中学生、高校生)の1日のスマホの利用時間も紹介しています。世間の子供が1日にどのくらいスマホを使っているのかも参考にして決めると良いでしょう。
子供のスマホルール2 触らせない時間を決める
意外と見落としな部分ですが、子供にスマホを触らせない時間を決めるのも大切です。例えば、食事の際にスマホ画面ばかりを見ていればコミュニケーションが疎かになってしまいますよね。
他にも友だちと遊ぶ際には触らせないなど、いくつか触っていはいけない時間(タイミング)を決めていくと良いでしょう。
【触らせない時間の例】
- 食事中(朝ごはん、昼ごはん、晩御飯)
- 家族で話しているとき
- 友だちと遊んでいるとき
- 勉強中
- 公共施設(電車や病院、図書館の中など)
子供のスマホルール3 ながらスマホを禁止する
こちらも見落としがちな部分なのですが、ながらスマホは全て禁止にする方向でいいでしょう。歩きながら、自転車を運転しながら、人と話しながら、などなど、ながらスマホはいずれも教育に良くないですし、事故に繋がることも考えられます。
何故ダメなのかもしっかりと教えてあげ、早い段階で辞めさせるようにすると良いでしょう。
【ながらスマホの例】
- 歩きながら
- 運転しながら
- 話しながら
- 食べながら
- トイレしながら
子供のスマホルール4 課金を禁止する
最近は色々な面白いスマホゲームが登場しており、子供が夢中になるのも理解できます。その多くが無料で遊べる内容ですが、中には現実のお金でゲームのアイテムを買うアプリも存在しています。
高額課金、高額請求、高額決済、これらは他人事のように感じるかもしれませんが、割りと多くの子供がゲームに夢中になって課金してしまう現実があります。請求時に「知らなかった」では通りませんので、しっかりとこの部分についても教えてあげるようにしましょう。
iPhone、Androidは課金を出来ない設定にすることも出来るので、こちらも併せて参考にしてください。
子供のスマホルール5 パスワードでロックしない
スマホには他人にスマホ内部の情報を見られないためのロック機能がありますが、子供のスマホをロック禁止にするルールもあって良いと思います。子供にもプライバシーはあるので勝手に携帯の中を除くのは良くありませんが、見られて困るやり取りやデータは無い方が良いでしょう。
パスワードでロックしないと言うルールを作ることで「親にスマホの中身を見られるかもしれない!」と言う抑止力になりますので、これもルールのひとつとして検討してみてください。
ただ、外にスマホを持っていくことを許可している場合には、誤って紛失してしまった際にスマホに登録されている個人情報が漏れるなどの危険性もあります。
子供のスマホルール6 有害サイトにアクセスしない
子供は色々なことに興味をもつので、いけないこととは分かっていてもオカルトサイトやアダルトサイトなどに接続してしまうかもしれません。そこには教育に良くない影響を与える内容や、危険な情報が載っている可能性もあるので、そう言ったサイトにはアクセスしないように教えてあげましょう。
ただ、これはどこから危険でどこまで安全なのかの線引が難しいところですので、事前にアクセせうが出来ないようにGoogleの検索結果を制限する設定をしておくと良いでしょう。
子供のスマホルール7 SNSなどで知らない人と繋がらない
LINEやTwitter、Facebookなどで、知らない人と繋がるのは危険なことだと教えてあげましょう。実際にこれまでに色々な事件も起きていますし、今後もそれらは起こりうるでしょう。
余計なトラブルに巻き込まれないためにも、顔も知らないような人と友だちになるのは禁止にしたほうが良いと思います。
子供のスマホルール8 悪口を書き込まない
最近ではラインのメッセージを既読スルーしただけで、グループ内で叩かれたりイジメられると言うことがあるようですが、そういったキッカケを作ってしまわないためにも、悪口の書き込みは行わせないようにしましょう。
相手の立場に立って考えることを教え、自分の書き込んだメッセージで誰かが不幸になるような投稿はいけないことだと気付かせてあげると良いでしょう。
スマホルールを守らない原因と約束を守らせる方法は?
「決めたルールをしっかり守る!」と約束したにも関わらず、気がつけばそんなルールは元から無かったかのようにスマホに依存している子供も少なくありません。と言うより、そういった子供のほうが多いくらいでしょう。
スマホを持たせる前に約束したはずなのに、何故ルールを破ってしまうのでしょうか?
私の経験から先に結論をお伝えすると、子供がスマホの約束やルールを守れないのは親の責任であることが非常に多いと感じます。
私はもともと携帯ショップのスタッフなのですが、長年働いてる中で「子供がスマホから離れない」と言う相談を数え切れないくらい受けてきました。最初の頃は「持たせる前にきちんとルールや約束事を作らなかったんだろうな~。」と思っていましたが、話を聞くとそういう訳ではありませんでした。
そういった親御さんが口を揃えて言ったのが「ルールは持たせる前に作っていたけど、結局守らないから諦めた。」と言うものです。
もちろんルールを守らない子供が悪いのですが、ルールを破った時の対処をきちんと行えていない親にも大きな原因があると思いませんか?ルールを破っても何も行なわなければ、いつしかそれが当たり前になり、ルール自体無かったことになってしまいますよね。
ですので、スマホのルール作りに力を入れるのも良いですが、それらを破った際には必ず罰を与えるようにしてください。少しくらいならいいやと言う曖昧なものではなく、少しでもルールを破れば罰を与えるという姿勢を見せることで、子供も自然とルールを守ってくれるようになるはずです。
そして、その罰は予め子供にも伝えておくとより効果的です。罰はどんなものでも構いませんが、最も効果があるのはスマホの没収でしょう。『ルールを破ればスマホを1週間取り上げる』と事前に決めておけば、ルールの範囲内で使用してくれるはずです。もちろんルールを破った場合は本当に取り上げてくださいね。
少し可愛そうな気もしますが、このようにキッチリと罰を与えることでスマホ依存を防げますし、ルールは守らなければならないものだと覚えてくれるはずです。
子供のスマホルール まとめ
いかがだったでしょうか?スマホを利用するルールを作ることも大事ですが、ルールを守らせることもそれ以上に大事でしたね。子供のスマホを取り上げるのは心が痛むかもしれませんが、そこは心を鬼にして約束を守ることの大切さを教えてあげてください。
こちらのブログでは、この他にも子供がスマホを使うにあたって知っておいたほうがいい情報や、行っておきたい設定を画像と共に紹介しています。後から痛い目を見ないためにも、併せて参考にしていただければと思います。
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